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そのとき見る幻覚

2009-03-09 | 子供のこと
初めての子供を生んだ日、白昼夢のような幻覚を見ました。

空から下がるたくさんの鎖。
その片隅の鎖の先に新しい鎖がひとつ繋がる。
ずっと上の方、一万くらい上は一つの鎖になっていてそこからたくさんの鎖に枝分かれをしている。
私はこの鎖に一つ繋ぐことができた。
今まで繋げてきた人がいる。
これから先もこの鎖を繋げて行ってくれる人がいる。

何か大きな満足感とともに見た幻覚でした。
自分だけのことと思っていたのであまり人に話したりはしませんでしたが毎日かあさん5の中で、見たものは違っても同じようなことを描いてあるのでびっくりしました。
初めての子供を産んだときに似たような体験をしている人もいたのですね。

子供を産むというのは命を懸けた女性にしか出来ない大事業です。
産婦人科に勤務経験のある看護師の友人と話をしたとき、

お産は何があるか分からない大変なこと。
死産や命に関わるケースもあった。
産婦さんは全身の力を振り絞って子供を産む。
今は夫の立会いも多くなったけど、あれは女の戦場だから立会いはどうかと思う。
男性は自分では成す術が無いこんなとき、祈るしかないと思う。

そんなことを言っていました。
私の母方の祖母も、六人目の出産の際に亡くなっているそうです。

大きな事業を成し遂げた後だからこそ、このような幻覚を見るのかもしれません。
もしかしたら自分の命に関わるかもしれない。
その時は子供だけは助かって欲しい。
そう考えていたことを思い出しました。



絵はラファエロの聖母子像から。