アニメ・ペルソナ５感想。

祐介の心情描写が良いですね。

本当は斑目が芸術家として間違ったことをしていると分かって居るんだけど、自分を育ててくれた人が人間失格者だと認めることが出来なくて。
自分が搾取される立場なのに、庇ってしまう。

愚かと言われたらそうかもしれんけど、人間として間違ってるとは思えないわな。
恩を感じている相手を平気で即座に売り飛ばすような行為をとれるのが人間として正しいとは思えない。

来週そんな祐介が、斑目を許すことが出来なくなる決定的な事実が出てくるわけですが。
そのときの祐介の心情を思うと、辛いですね。

後の方で祐介と結べるコープ活動で、昔の斑目の話が出てくるんだけど。
多分そのとき、祐介としては救われたと思うんですよ。

かつての斑目は、赤子だった祐介を本当に慈しみ、大事に大事に育てていた。
それが分かるコープなのね。

で、分かるわけですわ。
斑目も昔はああじゃなかった。最初から芸術家失格の金の亡者じゃ無かったんだ、って。

先生から受けた恩義が、元々は嘘じゃ無かった。
それがどこで間違ったのか、今は見下げ果てた人間のクズになってしまったけど、昔はそうじゃなかったんだ。

自分の手で先生の芸術家生命を断ってしまった彼ですが、おそらくこれで救われたと思うの。
あの愛は打算でなく、本当だったんだって。

鴨志田の反論シーンはカットされてて不満でしたが、この祐介コープの話はカットしないで欲しいなぁ。