素振りブログ。

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居心地のいい刑務所の是非

2018年05月01日 18時07分09秒 | 日記
昨日、テレビを見てたらノルウェーの「居心地の良い刑務所」について紹介されてて。
曰く、ノルウェーの刑務所は居心地が良く(受刑者の部屋完全個室。私物も持てて、シャワーまである)出所後の受刑者の再犯率も低いらしい。
で、ノルウェーに比べて厳しい環境であるアメリカや日本の刑務所は「これでは受刑者が更生できない」なんてコメントをしてたんですが。
国ごとに国民性ってのがあるから、ノルウェーでいけてもそのまま日本やアメリカで通用するか?はまた別問題でしょ。

それをまず思ったんですが

今日の新聞で、しばらく前から愛媛の刑務所を脱獄して逃げ回っていた受刑者が昨日捕まったことの記事が載ってて。

この受刑者が入れられてた刑務所も「待遇の良い刑務所」だったらしいですね。
で、ノルウェーみたいに、再犯率が他の刑務所よりグッと低かったらしい。
(まぁ、そのせいで脱獄されたらしいんですけど)

……国民性によるところがあるから、ノルウェーで成功していることをそのまま日本でやれる保証は無い、って思っていたけど。
待遇が与える影響ってのは共通するところがあるのかな?

と、思いました。

しかし

日本の場合、生活する金が無くなったから、って理由でわざと犯罪を起こして捕まるDQNが現実に存在してますからの。
そんな状況で、刑務所の待遇を今以上に良くしたら、そんなDQNが今以上に躊躇わず犯罪を起こすよね。間違いなく。

統計を見たわけじゃないから、そういう「刑務所はHOME」ってDQNの含有率がどの程度なのか分かりませんけど。
存在は確実にしているわけで。

そういうのがニコニコ顔で刑務所に戻ってくる社会と、うなだれながら刑務所にぶち込まれる社会と。
どっちが健全なのかって問題あると思うんですが。

私はどっちが健全かと思うか?
心情的には後者だって言いたい気持ちはありますかねぇ。
無論、大事なのは犯罪を決断してしまうような欠陥品の人間性を修理し、社会に通用する人間に仕上げることだ、ってのは理解してても。