gatagata道を行く

おばさんのよもやまばなし 食べる・歩く・俳句 by sino

品川ナンバー

2013-04-03 22:36:07 | Trip&Bike
25時間以上おがさわら丸に揺られて、小笠原村父島二見港に着いた
春の嵐に向かって進む6700tの船は、スタビライザーがあるのかないのか・・
なにしろすごい揺れだった

4月最初の航海ということで、この船には小笠原へ赴任する公務員やビジネスマンが
多く乗っていた
単身赴任、家族連れ、一様にビジネススーツ
竹芝桟橋で「支庁赴任者」と書かれた特別受付が目を引いた

彼らは私以上に航海が辛かったのだろう
締め切ったベッドブースから、ほとんど出てこなかった
ハンガーに掛けられたスーツが揺れていた

それでも、二見港に着くと、先生を歓迎する中学生や校長先生
「土木課」と横断幕を掲げる役所の人々
船の窓から横断幕を見つけて「お父さんの名前がある」とはしゃいでいるのは
家族で赴任した一家

観光客はそれぞれ宿泊先が迎えにきている

島内で売られる野菜、食糧もおがさわら丸でやってくるから
おが丸入港日の午後は、生鮮品を求める島民で食料品店がにぎわうのだそうだ

ここは東京都、走っている車はほとんど「品川」ナンバー
車もおがさわら丸でやってくる
コメント
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