ここでもつぶやいたかもですが、
コロナウイルス感染に伴い、マスクや手洗い、消毒、そしてワクチン接種などの対策が行われています。
しかし、その中、それに異を唱え、マスクをしない、またワクチン接種に反対する動きも見られていました。
このことは今でも起こっていることですが、そのコロナ感染軽視、ノーマスク・反ワクチンの主張の数々には、科学的な根拠が乏しいものや、あからさまなデマも含まれていて、ある種の社会問題にもなっていると思います。
こうしたこを憂えている中、これら不確かな情報=トンデモ、と呼ばれている情報が数々あることを知りました。
色々な非科学的な不確か情報が出る中、発達障害関連の中でも困ったことが起きているみたいなので、それについて書いてみますね。
以前から、自閉症や発達障害の事に関しては、誤った情報がしばしば登場し、専門家の間で問題視されてきていました。
気功が発達障害に利くから、という情報にはまっていったお母さんも知っていますし、
息子が幼児期の頃、水銀を排出するキレート療法が良い、という情報が出たこともあります→根拠のない物ですが。
つい最近では、現医学否定の「医師」による、「発達外来では、なんでも障害と名を付けて薬をやたら処方する」から良くないという内容の記事がSNSでシェアされてきたことがありました。
知っている方がそれをしてきたので看過はできず、また伝える分には問題ないと思われたので、息子を診てもらってきている経験からの事実=診断には世界的な基準があり、むしろ薬を処方する例は限られている(息子に関しては日々の接し方や暮らしの特性に合わせた工夫についてのアドバイスが主で、投薬はこれまで無い)ことをメッセージで伝えたら分かっていただけたようで、以後流れることは無くなりました。
どうやら最近は、「自然派」の流れの中で、オーガニック食を薦める動きの中で、「農薬などを使った食品を食べると発達障害になる」とか、「オーガニック食で発達障害が治る」といった言説がまかり通っているようです。
ここで言う「自然派」とは、自然界の生物などを観察したり調査したりして人と自然のあり方を見る動き、なのではなくて、
農薬や化学薬品を使わない食べ物や身の回りの品を使い、自分たちの心地の良い暮らし方をする、という動きなのですが、
元のその動きには賛同できる部分もかなりあるのです。しかし。
ともすれば、根拠が全くない化学物質などの必要以上の危険性を煽ったり、命を守るワクチン接種を全面否定したりするという困った側面も出て来ているのです。
このことに危惧している記事を見つけたのがこちら。
https://news.yahoo.co.jp/byline/naritatakanobu/20180121-00080702
こちらも良記事です。
https://agrifact.jp/interview-developmental-disabilities-and-organic-school-lunch/
https://agrifact.jp/interview-developmental-disabilities-and-organic-school-lunch2/
まだこの懸念は大きくなっていないのか、発達障害などの親の会や専門医の中で注意喚起や声明が出されるまでには至っていませんが、そろそろ気にかけた方が良いのではないでしょうか。
とある、反ワクチン派のSNSを見ていたら(もう見るのはやめた方が良いんだと思うのだけど;)、その手の派の流れの中で何人かのパワースピーカーなる存在の人が見えて、そのお一人の記事がシェアされていましたが、その画像見て仰天でした。
発達障害関連の本を持って講演しに行った、というその記事画像には、
Teacchプログラムなどの真っ当な本も少し写っていますが、
その他大多数のそれは、食が発達障害の危険になるとか治るとか、またはその効果はあやふやな(私は信じていません)ホメオパシー関連の本といったものでした。
この人の講演を聴いて、それをそのまま信じてしまう人がいる、まずいことだな、と。
もしもお子さんに発達障害や自閉症があり、日々せっぱ詰まった親がそれを信じてしまったら、
例えば、自閉症のお子さんの中には特定の食べ物が受け付けられない、または特定のものしか食べない味覚障害がある場合、無理矢理安全だ、と信じ込んでいる食事をさせようとして、却って二次障害を引き起こしてしまう事態にもなりかねません。
またそうした流れからの主張としての、ワクチン接種が自閉症になると言う言説も、許せない物です。
(ワクチンには副反応があったり、100%安全ではない面もありますが、自閉症を引き起こすわけではないです。)
言えることは、
早期療育の時に、きちんとした専門家(保健師、言語訓練師、そして何より信頼できる発達外来の医師)に出会うことが何よりです。
障害の基礎知識を親がしっかり学び、本人の特性に合った正しい対処方法を専門家の方と共にしていくことのほうが遙かに大切です。
私は、当初の医師がH先生であって本当に良かったと改めて思っています。
先生だったからこそ、発達障害への正しい知識と接し方、当事者へのリスペクト、を知り、
そして困難だった最初の学齢期での対応にも対処を不備はありながらも出来たのですから。
先生も非科学的な情報にはバッサリ切っていましたからね。こうしたことをどう思われるのかな。
色々なところで最近こうした不確か情報が出回っていることは憂える事態だと思っています。
