まんまるログ

融通性か?和・洋・中・無国籍・ジャンクとなんでも食べる胃袋と脳みそ。

春が来た‥言葉の力

2014年02月27日 | 日記
庭先の水仙の茎がのびてきている。
川べりの土手には、フキノトウ。

ネコヤナギがすっかり、顔を見せている。

カメムシもごそごそと這い出てきた。
今日部屋の中で三匹もみた。

温かいと虫も動き出す。

明日はリハビリ。
右手もバンバン動いてほしいわ。
いやぁ…これはなかなか 遠い道のり。

運転できるまでには、回復してきた。
「冬ごもりのプロもなかなかおつな物」‥ですが、お日様が恋しい。
そろそろ、始動します。

動きます。

大事な何かを失うのは、怖いが、望まなくても自分から去っていく者もあるし…

生きていれば、友人との別れも肉親との別れもある。

「別れに悲しくない別れなんてない」と言う言葉は、どこで聞いたんだったか、読んだんだったか?

電話があった。

「シャンクスの事聞いたんやけれども‥どんなやったんかなぁ…」

最後の様子を話しながら…相手の思いが受話器から流れ込んでくるのを感じた。

言葉とは不思議な物だ。

武器よりも鋭くひとを傷つけるし、枯葉のように、風に飛ばされてしまって消える事もある。

いらいらとして落ち着きを無くす言葉もあれば‥勇気をもらえる事もある。

「おうぅ、おうぅ、そうなんか」「おうぅ‥そやったんかぁ」

相槌を打つだけで、たいした事は‥喋ってない。

聞いてくれる。聴いてくれる。
それだけでも心の中の悲しみや氷が溶かされ流れていくのを感じられる。
なんだか すごく 楽になった。
それは多分聴き手の‥人柄‥と云う事なんだろう‥と思う。

息子のソウルは、この「おっさん」の事が大好きで、老師と呼んで勝手に慕っている。



シャンクスの通夜の夜。

老師から伝授された‥「般若心経」を詠むソウル。

その声は朗朗として‥悲しみと一緒に夜空に吸い込まれていった。

人世(人の世)は色々‥様々な縁で結ばれている事。私の中に存在している想い出は私が死ぬまで消えないという事。

何かが出来なくても、世の中に貢献してなくても、ただ側にいる。

ここにいる。いつもおるよ。…その事がほんとに有難い。
それを愛‥と言ったり希望と言ったり‥するんだろう。
そう思える事が幸福なんだ‥その思いが溢れた。

うぅっと胸に痛みがはしって…その後涙が溢れ流れた。


言葉には力がある。


まんまるもそろそろ‥始動します。

カメムシと一緒に。