まんまるログ

融通性か?和・洋・中・無国籍・ジャンクとなんでも食べる胃袋と脳みそ。

ごり…鮴…ごり押し

2013年11月15日 | 日記
今日は、早番で仕事に出た。

風邪気味なのか、脂汗が出る。
目の前を毛糸玉がフンワと飛んでいく。
ルーティンと毛糸玉の間、身体が彷徨う。

ポワワン。身体が浮いている。
病院の検査等行くと、やはり、病気の気をもらうのか。

中間勤務のMちゃんが出勤して来た。
やおら、安心。

早退する。
Mちゃんから、ごり<鮴>を頂いて早々に帰宅。

薪ストーブの前でまったりと過ごす。

午後から少し、元気回復。

 

ごり<鮴>の下ごしらえに励む。
合歓さん登場。
上手く捌いて、なかなかの仕事。

ゴリの名で呼ばれる魚は地方によって異なる…らしい。

北陸地方のごりは高級魚である。
金沢では佃煮、唐揚げ、照り焼き、白味噌仕立てのゴリ汁などの「ゴリ料理」が名物である。

 

から揚げにする。
食欲のせいか、身体の調子がよくなる。
白身であっさりと、美味い。

「ごり」は、吸盤状の腹びれ…背びれではない。
その腹びれで川底にへばりついて生息しているらしい。

その為、漁の際には、網で川底を削るほどの力を込めて引くそうで…合歓が語る。

「あぁぁ、それで…ごり押しネ」
聞いている私は、可愛げの欠片もない。

抵抗があっても、物ともせず、物事を強引に推し進める事「ごり押し」
合歓さんの事ですやんか。

常日頃そう思っている。
可愛げ出したら、あほやんか。

「鮴」が語源らしい…あくまでも一説だと思うが。

それはそれとして、から揚げのお味は良い。


今日11月15日はわが故郷の竜馬さんが生まれた日。暗殺された日でもある。

竜馬も四万十川のごりの甘煮が好物だった…かどうかは知らない。
が、食べた事はあると思う。

ともあれ有難い一品でした。

Mちゃんと<釣ってきて下さった>ご両親に有難う。

ごり押しかぁ。
うぅーっむ。美味い。










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身体…安息日

2013年11月13日 | 日記
風邪で熱があっても。

足の関節の痛みがあっても。

目がかすんでも。

休んでいられない。
まず寝込むという事はない。

大抵の母親は、そんな感じで走って来ている。
しょっちゅう寝込んでいる母親を持つと、家族は痺れがかかって、母に期待なぞしない。
元気で笑いながら頑張っていても、当たり前。
これも、さほど期待はされない。
どっちが子供にとってベストかなんて、子供自身の耐久性の問題。
そんな風にも思える。

さて、私の事であります。
走り続けて、息があがって、定期健診にひっかかた。
久方振りの病院。

病院ショッピングも困りものだが、病院嫌いも困りもの。

検査であっちこっちウロウロする。

ウロウロしながら、安息日。

待ち時間はホケッとして、無為に過ごせる。

場所が病院で安息とは言えないのかも?

そんな事チラッと思う。

何もしないで、名前呼ばれるのを待つ…看護師さんに言われるままって贅沢かも…

そう思ったら病院も楽しい。

待合室で雑誌を読む。漫画もある。
ゴルゴ13…久し振りで読みふける。
超音波検査室のSさんが結果を知らせに来た。

リラックスして検査を終えた。

採血の結果はあとのお楽しみ。

自分の人生に起きる事。

自分の責任で起きる事。

どんな結果でも…イエス、イエス、はい、OK…と言うしかないでしょ。

今日は雨。我が家に帰ればシャンクスが怒って吠えている。

すぐに、雨の中散歩。

息子たち早々の帰宅。

「もしかしたら、入院もありかと思ってな」
「しんどい時は、休んでくれ」
束の間、じわっと心が緩む。

安息日は去った。
急いで食事の支度をせねば。






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ドクター/病院ショッピング…青い鳥症候群

2013年11月10日 | 日記
我があばら家の二軒隣の、K寺は古くからのお付き合い。

浄土真宗の行事、報恩講が終わり、ひとまずは落ち着いた今日。

坊守のS子さんとお茶を飲みながら、あれや、これや、談話。
気の置けない間柄。
有難い関係である。
お互い、共通の知人、友人が多いため、前置きがいらない。
楽に話ができるし、深く話ができる。スキャンダルにはならない。
知人も友人も思慮、分別、情義を持ち合わせている。長ぁ~いお付き合いですもの。
という訳で…

