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夜半過ぎから降り始めた雪が朝になっても降り止まず、午前中いっぱい湿った雪が降り続き、園庭の木々をはじめ見慣れた景色も一転、一面真っ白な幻想的な姿に変わりました。まさに子どもたちが歌ってくれる「ぱらぱらおちる」の歌詞そのものですね。
ぱらぱらおちる ゆきよゆきよ
ぱらぱらぱらと なぜおちる
はのないえだに あたたかそうな
まわたのふくを きせるため
そんな今日は、降りしきる雪の中、下館小学校を訪問させていただきました。玄関で待っていて下さった教務主任の先生にご案内いただき、1・2年生のクラスを見学させていただきました、低学年のクラスは年に数回程度らしいのですが、最初にお邪魔したお部屋ではアシスタントティーチャーよる英語の授業でした。それから順番に訪れたそれぞれのクラス毎に、算数、国語など違った教科を小学生たちが真剣に勉強していました。どのクラスにもこの幼稚園の卒園生がいて、後ろのドアをガラガラと開けると、こちらに気づいてニコッと笑ってくれました。1年前には、今日のとり組さんたちのように、勉強するお兄さんお姉さんたちの後ろに立って見学していましたね。それが今や先生の質問に手を挙げてちゃんと答えられるようになりました。一年の時の重みを思わされます。どのクラスでも授業やクラスを見る園児たちの眼差しは真剣そのものでした。もうすぐこの席に座るんだものね。国語の授業、先生の声に続いてみんなで音読する時に、思わず声を一緒に出していた幼稚園のお友だちもいましたね。一足早く小学生になった気持ちになってしまったのかもしれませんね。本当の小学生になるのももうすぐです。校長先生にもご挨拶しました。「はるになったらよろしくおねがいします」ってね。下館小学校の皆さま、今日は園児たちを暖かくお迎えくださりありがとうございました。春から子どもたちのことをどうぞよろしくお願いいたします。
小学校の見学もドキドキしたと言っていました。
「校長先生のお部屋にも行ったよ。校長先生ってね、ちょっとエラそうだった。」
「当たり前さー!校長先生って、学校で一番偉い先生なんだよ~!でも、みんな優しい先生なんだよ、大丈夫、安心さ。」
「そうなのか~!」
帰って来てから、息子とこんな会話をしました。
幼稚園から小学校という、全く異なる環境にドキドキしていたようですが、見学させて頂いてどんなところなのかが本人なりにイメージがつかめてきたようです。
今日ははな組さんとつぼみ組さんとプレゼント交換をして帰ってきたのですが、小学生になるドキドキワクワクの嬉しさとはうらはらに、みんなとお別れする日が近づいてきているという現実にちょっと耐え切れなくなったのか、帰って来て泣いていました。「あぁ、みんなとお別れなんてさみしい。先生ともお別れなんて嫌だな。みんなと会えなくなっちゃうなんて嫌だよ。」と。
せっかくもらったプレゼントも「(もらったプレゼントを)見るとお別れを思い出して辛いから。」と、私のところへ持って来ました。
別れもあれば、新しい出会いもあります。
今の息子には新しい出会いにピンときていないかも知れませんが、きっとわかる日が来てくれると信じています。