早朝。
会社に行く途中、雀のひなが歩道の隅でバタバタしていた。
巣から落ちたのだろうか。
拾う気にはなれなかった。
自然界は厳しい。巣立ち前に巣から落ちたのであれば
きっと戻れはしないだろう。
猫に捕らえられるか、カラスに食べられるか。
あるいは違うのかもしれない。
巣立ちの練習で、飛んで巣に戻るのかも。
よくわからないまま、自分は駅へと歩く。
死ぬなら死ぬし、生き残るなら生き残るだろう。
それはほんの偶然であって、自分自身も、いや、すべての命は
災害から、戦争から、病気から、事故から、
生き残れるか、生き残れないかは自分では決められないことなのだから。
会社に行く途中、雀のひなが歩道の隅でバタバタしていた。
巣から落ちたのだろうか。
拾う気にはなれなかった。
自然界は厳しい。巣立ち前に巣から落ちたのであれば
きっと戻れはしないだろう。
猫に捕らえられるか、カラスに食べられるか。
あるいは違うのかもしれない。
巣立ちの練習で、飛んで巣に戻るのかも。
よくわからないまま、自分は駅へと歩く。
死ぬなら死ぬし、生き残るなら生き残るだろう。
それはほんの偶然であって、自分自身も、いや、すべての命は
災害から、戦争から、病気から、事故から、
生き残れるか、生き残れないかは自分では決められないことなのだから。