コロナウイルス感染に伴い、マスクや手洗い、消毒、そしてワクチン接種などの対策が行われています。
しかし、その中、それに異を唱え、マスクをしない、またワクチン接種に反対する動きも見られていました。
このことは今でも起こっていることですが、そのコロナ感染軽視、ノーマスク・反ワクチンの主張の数々には、科学的な根拠が乏しいものや、あからさまなデマも含まれていて、ある種の社会問題にもなっていると思います。
こうしたこを憂えている中、これら不確かな情報=トンデモ、と呼ばれている情報が数々あることを知りました。
色々な非科学的な不確か情報が出る中、発達障害関連の中でも困ったことが起きているみたいなので、それについて書いてみますね。
以前から、自閉症や発達障害の事に関しては、誤った情報がしばしば登場し、専門家の間で問題視されてきていました。
気功が発達障害に利くから、という情報にはまっていったお母さんも知っていますし、
息子が幼児期の頃、水銀を排出するキレート療法が良い、という情報が出たこともあります→根拠のない物ですが。
つい最近では、現医学否定の「医師」による、「発達外来では、なんでも障害と名を付けて薬をやたら処方する」から良くないという内容の記事がSNSでシェアされてきたことがありました。
知っている方がそれをしてきたので看過はできず、また伝える分には問題ないと思われたので、息子を診てもらってきている経験からの事実=診断には世界的な基準があり、むしろ薬を処方する例は限られている(息子に関しては日々の接し方や暮らしの特性に合わせた工夫についてのアドバイスが主で、投薬はこれまで無い)ことをメッセージで伝えたら分かっていただけたようで、以後流れることは無くなりました。
どうやら最近は、「自然派」の流れの中で、オーガニック食を薦める動きの中で、「農薬などを使った食品を食べると発達障害になる」とか、「オーガニック食で発達障害が治る」といった言説がまかり通っているようです。
ここで言う「自然派」とは、自然界の生物などを観察したり調査したりして人と自然のあり方を見る動き、なのではなくて、
農薬や化学薬品を使わない食べ物や身の回りの品を使い、自分たちの心地の良い暮らし方をする、という動きなのですが、
元のその動きには賛同できる部分もかなりあるのです。しかし。
ともすれば、根拠が全くない化学物質などの必要以上の危険性を煽ったり、命を守るワクチン接種を全面否定したりするという困った側面も出て来ているのです。
このことに危惧している記事を見つけたのがこちら。
https://news.yahoo.co.jp/byline/naritatakanobu/20180121-00080702
こちらも良記事です。
https://agrifact.jp/interview-developmental-disabilities-and-organic-school-lunch/
https://agrifact.jp/interview-developmental-disabilities-and-organic-school-lunch2/
まだこの懸念は大きくなっていないのか、発達障害などの親の会や専門医の中で注意喚起や声明が出されるまでには至っていませんが、そろそろ気にかけた方が良いのではないでしょうか。
とある、反ワクチン派のSNSを見ていたら(もう見るのはやめた方が良いんだと思うのだけど;)、その手の派の流れの中で何人かのパワースピーカーなる存在の人が見えて、そのお一人の記事がシェアされていましたが、その画像見て仰天でした。
発達障害関連の本を持って講演しに行った、というその記事画像には、
Teacchプログラムなどの真っ当な本も少し写っていますが、
その他大多数のそれは、食が発達障害の危険になるとか治るとか、またはその効果はあやふやな(私は信じていません)ホメオパシー関連の本といったものでした。
この人の講演を聴いて、それをそのまま信じてしまう人がいる、まずいことだな、と。
もしもお子さんに発達障害や自閉症があり、日々せっぱ詰まった親がそれを信じてしまったら、
例えば、自閉症のお子さんの中には特定の食べ物が受け付けられない、または特定のものしか食べない味覚障害がある場合、無理矢理安全だ、と信じ込んでいる食事をさせようとして、却って二次障害を引き起こしてしまう事態にもなりかねません。
またそうした流れからの主張としての、ワクチン接種が自閉症になると言う言説も、許せない物です。
(ワクチンには副反応があったり、100%安全ではない面もありますが、自閉症を引き起こすわけではないです。)
言えることは、
早期療育の時に、きちんとした専門家(保健師、言語訓練師、そして何より信頼できる発達外来の医師)に出会うことが何よりです。
障害の基礎知識を親がしっかり学び、本人の特性に合った正しい対処方法を専門家の方と共にしていくことのほうが遙かに大切です。
私は、当初の医師がH先生であって本当に良かったと改めて思っています。
先生だったからこそ、発達障害への正しい知識と接し方、当事者へのリスペクト、を知り、
そして困難だった最初の学齢期での対応にも対処を不備はありながらも出来たのですから。
先生も非科学的な情報にはバッサリ切っていましたからね。こうしたことをどう思われるのかな。
色々なところで最近こうした不確か情報が出回っていることは憂える事態だと思っています。