遂に発売となったSX 300。果たしてこれは進化なのか？SPIN順位は何位に？。[テニエンス] No.42
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今回のテニチューブさんとウインザーテニス
チャンネルさんの動画のお題はつい先日
ダンロップが発売を開始した新SX300で
新旧を直接比較して進化の確認もするとか。
これはとても興味深い企画です。
さっそく見てみることに。
〜動画視聴後〜
今回の2022版で色々と手が入れられて
機能がアップデートされたという新SX300
の一番の注目点は、やはり唯一無二という
スピンブーストテクノロジーになるようです。
でもラケットトップ部分のグロメットで
ガットの動きを一部制限しようとすれば
するほどガットの動きが減りインパクト
時のたわみが少なくなりスピン性能は
下がるのでは？というのが道場氏の
見解のようですね。
ただいかにもスピンブーストというと
スピンが爆発的にかかるような名称で
誤解を生んで？しまいがちですが単に弾道
補正機能、というのなら今度の新作の方が
より有効になっているはず、ということの
ようです。
それにしてもそのSX300のスピンブースト
弾道補正機能なのですが、ほぼ常にボールを
真で捉えられるようなテニス上級者や選手に
とって絶対に必要な機能？という素朴な
疑問も。
このような方達にとってはあってもなくても
たいして変わらないような。
それならグロメットでガットの動きを制限する
のではなく単純にホール径を大きくするなど
した方がガットの撓みが大きくなり性能が
向上し、素直に初心者から上級者までメリット
を享受できるような気もしたりして。
その辺はどうなんですかねぇ。
でもSX300しかないという売りの機能
トロフィー的な象徴的意味で今後も必要
なものなのでしょうか。
あと地味にスリクソン時代から続く例の
シャフトのところの溝が今回から浅くなった
とのことですが、より他社のライバルに負け
ないようパワー系ラケットにシフトしていく
中で引き続き今後も絶対に必要な機能なの？
というのも。
そして今回からラケットフェイス形状も少し
だけ縦長に変更されていた、というのは意外
でした。これもパワーアップなどのための改良
なのでしょうか。
その辺を具体的にデータで検証している
ウインザーテニスチャンネルさんの方の動画も
チェックしてみました。
まずデータによる新旧スコアの比較よりも
新SX300の方がガットの間隔が広くなった分
同じテンションで張っても面圧が下がったので
同じようにするには2〜3p上げて張った方が
良いというストリンガーの方のお話は今まで
このような動画になかった情報で、とても
有益でした。
新旧のデータによるスコア比較では新モデル
の方が安定して出ているというのを確認する
ことができましたし、新作の方がフレーム剛性
が高くボール離れも早いということのようで
今回からしなり感は減り、ライバルラケット
で言うとピュアドライブ寄りからピュアアエロ
寄りになり、より対決姿勢が明確化されたと
いうことでしょうか。
カラーリングのデザインもイエロー感が増し
イメージも近い感じになりましたし。
どうやらSX300の新作はラケットしての性格が
かなり変わってしまったようで、スリクソン
時代の特色を色濃く残していた？前モデルを
好んで使っていたような人は、もしかしたら
フルモデルチェンジ化された弊害で違和感を
強く感じてしまうのかもしれません。
個人的に色々と感じたのは、新SX300の
モデルチェンジによる大きな変化は今まで
一部の人だけが使うちょっとマイナーな
ラケットから脱却し、より多くの人に好まれ
売れるようなメジャーなラケットへの前向き
で良い変化ではないかと思いました。
TOURの方がいいのかノーマル版が良いのか
まだ結論は出ませんが、いづれ近いうちに
試打も含めて実際に確かめてみるつもりです。
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