gatagata道を行く

おばさんのよもやまばなし 食べる・歩く・俳句 by sino

静かに

2013-04-30 22:06:06 | イラク関連~待っていても平和は来ない
ずっと気になっていた一冊
「アラブ、祈りとしての文学」 岡真理 著 みすず書房 2008年

ぼくにとって、もはや疑いようのないこと、
それは、ぼくらがパレスチナで知った
神さまもまた、パレスチナを出ていってしまったのだということ
ぼくの知らないどこかで、神さまも難民になってしまって、
神さま自身の問題でさえ解決できずにいるのだということだった。
        ガッサーン・カナファーニ 著  岡真理 翻訳

小説を書き読むという営みは、理不尽な現実を変えることはない。
小説は無能なのか。悲惨な世界を前に文学は何ができるのか。
世界に記憶されることのない、小さき人々の尊厳を想い
文学は祈りになる
        書中より引用

パレスチナ難民の哀しみを、どうしたら伝えられるのか・・
ジンジン伝わってくる
コメント (2)
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