実はあの口コミが口コミを呼び、超大ヒット
したインド映画「RRR」は色々あり、つい先日
まで未見でした。
正直に言えば浅はかにもインド映画というだけ
で少し油断していた疑惑も。
観た人ほとんどが大絶賛をしていたというのに。
でもそんな「RRR」でしたがIMAXシアターで
上映するというのでこの機会に観てみようと。
今回に限っては通常の映画館で観なかったのは
我が人生でも最良の部類の選択だったかも。
元々素晴らしい作品なので、IMAXシアター
の威力で映像と音に少しブーストがかかり
これはもう今まで体験した事のないレベルの
エンタメ映像作品となりました。
誰かが映画RRRを評して見るエナジードリンク
と表現していましたが、今となってはその表現
に100%同意です。
今まで見た映画の中で、これほど熱量のある
パッションに満ち溢れた映画があっただろうかと。
エンドロールで出演者達が踊るのはインド系映画
のお約束なのは知ってましたが、まさか監督まで
出てきて踊り始めるというのは想定外でしたし。
RRRはここぞという時の、やけに情報量が多い
奇想天外な繋がりのするビジュアルとアクション
が完全にツッコミレベルなのですが、遥かに予想
を超えてきているので、逆に快楽度数が限界を
突破し何度もリピートしたくなって癖になって
しまうという、半端ない中毒性がヤバかったです。
あとやはり何千人ものエキストラを動員できる
インド映画ならではの力技は、CGだけではない
という凄みも。
個人的にはインド映画で気になってしまう事も
あるダンスシーンも、今回の映画では気になり
ませんでした。
過去の歴史を踏まえつつ意外性にも富み、万国
共通で感情移入もし易い勧善懲悪のシナリオ
構成もお見事でした。
なので3時間ぐらいの長い映画だったのに、途中
全くダレる事がないというのは奇跡的でした。
察するにこの映画は迫力ある映像表現をその場の
思いつきや勢いだけで作っているのではなく
脚本も含め相当時間をかけて制作し、更に撮影も
しているのではないかと。
この辺は人口が多く社会的に人々が求めるエンタメ
としての期待値も大きく、映画産業がまだ熱いと
いうインドの素敵な映画環境も大いに関係がある
気がします。
映画RRRでは作り手達の作品にかける熱量、情熱
がスクリーンを通しても伝わってくるのでそれが
国の違いなど問わず、人々の心を打つ素晴らしい
映画となっている理由の一つなのかもしれません。
なのでこの監督の次の作品が早く見たいのですが
何やら過去作もとても評判がいいみたいなので
まずそちらを見てみようと思います。
とにかく二度見三度見は当たり前の傑作映画なので
4k HDR、Dolby Atmosで家でも鑑賞したいし
この作品に限ってはNetflixやアマプラ、U-NEXT
などではなく4k HDR Blu-rayディスクで観たい
ので出来るだけ早めに発売をお願いしたいです。
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