空色のきもち

晴天の日も、雨の日もあるけれど、好きなものと一緒に毎日を過ごしています。

『ちょっと今から仕事やめてくる』など お仕事系読書

2015-09-17 21:31:17 | 本の森
お仕事系の本をいくつか。専門書ではありません、悪しからず。

『ワーカーズ・ダイジェスト』津村記久子



こちらはデザイン会社・事務系のお仕事。
32歳、仕事も人間関係も、少しずつおかしくなってきていても
修正は不可能じゃない、お話、といえるかしら。
自分を甘やかすことも、少しは必要なのかな~
あんまり、自分で自分を叱咤激励しすぎるのもなぁ・・・
という、ほどほど、適当、っていうのも大切だな、という本。



『校閲ガール』宮木あや子



出版社・校閲のお仕事。
だれもがみんな、自分の思い通りの仕事について、
夢を追い求めているわけではない。
そんなことわかってる・・・・
夢見た場所はここではないけれど、与えられた仕事はきっちりかっちり!
なんか共感w

 

『エンジョイしなけりゃ意味ないね』朝倉かすみ



物流会社・貿易事務。
「できる女」はとっくにクリアして、次は「格好良さ」と「大人」を目指す37歳。
好きが高じると、どんどん高みを目指すようになっていく・・・のか?
目指す高みが「腹筋」って、どんなことだろうww



『ある日、アヒルバス』山本幸久



バスガイドさん。
ちょっと前にTVドラマでやっていた「アヒルバス」。
ドラマの主人公はリストラにあった40女役の藤原紀香が主人公でした。
そして、バス会社の社長が愛之助w
本ではバスガイド5年目のまだ若い秀子が主人公。
うざい客も、かわいい客も、みんなまとめてガイドしてます♪
好きな仕事って、無自覚で打ち込めるものなのかも、って
そんな初々しさがまぶしい・・・



『ちょっと今から仕事やめてくる』北川恵海



本屋さんで平積み、よく目立ちます。
ちょっとドキッとするタイトルではあるよね・・・
ブラック企業にこき使われて、心身ともに衰弱した隆。
憂鬱な1週間を繰り返し、無意識に線路へ吸い込まれそう・・・・(ヤメロ!!)
なところを、「ヤマモト」と名乗る自称同級生に助けられる。
コイツ本当に同級生??

だれでも、誰かの「ヤマモト」になれるかもしれない、
そんなちょっとした希望とともに。
本当につらい時には、「逃げる」というのも、選択肢にある、ということを
心の片隅に置いておいてほしいようなニュースが、溢れすぎている昨今。
どちらにしても、選択する、というのは勇気と決意がいること。
そしてもちろん、安易に選択するのではなく一生懸命考えてみる、ということも忘れずに。

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