(今日は夕方から神戸に飲み行っていて先ほどき帰宅。書き込みが遅くなりました)
うまい(塾寝)に関連して、睡眠について考えていると、“深く眠っているさま。熟睡するさま”を表す言葉として「ぐっすり」という言葉があることに気付きました。
この言葉に関して、何と「good sleep(グッド・スリープ)」の略だという説があるようで、驚きました。
これに関しては<日本語、どうでしょう?>に面白い説明がありましたので、紹介します。
『「ぐっすり」の語源は英語の「good sleep(グッドスリープ)」の略だという説が、かなり広まっているようだが本当かという質問を受けた。
残念(?)ながら「ぐっすり」は江戸時代からある正真正銘の日本語なのである。『日国』には、「ちゃんと爰(ここ)へ来てグッスリと寝て」という『清書帳』という雑俳の例が引用されている。
『清書帳』の刊行年は享保10(1725)年なので徳川8代将軍吉宗の時代である。その時代に「good sleep」はないであろう。
では、本当の語源は何かと聞かれるとにわかに怪しくなる。昭和初期の辞書『大言海』には、「クヅチ」すなわち「鼾(いびき)」の転だとしているがちょっと信じがたい。結局語源ははっきりしないのである。
ただ、「ぐっすり」には深く眠るさまという意味だけでなく、「其身六十にあまる比(ころ)は、人も知る金持となりしを、ぐっすり息子に譲り」(黄表紙『即席耳学問』)のように「すっかり」「そっくりそのまま」といった意味の例もあるので、なにか「じゅうぶんなさま」を表す語から生じたのかもしれない。確かに「ぐっすり眠る」も浅い眠りではなく熟睡状態をいう語ではある。』
更に、<Good Cross>では、
『江戸時代(1871年)に作られた歌舞伎の演目四十七石忠矢計(十二時忠臣蔵)には「又ぐっすり呑めるぜ、おい旦那は御如在がねえな」という台詞があります。こちらは「十分に」「しっかり」という意味で使われているようです。』
ということで、「すっかり」「しっかり」という意味から派生して「ぐっすり寝る」=「すっかり寝る」「十分に寝る」という使われ方をするようになったと考えられるようです。
尚、英語の「good sleep」由来説については、「そもそも「Good Sleep」という言葉は無いそうで、正しくは「Have a good night's sleep.」と表現するそうです」<市田商店>という説明もありました。
また、最近TVでよく耳にする言葉に「寝落ち」というのがあります。
新しい言葉らしいですが、WIKIPEDIAに拠ると、“睡眠欲に抗えず何かの行為の最中に睡眠に入ること。特にオンラインゲームやSNS、電話などの最中に寝てしまうことについて言われる”とありました。
また「寝落ちもしもし」とか「寝落ちモチモチ」とかいう言葉もあるようですが、これは夜遅くに電話をしながらその最中に眠りに落ちてしまう事を言うようです。
寒い時期なので、「寝落ち」には要注意です。(まさ)
(昨夜の食事)
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寒い時は鍋物が一番
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今日の鍋は合鴨の寄せ鍋風
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