御太刀料金４００両

萩博物館では研究員の道迫さんが展示の説明をしてくださった
若いイケメンのお兄さんだけど、古文書をすらすら読んでゆく
高杉晋作夫妻の手紙などは、夫妻が乗りうつっているのかと思うほどだった
すご～い！　聞き惚れた

以下は道迫さんのレクチャーと感想
ご先祖さんら、戊辰戦争で活躍した藩士達はそれぞれ報奨金を受け取っている
もちろん運良く戦死を免れてのこと
で、感心したのはそのお金の使い方
彼らはそれを留学資金に充てたり、学費にしたり、なにしろ勉強に使っているというのだ
興味ある専門分野を極め、また国に尽くすのか
軍関係で昇進するにも、休隊し、あらためて勉学に勤しむ必要があった
一度や二度功績があっただけで、胡座をかいていては進歩はないようだ
留学組は蒸気船に乗って見も知らぬイギリスやフランスへ
みなファイターなのだなぁ
それを見守り、見送る家族も素敵な人たちだと思う

ご先祖さんが報奨金を得たのは、榎本軍に勝利したから
奇襲攻撃予定していた榎本軍の艦船が故障し、そのおかげで新政府軍は
蒸気船を走らせる準備を整えることができた
蒸気船はスタンバイに時間と労力を要し、このタイミングを誤ると全滅の危機となる

まさしく「天のみぞ知る」運命