空色のきもち

晴天の日も、雨の日もあるけれど、好きなものと一緒に毎日を過ごしています。

『計画と無計画のあいだ』

2016-02-28 16:48:14 | 本の森
『計画と無計画のあいだ』三島邦弘 を読む。

昨日講演を聴いたミシマ社さん、社長の本。

講演の最後に「物販します」
「一人一冊は持って帰ってほしい・・・」←本音だろうな(笑)

え? 図書館行事なのに? 公共施設で物販?

ちょっと驚いた。

取り扱う書店からの書店員さんと、
ミシマ社の社員さんが接客していると思われた。

ブックガイド的本を眺めていたら
「ぜひお手に取ってみてください」と実に積極的に声をかけてくる。
「この本は、こういう使い方もできます」
「こういう楽しみ方もできます」
「あと、こういう仕掛けもあるので、読み物としてもおもしろいです!」
最初は女性の方とお話ししていたのに、もう一人、男性まで混ざってきて力説。
なかなか思い入れのある様子。

その説明の中に出てきた
「全国の書店員さんの、手書きPOPが・・・」
三島さんが講演の中で何度も口にしていた
「熱量が・・・」「原点が・・・」「原点回帰」「車の両輪が」
「一冊入魂」「『おもろい』が共通点で・・・」
限られた時間のなかでその思いをすべて聞き取る、
もしくは(三島さんが)話し切るのは少し難しいように感じたけれど
『計画と無計画のあいだ』を読んで
この話がしたかったんだな、と腑に落ちたことが多数。
昨日お話ししたのはこの人だったのだろうか・・・とか。


私としては、若いころまさに書店との直取引の窓口業務をしていたこともあり
それがどんなことか想像がつく面もある。
営業が足で稼いで注文とってくる、のも垣間見ていた。

そんなバックグラウンドがあることも、
小さな出版社や、街角の本屋さんに惹かれる一因でもあるんだろうな。

大型店舗も利用するし、某密林だって便利だし
図書館だってバリバリ利用するけどね!

ともあれそんなふうに、
一つのイベントから広がっていくあれやこれやもあるのだなぁという実感。

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