素振りブログ。

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サバイバルオブザデッドという映画

2021年06月05日 16時38分45秒 | 日記
サバイバルオブザデッドというゾンビ映画がありまして。
私はこの映画は、なるべく多くの人に見て欲しいなと思ってる映画なんですよね。

内容的には「ダイアリーオブザデッド」の続編なんですけど、別に見てなくても大丈夫。

話の筋は「ゾンビが溢れ返る世の中で、盗賊に身を堕とした元州兵の男が、<安全な島>と噂される島の話を聞きつけ、仲間と共に行ってみた」
こういう導入の話で。

行ってみると、その島、ゾンビが居るんですが、人を襲わないような配慮がなされている。
なんだいこりゃ、と思っていると、そのゾンビを殺して回る生者の集団が。

詳しく話を聞いてみると「この島はゾンビを生かしておきたい人間と、殺し尽くそうとする人間が対立してる場所だ」

ゾンビを生かしておきたいと主張する人は「ゾンビは病気の可能性がある。治るかもしれないのに殺すのは良くない」
殺すべきと言う人は「ゾンビを生かしておくと破滅を呼ぶじゃ無いか! 何を寝ぼけたことを!」

で、意見が対立し、やがては殺し合いに発展してしまうのですが。
その中で、一人の女がゾンビに噛まれながらも、ゾンビが馬を食べる様を見るんですな。
つまり、別に人間で無くても、生き物を与えておけばゾンビは満足し、安全な状態にできると分かる。
で、それを伝えようとするも、ゾンビに噛まれた者は敵だと、女の父親が話も聞かずに射殺。

そうして。

女の話が共有されていれば、殺し合わずに歩み寄れたかもしれないふたつの勢力が、最後死に絶えて全員ゾンビになり、ゾンビになっても習慣としてまだ殺し合いをしているという図でEND

……この映画の言いたいことは、人間が集まると必ず意見の対立が起きるけど、その意見の対立はやがてただの意地の張り合いになり、本質からかけ離れていく。
そういうことらしいんですよね。

良く描けた映画だと思うんですよ。
ゾンビをどうするかで、殺し合いになるって言うのは、冷静に考えるとおかしいのですが。
それすら分からなくなってしまうという。

……まあ、偉そうに言ってますけど。
そうならないように気を付けたいもんですよな。