クラブボクシング@ゴールドジム湘南神奈川

普通、湘南辻堂といえばサーフィンなのにボクシングでひたすら汗を流すオッさん達のうだうだ話!

幸せと不幸せの境界線

2020年11月20日 | ちっちゃいおっさん
 

久しぶりにボクシング的なお話をひとつ。


コロナ禍にあっても生きていくためにはせめて仕事したふりくらいしないと。



昨日、取引先とのアポに遅れそうなので、地下鉄溜池山王駅構内の複雑なコンコースを小走りに駆けていました。


小春日和で少し汗ばむ陽気。スーツを着て鞄を持ちながら息を切らすこともなくコンコースを駆ける私。



このタフさはやはりボクシングや走り込みの成果だなあ。


さてさて、その長いコンコースの中程で、右足を下ろしかけ着地する瞬間に、寿命が尽きる前の緩慢に動くゴキブリくんが視界に入りました。



旬のゴキブリくんはご存知の通り、丸めた新聞や雑誌で叩こうにも気配で巧く距離を取ったり、と思えばたまにステップジャブらしき好戦的に反転してきたり。


ゴキブリくんは我々をビビらせる存在です。


が、しかし。


今日のゴキブリくんはもう風前の灯火。



私が仮にその右足を下ろすと、靴底中央から踵の何処かで、黒艶を失った甲羅を間違いなく完全に踏み潰し、容易く圧死させるどころか、溜池山王液コンコース床の紋様の一部とさせることは必至です。


ここで私、


それまでのリズムでは完全に踏みつけるはずのゴキブリくんの眼前数センチに右つま先を着地。


そしてさらに左脚に力を込め、右足をもう半歩前に踏み出し、ゴキブリくんを踏まずに済みました。




これはサウスポーの私が好きな、

ステップジャブのフェイントです。


リングではなかなか難しいものですけれど。


右ジャブを打つと見せかけて打たない、右足を踏み込みと思わせて踏み込まない。


右足を前に出し、打つと見せかけ打たない。その直後に打つ。


この連携は考えてもなかなか出来ません。



が、しかし、図らずしも本日、ゴキブリくん相手に日頃の鍛錬の一端を確かめることが出来ました。


ふつうのオヤジであれば不意にそのリズムやスピード、歩幅は変えられないのですから。


さて、私の日頃の鍛錬と機転により圧死を免れたゴキブリくん。




タコせんべい如くならずに済んだゴキブリくん。


あ~よかったね。


と思ったのも数秒。


私の後に来たベビーカーに呆気なく潰されちゃいました。


ベビーカーを押してたマスク着用の金髪ヤンママとマスク着用の茶色アイパーみたいなヤンママの母は下品に喚き散らすように闊歩闊歩~。



ゴキブリくんを踏み殺したのに気づいてませんでした。


あ~


なんということよ。


あ~



幸せってなんだろう?

運と不運の分かれ目はどこにあるのだろうかとしんみりと取引先へ向かったのでした。


茅場町三丁目の老舗鳥料理の「やきとり宮川」

2020年11月20日 | ちっちゃいおっさん

ネタ不足のため昨年を思い出してひとつ。


とある日、仕事次いでにぶらりと日本橋は茅場町三丁目の老舗鳥料理の「やきとり宮川」でお昼を頂きました。




住所は日本橋茅場町ながら、どちらかと言えば八丁堀経済圏に位置するこの場所、鳥問屋があることから、「宮川」のみならず「鳥徳」や「とり健本店」など有名なやきとり店がひしめいて切磋琢磨しており、街全体が活気づいています。


お目当ては「からあげ」です。次回は「もつ丼」がいいなあ。


暖簾をくぐった11:1540席ほどある店内はこの時間でほぼ満員。




私がオーダーする頃は既に行列が出来るほどの賑わい。


ボリューム、味、値段を勘案すると賑わうのは至極当然と言えます。


薄塩できちんと下拵えされた新鮮で柔らかな若鶏を独自の薄い衣で、カリッとカラッと揚げてくれます。


その数五つ。油切りも丁寧になされ、まったく脂っぽくありません。




薬味のたくさんの長葱を宮川独特の酸っぱいつゆにドバッといれ、そこに柔らかく香ばしい唐揚げを浸けて、「あ~酸っぱい、あ~、でも塩っぱい!」と叫びながら、その絶妙な味のバランスに舌鼓を打つのです。


箸休めは程よい甘さに漬かったタクワンで、これが酸味と塩味に飽きた舌に上手く中和するのです。


鳥の骨をコトコトと長時間煮込んだスープは滋味に溢れ、身体の芯から毒素が抜けて疲れが癒されるようです。


ちなみにスープがふたつあるのは、一杯目は鳥が揚がるまでの繋ぎのサービス。二杯目はテーブルに唐揚げが置かれてからのもののようです。


ごはんのお代わりも自由ですが、5ピースの唐揚げと2杯のスープでもうお腹がいっぱいで、とてもじゃありませんがもう食べれません。



この料理を「酸っぱい宮川」と名付けかれこれ20年間、月一回ほど足を運んでおりましたが、この一年ほど伺える機会も作れず、今でもご盛業かどうか心配しています。


来週あたり覗いてみよう。

あ、まずググって確認しよっと。