今日の話題は青い鳥症候群。ドクターショッピング
若年性の更年期障害。子供等の未来の事‥等。

ドクターショッピング : 病院ショッピング。

ひとりの医者/ひとつの病院の治療方法に満足できずに、受診する医者/病院を次々と変える事。
精神的・身体的な問題に対して、医療機関を次々と、あるいは同時に受診すること。
患者が十分な医療を受け、最良の成果を得たにもかかわらず、より良い成果を求め、次々と医療機関を変える。
患者に疾患の性質を理解する能力がなく、インフォームド・コンセントや検査・治療が十分に行われないまま、医療機関を変える。
患者が薬物依存状態にあり、限度上限の薬物を入手すると、違う医療機関を受診する。
診察・検査では、診断を下すことが難しい疾患のため、さまざまな診療科を受診する。
診断結果が芳しくなく、患者自身にとって都合の良い診断を下す医師が現れるまで新たな医療機関を受診する。

傲慢で感じの悪いお医者さんも中には、いるだろう。
腕は良くとも、人間が悪いという事もあるにはある。そんな場合を除いて…

次から次へ医療機関を変える。別名「青い鳥症候群」ともいわれているそうで、現代病らしい。
青い鳥を探すというのなら、以前から明治、大正、昭和の時代にもあった。
自分自身の現状に幻滅して、他の何かにすがりたい。都合の良い魔法の杖を探すという事…。
但し、脳みその何処かで、そんな都合のいいことはないよ。…最後は自分の問題です。
そう考えられる余裕もあった。
友人がいない。家族にも言えない。人間関係がつくれない。だから…医療機関を頼るしかない。
☆印ふたつは誠に不幸だと言える。
「ちょっと待ってよ、私」「不毛な事繰り返してるわ、私」その一息…余裕が感じられない

認められない病<やまい>…本人には症状がある。痛みもある。身体が落ち着かない。
しかし、病名がはっきりとしない。解らない。原因が特定できない。
あせる。しんどい。誰も解ってくれない。
これは心療内科もしくは精神科の領域ではないか。
そう言われると、更に落ち込みが酷くなる。

20代後半~30代女性でも更年期<不定愁訴>らしき状態が起きている。
ホルモンバランスの異変又は異常らしい。
この事とも無縁ではない。
感情が不安定で、生理学上の機能がストップしたりもする。
ジャンクフード、インスタント食品の多い食生活。家族関係の破綻。
未来について話をしよう‥とはいいがたい社会。エレクトロニクスの発達。
理由等‥いくらでも挙げられる。

脳が紡ぎだす感情は個、個人…摩訶不思議と割り切る事が出来れば人間関係は楽になる。
簡単なことほどできないのも…人間の弱さではある。
「病気になりたい自分」から離れられない。
その状況が自分の砦になる前に、差し伸べられる手を摑まえてほしい。
自分は強度に病院に依存しているときずく事。立ち直ろうと決める事。
差し伸べられている手は無数にある。
 

 
あれや、これやの会話の合い間、お茶、珈琲、お菓子などを食べている。

更年期の症状は10人十色だが、女性の通る道程であるし、宿命でもある。
そう受け止めて乗り切ってきた。多少の迷惑もかけている。許してね。
そんな小母さん達の時代は、過ぎにし良き時代だったのねぇ。

いえ、いえ、若い世代の知恵袋に成る為にまずはあと一花。
我らの時代の花を咲かせましょ。

百合・菊の花をお土産に頂いて帰る私でありました。











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偽物…秋刀魚と大根おろし

2013年11月08日 | 日記
11月は霜月(しもつき)である。

今朝は車窓に霜が付いていた。

明け方は寒く、日中は暖かく…雨が降ったり…すぐに太陽が出たりで落ち着かない気候である。

毎日の食事の事。大いに頭を悩ます。
東日本大震災 「3.11大震災」以後余計に頭を悩ます。決まらない。
野菜は地元の物。お米は仲間内の物。
魚も地元の物。なかなかに気を使う。

