ヴァチカン市国は、映画『天使と悪魔』の中では
教皇の選挙「コンクラーベ」の際に、悲劇の舞台となる
カトリック教会の総本山、サン・ピエトロ大聖堂!→④
その前に広がる、楕円形の広場 が舞台。
≪ネット画像≫
大聖堂の建つ場所は、ローマ時代、共同墓地だった。
広場は、左右に2列、計284本の柱が支える回廊に囲まれている。
中央のオベリスクは1世紀にエジプトから運ばれた。
大聖堂はミケランジェロの設計だが、広場はベルニーニの設計。
ここでの『天使と悪魔』のキーワード≪土・火・風・水の内≫は、空気=風
オベリスクを囲む、天使の顔のレリーフ『西の風≪ウエスト・ポネンテ≫』
天使の吐く息の方向が 次の殺害現場を示す。
が
このオベリスクには≪この時は立入禁止?≫近寄ること叶わず、写真はネットから
なので、遠くから?記念写真(笑)
見事な逆光!(笑)
そうそう~忘れてはいけない!
ヴァチカンを警備するのは、スイス衛兵
『天使と悪魔』でも再三登場する、ヴァチカン市国と教皇を警護するスイス衛兵隊は、
カラフルで個性的な衣装を身にまとっています。
青、黄、赤の縞柄の制服は16世紀のルネッサンス期のデザインを基にしたもの。
当初の制服はミケランジェロがデザインしたとも伝えられています。
でもなぜ?スイス?
中世の昔から、スイス人は勇猛で、
傭兵であるにもかかわらず忠誠心もあると人気が高く、
諸国の王や領主から引っ張りだこだったという。
スイス衛兵がヴァチカンに初めて来たのは、
16世紀始め、教皇のユリウス2世がスイスの傭兵を雇ったことが始まりです。
1527年に神聖ローマ帝国のカール5世がローマに侵攻し「ローマ略奪」事件が起こりました。
これにより美術品などの略奪、教会の破壊、芸術家たちが殺害され、
ローマのルネッサンス時代は一気に荒廃してしまいます。
ローマ略奪時にヴァチカンにも敵の軍勢が攻め入り圧倒的不利な状況の中、
スイス衛兵たちは勇敢に戦いました。
189人のスイス衛兵のうち147人が戦死しましたが、
危機一髪の所で当時の教皇クレメンス7世はヴァチカンの脱出に成功します。
その脱出に使われた秘密通路≪パセット≫が
映画の大詰めでも使われた
ヴァチカンから サンタジェロ城までの通路≪写真≫
サンタジェロ城≪映画では秘密結社のアジト≫は
時間的に見学できませんでしたが≪残念≫通路だけ、下から見上げる(笑)
「≪通路は≫これよ~♪全然秘密ではないけど(笑)」と、Mariko
通路の下をくぐったら、ヴァチカン市国ともお別れ
手前にあった水汲み場で、ヴァチカン市国の水を汲んで帰る~♪
ヴァチカンの水
ありがたや~(笑)
Thankyou
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