素振りブログ。

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奴隷の値段

2021年06月07日 18時03分00秒 | 日記
今週の逃げ上手の若君で、悪党の頭が、仲間の少年少女の人身売買の値段を二人合わせて「15万円」って言ってたけどさ。
ちょっと安すぎないですか?

江戸時代に女の子を吉原に売り飛ばした場合、50両くらいの値段がついたという話を、前に小説を書く上で調べたんですが。
1両あたり5万円くらいだったと思うんで、女の子は250万円で売れるって話になるわけですが。

鎌倉の世だと、人間の値段はもっと安いんですな。
松井先生のことだから、きっと調べた上で「人間の値段は良く売れて7万5000円」って結論になったんだと思うんですけど。

やっぱ、社会が安定してて裕福で無いと、人間の値段って落ちるものなんですな。
わからなくもないけどさ。

値段が高くなるのは、供給が少ないから価値が上がるからだし。
市場原理ですよ。
簡単に手に入るものに、そんなべらぼうな値段はつくはずが無い。

鎌倉時代の、特に末期の不安定な世の中じゃ、そうなってもしょうがないですよねぇ。

江戸時代だと約250万円。
現代日本だと(無論違法ですが)人身売買を行ったとしたら、多分1000万円超えるんじゃないですかね?
手に入らないレベルは江戸を超えるわけですし。

ああ、ちなみに。
鎌倉時代の武家の在り方を書いた、ようは武家の法律・六法全書的な立ち位置の「御成敗式目」
これに、奴隷の扱いについて記した項目があって、確かこんなことが書かれてるんですわ。

一定期間、奴隷に仕事を与えなかったら、奴隷は奴隷で無くなる。

……ヌルイんだかキツイんだかよくわかんないですな。