gatagata道を行く

おばさんのよもやまばなし 食べる・歩く・俳句 by sino

鮑のステーキ

2008-12-14 22:42:16 | たべもの
恵比寿のロブションでランチをしたというみかんさんに対抗するわけではないが
大阪支部の「ふく」も京都支部の「割烹」も諦め?
私は志摩観光ホテルで鮑のステーキを食べてきた

コースの内容は、鮑のテリーヌ 車海老添え ハーブ風味のドレッシング
伊勢海老クリームスープ(殻入り) ・鮑ステーキ(50g)2種類の香草バターソース
季節のシャーベット  ・シェフお薦めの牛フィレ肉ステーキ シャトーブリアンソース
季節のデザートはマロンのムースとコアントノローのアイスクリーム /パン/コーヒー

15年間、また食べたい、また食べたいと願いやっと叶った
前菜でシャンパンをいただきながら、気持ちは伊勢エビのクリームスープに行っている
表面にこんがり焦げ目をつけた熱いスープ、口内火傷を恐れず一口
う~ん この味!
続いてお待ちかね、鮑のステーキ。
あれ、こんなに小さかったかな、でも50gと書いてあるし、ちょっとカタ目かな
と思いながらもブルゴーニュとともに
お皿を下げに来たシェフ・ド・ランに「15年ぶりです」と言うと、ムッシュの顔色が
一瞬にして硬くなり「お味が変わってはいませんでしたか?」と聞かれた
高橋忠之料理長が創った志摩観の味、とっくに代替わりをしている厨房スタッフの味が
どうなのか心配なのだろうか
いちおう、ニコッ「変わらないですね」と答えた
いただく私も15年経てば、味覚も体力も変わっている、以前とまったく同じ感覚ではないはずだ

そして、メニューには出てこないお楽しみがもうひとつ
メインディッシュのステーキに添えられる「ポテトクリーム」で、荒く潰したマッシュポテト
薄い塩味で、こんなに上品なポテトを他で味わったことはない
15年前から、この味をお手本に何度ポテトを潰したか  そこでムッシュに質問
「このお芋は契約農場での特別栽培ですか?」
ムッシュ「そうです。ジャガイモとバターはお願いして作ってもらっています。
よく分けて欲しいと仰るお客様がいらっしゃいますが、お分けするほどは無いものですから・・」

バターソースに耐えられる味覚と体力があるうちに、また機会があれば。
今回は、ブルゴーニュと鮑・牛ステーキの取り合わせに失敗した
鮑を魚介類と侮った 次はワイン選びに失敗しないようリベンジという目標ができた
コメント (4)
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