
今春初めての鶯のさえずりが聞こえる暖かな朝になった今日は、この1カ月余り、幼稚園でみんなと一緒に過ごしていた鮭の稚魚の旅立ちの日になりました。遠く北洋に向けて、これから長い長い旅に出る鮭をみんなで見送るために五行川まで行って、秋にみんなで鮭の遡上を見た「鮭おかえりな祭」の場所で、今日は「鮭いってらっしゃい」をしてきました。
お日さまが穏やかに射す絶好のお散歩日和、ようやく花を咲かせたホトケノザやヴェロニカ(和名でオオイヌノフグリなどと可哀相な名を付けられていますね)が地面から背伸びをして太陽の光を浴びようとしている様子や、ピンクに膨らんだ梅の蕾や、野鳥たち(なんとカワセミもいましたね)を見たりしながら歩きました。歩きながら、先日近藤信子さんに教えていただいたわらべうたの「でんでらりゅうば」を誰からが口ずさむと、みんなも一緒に「でんでらりゅうばでてくるばってん、でんでられんけんでーてこんけん~」と唄いだしたのには驚きました。ゆったりと春のお散歩を楽しんでいるうちに、目的の場所に到着しました。
ひと月余りの間に随分大きくなった稚魚が入ったカップを手に川辺に並んで、「いってらっしゃい」「バイバイ」「さようなら」とそれぞれにお別れの言葉を言いながら、鮭の稚魚を水の中に帰してあげました。殆どの鮭はすぐに川下へと泳いで行き姿が見えなくなりましたが、中にはいつまでも子どもたちの近くから離れようとしないものもいて、そんな稚魚に「うみはこわくないよ」と声をかけてあげているお友だちもいましたね。何年か経って大きく成長した鮭が大海から再び産卵のためにこの場所に戻って来る時、幼稚園のみんなはどんなお兄さんお姉さんになっているのかな。「おれよねんせいだよ!」と感慨深げな声がとり組さんから聞こえてきました。みんなの旅立ちの日もいよいよ近づいてきましたね。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます