いつかあの青空の心に

少年のころ見上げた、あの青い空。澄み切ったあの空のような心になりたいと願った。その心に近づいているのだろうか・・・

ふと立ち止まる

2004年10月16日 | 考える
暗闇の中、ふと立ち止まる。
意識の時間軸を過去へずらす。

僕は何を求めて生きてきたのだろう。
そうしてその結果、何を得たのだろう。

いくつもの叶った想いと、
叶わなかった想い。

自信がなくて消えてしまたいような日と、
すべての空間を支配したような
どこまでも広がる意識、晴れ晴れとした日。

がんばってがんばって、努力が報われた日と、
すべてが徒労に終わってしまった日。

そこに自分がいるが、ここにも自分がいる。
異なる時間に少しずつ異なる自分が存在している。

時間軸を現在にずらす。
どうしてここにいるのか。
現状に満足しているのか。
今後どうしたいのか。
今できることは何か。

流れの中に「現在」をさらす。

このままだとどうなるのか。
劇的に何かが変わることがあるのか。
何を新しく始めるべきか。

時間軸を将来にずらす。

そこにはどういう自分がいれば幸せなのか。
心の境地は進んでいるのだろうか。
幸せだと言えるのだろうか。
がんばってきたと、胸を張って言える自分がいるのか。

答えのない時間旅行をしながら、
今日も何かを見つけたい。

ふと立ち止まって後ろを見る。
足元を見る。
もっと先を見る。

そこには何が見えるのだろう。
いや、見えない。何も見えてこない。
確固たるものは、自分の足跡しかない。
でも、それでもまた明日、自分の一歩を踏み出すしかない。
そのとき、見えないけれども感じるのだ。
自分しか見えない暗闇の中に、
自分と同じように確かな一歩を踏み出そうとする誰かの姿を。
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