老いの途中で・・・

人生という“旅”は自分でゴールを設定できない旅。
“老い”を身近に感じつつ、近況や色々な思いを記します。

アスリート・ファーストにならないオリンピック

2018年02月16日 19時56分53秒 | 散歩中に見かけた風景
 現在韓国の平昌で冬季オリンピックが開催中ですが、こちらは暖かい部屋で4年ぶりの色々な競技を楽しんでいます。

 今回は時差のない隣国での開催という事で、リアルタイムの報道を楽しみにしていましたが、そうはいきませんでした。
楽しみにしている競技は午前中や、午後遅くに競技が始まり、ヨーロッパやアメリカで開催されているのかと勘違いするような状態です。

 例えば、フィギュアスケートは朝早くからの競技開始で、この時間帯の競技に慣れていないのか転倒する選手が目立ちましたし、可哀想なのはジャンプ選手でした。
夜の10時頃からの開始ということで、屋根もなく強風で雪が直接に当たる見るからに寒さが厳しそうなジャンプ台の上の方で毛布を被りながら順番を待っている選手や、酷い人は風の状態が悪くスタート待ちの状態が続き、体をブルブルと震わせている様子が写っていました。

 この様子を見ると、オリンピックはアスリート達がこの4年間に切磋琢磨して磨いてきたものが最良の状態で発揮できるスポーツの祭典というよりも、TV放映料が入り易い商業主義で運営されていることが改めて判ります。

 2020年に東京で開催されるオリンピックでも同じように、アスリートファーストではなく欧米の人がライブで見られる時間帯での競技運営が予想されますが、余りにも商業主義が目につくオリンピックは段々と魅力をなくして行くでしょう。(まさ)