老舗の百貨店も…ホテルのレストランも産地偽装。偽物ばかり。

昨日はカルティエ 時計で一日時間が過ぎた。
パシャである。
合歓さん<旦那>のガラクタ屋に持ち込みされた物。
 

素人目には本物との、区別はつかない。

これが偽物なら実に精緻に出来ている。
本物なら50万円前後の時計である。

秒針の色合い。鎖の繋ぎ具合。カルティエの文字。メイドインスイス。
カルティエはフランスだが、時計はスイス工場で創ってもいる。

合歓さんと二人で、すったもんだ。侃侃諤諤。
90%偽物との結論がでた。
ロレックスもブルガリも偽が多い。

下々の庶民は騙される。
下々の典型である私が言っているのだから…間違いかもね。

本物は飽きない。本物が持つ光を放っている。
存在が重い。<軽重ではない>念のため。

まあ、時間つぶしにはなりました。

鑑定したければ、カルティエ本社に送るのが一番。
無料で鑑定して頂ける。
偽物は規格外>で送り返して来る。



薪で秋刀魚を焼く。

大根をおろす。
北海道産の秋刀魚は本物。
大根もKばあ様の精根の一品。

海はひとつ。海流は巡る…とはいえ、秋刀魚は美味し。

毎日、毎日、日々は新しい。


















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アルバート氏の人生…アルバート・ノッブス

2013年11月06日 | 日記
前から見たかった映画。

舞台は19世紀末アイルランド…<40年以上を男として生きていく事になった女性>のお話。
演じるグレン・クローズは見事に表情を殺している。
気配りのあるウェイターで物静かな雰囲気。
さすが、演技派大女優。写真左。右のジャネット・マクティアも巧い。

彼女が…アルバート・ノッブス氏で生きていく理由。
それは経済的なものだ。
両親に早く死に別れ…施設で暮らし…里親とも死別。
職を得て自立するためには男にならなくてはならなかった。
19世紀のアイルランドの経済構造は映画の中にいろんな形で表現されている。
オープニング…ノッブス氏が勤めるホテルの晩餐会場。
別のホテルのベルボーイが客の不興を買ってクビを切られる場面。
階級差が歴然としている。
階級だけでなく、ナショナリティ<イギリスの支配>においても不自由な大地。
どんよりと曇った空の下…首都ダブリン。
支配する者…支配される者の暮らしの差は哀れでもある。
中年男の仮面を被る女<アルバート>は少しずつお金を貯めている。
最下層の若者<ベルボーイ改めボイラーマン>は自由の国アメリカに渡る事を夢見る。
ハンサムだが、粗暴でどうにもならない奴…見事に演じている。地か。

アメリカに渡ったアイルランド系移民は、他国からの移民に比べて相対的に若い単身女性の割合が高かった。
餓えと従属に苦しむ土地からの脱出。
支配階級の女性以外は、農耕<じゃがいも>を食べるのがやっと。男性からの暴力。婚外子を産む。結果捨てる。
都市部でも下働き<小間使い>で食べるだけが、やっとの生活。

ノッブス氏は粛々と働く。彼<彼女>が望むのは、お金を蓄える事。
彼<彼女>は一日の終わりに稼いだチップを計算し、メモをつける。
いくら貯まったか確かめ、狭い自室の床板の下に隠す。
結構な額が蓄えられている。
一定額になれば、小さな商店主になり、プライバシーが保てる部屋と暖かい空間。
お金を計算しながら、その事を想像するのが…多分、彼<彼女>の人生の至福の時間。

街には腸チフスがはやり、罪のない人々が死んでいく。
女性が生きていく事が至難の時代。それは、男性も老人も子供も貧しき者すべてが悲惨な時代でもある。

映画は、二転、三転する。
写真右のジャネット・マクティア。
彼女も彼<アルバート>と同じ人生を生きている。
アルバートに影響を与える女性<彼>として登場している。
深い表情の演技が心打たれる。

グレン・クローズは、もともとは舞台でアルバート氏を演じていた。

映画においては、製作・主演・共同脚色・主題歌の作詞の4役を務めた。

才能を磨く。

表現する。

グレン・クローズの次を見てくれ。

余韻が残る映画でした。










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