全容が見えず、そしてむやみ(と思える)に忙しくなってしまった親の中に、一見希望のように見えた「オーガニック信仰」。
これにもし嵌ってしまい、必要な療育や医師の診察というプロセスを飛ばしてしまったら、どんなマイナスが生じるのか。
発達障害のお子さんの中には、感覚過敏、味覚過敏を持つケースも多く、
特定の食材以外は受け付けないという事も良く聞きます。
偏食傾向があったりもします。
外国での障害者本人だったと思いますが、プリングルスのポテトチップスしか食べない、という話もあったんじゃないかな。
こうした場合、バランスの良い食事を摂らせようとして無理矢理偏食を治そうとした結果、拒絶により、元の障害よりも酷い二次障害というものを起こす危険性が高いです。
実際、小学校特別支援学級の頃、同じ教室にいたお子さんに、当時の教員が無理矢理給食の完食を次の授業に行かせないまでして無理矢理指導させた結果、不登校になったという話を後々親の方から聞かされたことがあります(当然揉めた)。
オーガニックに傾倒するあまり、理想とする食材を拒絶するのにも関わらず無理矢理薦めて二次障害を起こす可能性も出てしまいますね。
何より、心配なのが、本来の、療育、そして障害者支援という正しいアプローチから遠ざかってしまうことです。
オーガニックに盲信し、そしてその上に現代医療否定まで信じ込んでしまったら、
そのお子さんの障害特性、そしてそのお子さん自身の特性に合わせた療育や、日頃の生活の接し方、環境整備(構造化など)、そして個別の教育支援に行き着かなくなる可能性が生じます。
その結果がどうなるのか・・・。
去年末受けたオンラインセミナーでは、小学生入学時から本人の特性に合わせた教育支援をすることで、高学年以降の思春期からの様々な不適応=不登校や引きこもり、触法行為などを起こすことを防ぐ、とあります。
そのために発達検査が必要だ(反論あるかも知れないがすべてのお子さんに)と話していました。
逆に言えば、適切な支援をそのお子さんがオーガニックや気功などにすがったばっかりに受けなかったなら、上記の不適応を後々生じる可能性もあるということになりはしないでしょうか。
勿論、中には医師の診察や療育支援も受けながらの親も見えるかも知れません→いずれ医師などから根拠のない非科学的な対応は薦められないなどのお話しがあるのではないかとその場合希望が持てるかも。
親は、というか人って、楽な方法、一見心地よい方法、手間のかからない方法や安心できそうな話に飛びつきたくなるものなのですね。
しかし、お子さんの発達支援に近道って残念ながら無いです。
療育の機関、保健師、保育士、言語訓練士、医師の方、信頼できる特別支援教育に携わる先生方、そして大人になってからの様々な福祉事業の支援員の方々、こうした方々との結びつき、支援を受けながら、
何よりも、
そのお子さんの障害も含めた特性もふまえての良さや個性を認めて受け入れつつ、社会に時に支援を受けつつ出て行けるような道のりを歩んでいくものなんだと思っています。
そうしたプロセスをまったく無視したオーガニックの過剰信仰(オーガニックそのもの自体は悪くはない)が渦中の家庭に付け入ることは、そのお子さんの人生にとって大きなツケを与えてしまう大罪になってしまいかねないものであるのではないでしょうか。
私は、大変な時期に科学的なアプローチで、かつ親身に息子に寄り添って下さった様々な方との出会いがあったことに改めて感謝しています。
出会いがもし違っていたら、私のことですから、過ちに嵌らない、とは言えなかったでしょうから・・・。
どうか渦中の、様々な悩みと葛藤に苛まれている親に適切な出会いとアプローチが取り残されずに結びつくことを願っています。
これにもし嵌ってしまい、必要な療育や医師の診察というプロセスを飛ばしてしまったら、どんなマイナスが生じるのか。
発達障害のお子さんの中には、感覚過敏、味覚過敏を持つケースも多く、
特定の食材以外は受け付けないという事も良く聞きます。
偏食傾向があったりもします。
外国での障害者本人だったと思いますが、プリングルスのポテトチップスしか食べない、という話もあったんじゃないかな。
こうした場合、バランスの良い食事を摂らせようとして無理矢理偏食を治そうとした結果、拒絶により、元の障害よりも酷い二次障害というものを起こす危険性が高いです。
実際、小学校特別支援学級の頃、同じ教室にいたお子さんに、当時の教員が無理矢理給食の完食を次の授業に行かせないまでして無理矢理指導させた結果、不登校になったという話を後々親の方から聞かされたことがあります(当然揉めた)。
オーガニックに傾倒するあまり、理想とする食材を拒絶するのにも関わらず無理矢理薦めて二次障害を起こす可能性も出てしまいますね。
何より、心配なのが、本来の、療育、そして障害者支援という正しいアプローチから遠ざかってしまうことです。
オーガニックに盲信し、そしてその上に現代医療否定まで信じ込んでしまったら、
そのお子さんの障害特性、そしてそのお子さん自身の特性に合わせた療育や、日頃の生活の接し方、環境整備(構造化など)、そして個別の教育支援に行き着かなくなる可能性が生じます。
その結果がどうなるのか・・・。
去年末受けたオンラインセミナーでは、小学生入学時から本人の特性に合わせた教育支援をすることで、高学年以降の思春期からの様々な不適応=不登校や引きこもり、触法行為などを起こすことを防ぐ、とあります。
そのために発達検査が必要だ(反論あるかも知れないがすべてのお子さんに)と話していました。
逆に言えば、適切な支援をそのお子さんがオーガニックや気功などにすがったばっかりに受けなかったなら、上記の不適応を後々生じる可能性もあるということになりはしないでしょうか。
勿論、中には医師の診察や療育支援も受けながらの親も見えるかも知れません→いずれ医師などから根拠のない非科学的な対応は薦められないなどのお話しがあるのではないかとその場合希望が持てるかも。
親は、というか人って、楽な方法、一見心地よい方法、手間のかからない方法や安心できそうな話に飛びつきたくなるものなのですね。
しかし、お子さんの発達支援に近道って残念ながら無いです。
療育の機関、保健師、保育士、言語訓練士、医師の方、信頼できる特別支援教育に携わる先生方、そして大人になってからの様々な福祉事業の支援員の方々、こうした方々との結びつき、支援を受けながら、
何よりも、
そのお子さんの障害も含めた特性もふまえての良さや個性を認めて受け入れつつ、社会に時に支援を受けつつ出て行けるような道のりを歩んでいくものなんだと思っています。
そうしたプロセスをまったく無視したオーガニックの過剰信仰(オーガニックそのもの自体は悪くはない)が渦中の家庭に付け入ることは、そのお子さんの人生にとって大きなツケを与えてしまう大罪になってしまいかねないものであるのではないでしょうか。
私は、大変な時期に科学的なアプローチで、かつ親身に息子に寄り添って下さった様々な方との出会いがあったことに改めて感謝しています。
出会いがもし違っていたら、私のことですから、過ちに嵌らない、とは言えなかったでしょうから・・・。
どうか渦中の、様々な悩みと葛藤に苛まれている親に適切な出会いとアプローチが取り残されずに結びつくことを願っています。