そして、神様は、その日を起点にして、霊界と肉界で同時に計画を実践なさることができたという事です。すなわち、霊界と呼応しうる基盤、初めて神様が闘うことができる基盤が築かれたという事です。このように勝利の基盤が築かれたために、ここに一致する家庭的基盤、氏族的基盤、民族的基盤、国家的基盤、世界的基盤のみ築いておけばいいのです。
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イエス様が、イスラエル民族の反対で、全体的な使命を完成なさる事ができず、楽園に行かれて霊的にイスラエルを収拾して、霊的父母の立場に立っておられたのと同様に、世界的な勝利の版図を地上に築く事ができるときがいつかというと、四年路程であるという事です。この四年路程の間に霊界と肉界が一致して、勝利の起点を立てる日には、全世界の人類が楽園以上の霊界で行軍する事ができる時代的な恵沢圏内に入るというのです。
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ところで、このような歴史過程を経ていくのにおいて、来られる真の父母は、個人的な十字架を背負うべき段階から、世界人類の十字架を代わって背負うべきであり、家庭的な十字架を背負うべき段階から、世界的人類の十字架を代わって背負うべきであり、氏族的、民族的、国家的十字架を背負うべき段階でも、世界人類の十字架を代わって背負うべきなのです。
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イスラエル民族の歴史を見ると、ヤコブはエサウとの個人的な闘争で勝利したために、個人的な復帰の条件を立てる事ができました。そうしてから、ラバンの家に行き、天が協助する中で、家庭的な戦いで勝利したために、家庭を見出す事ができました。その後、ヤコブの後孫は、民族を形成するため、サタン世界であるエジプトに入りましたが、彼らは、そこで天の協助で救い出されて出てきて、カナンに入る事ができ、カナン七族を滅ぼす事ができました。このようにイスラエル民族は、カナン復帰路程40年を経ていきながら、初めてサタン世界に対して攻撃する事ができました。
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40年荒野路程以前には、三日路程がありました。イスラエル民族は、三日路程を経た後に、初めてカナン復帰をする事ができたのです。そして、イスラエル民族は、カナンに入っては、また40数を探して立てなければなりませんでした。復帰摂理がこのような路程を経てきたために、今まで先生も40年路程を経た後、三年路程を歩まなければならず、四年路程を歩まなければならないのです。それで、我々が三年路程と四年路程を合わせれば、七年路程になるのです。
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このような過程を経てこそ、初めて復帰歴史を終結し、天の主権を立てる事ができるのです。イエス様も、本来は33歳から7年路程を歩んで、神様が願う父母の基準を立て、そこから万物復帰の基準を立て、40歳にすべてを終結して、天のみ旨を成すべきでした。これが、イエス様の使命でしたが、イエス様がこのみ旨を成しえず、十字架に亡くなることによって、このみ旨はそのまま残るようになりました。
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それで、再び来られる真の父母が、内的外的な闘いに責任を持たざるをえないので、40年準備期間、あるいは、闘争期間を経ていくのです。外的に40年準備期間ですが、内的には闘争期間であったのです。こうして、霊的に勝利の基盤を築いて、初めて地上に霊肉を合わせた実体的な基盤を築く事ができる土台を備えたのです。
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真の父母が中心になっていく三年路程を経て、万物復帰の期間、すなわち、四方性を備えるための四年路程を経なければならないのです。それで、七年路程として蕩減復帰を終結していかなければならないのです。真の父母を探すまでは、歴史路程についてみると、三年路程、四年路程、40年路程は短い路程ですが、歴史的なすべての悲しみを全体的に蕩減復帰する期間であり、歴史的な無念さを総体的に蕩減復帰する期間であり、歴史的な十字架を全体的に蕩減復帰する期間です。歴史的なすべての悲しみと苦痛と無念さにも屈服されないという、絶対的な基準を立てずには、真の父母の日、真の父母の勝利の日は、迎える事ができないのです。
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