gatagata道を行く

おばさんのよもやまばなし 食べる・歩く・俳句 by sino

とぎ屋

2011-08-28 00:00:35 | それ以外
研ぎ屋か砥ぎ屋か どちらでもいいけれど
包丁を2丁持っていった

普段は気づいたときに自分で研ぐ
でも数年に1度、ああもうダメって思うと
とぎ屋さんに出す

とぎ屋さんは車で5~6分の石川橋にある
店名はどこにも書いてない
タウンページにもネット検索にもかからない
我楽多屋のような刃物店
立地は高級住宅街を抱える商店街
しかし隣の市場は数年前に閉店
この刃物屋に行く時は「どうぞつぶれていませんように」と
心の中で呟きながら出かける

いや、普段もこの店の前は通るのだが、スーと通り過ぎてしまい
店の存在に気付かないのだ

店には当然駐車場もないので、店の前にハザードランプを点して駐車
ガラスの引き戸を開けて「こんにちは、ごめんください」と店内に
すると、左手の低いところに人の気配

すっかり背中の曲がった店主が、キャンプチェアに座っていた
しょうがないので、目線を合わせるべく、膝まづいて
「包丁といで頂きたいのです・・」2丁を見せると
店主はおもむろに立ちあがるが、トランクス一丁!
キャーとも言えず素知らぬふり

広告紙を切ったメモ紙に**○○2000円と黒マジックで
次に代済みと赤マジックで書いた

出来上がりは明日
夕方6時には店を閉め、すぐ寝てしまうから早く来いと言われた
明日は引きとり無理だな



コメント (3)
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