素振りブログ。

一般でスピーチできる話の素振りのはずなのに、無理な話がほとんどのブログ。

範馬勇次郎の強さについて

2020年08月26日 00時00分00秒 | 日記
バキ・大擂台賽編で、勇次郎と郭海皇の仕合が終わりましたな。
バキを読んでるものにとって、範馬勇次郎は絶対の存在で。
誰にも絶対に負けることのない最強の生物。

これを否定する人間は居ませんよね。

あとさ。

作品の垣根を超えて、例えモビルスーツで勇次郎を襲っても、勇次郎が勝ちそうな気がするんですよね。
そんな馬鹿な?

いや、馬鹿じゃ無いんだなぁ。

バキファンに同じ質問したら「そりゃ勇次郎が勝つでしょ」って返答。
多分9割以上で返ってくると思うんですよ。

それは作品への欲目だ。
ファンだからそう思うんだ、って言われると。

多分違うと思うんだよねぇ。

だって、バキがお前の一番好きな漫画なのか?って聞かれると
「違う」って答えると思うんで。
無論、バトル漫画縛りで、ですよ?

最も好きなバトル、格闘漫画を複数挙げよ、って言われると、候補に挙がりそうではありますが、ぶっちぎり一位じゃない、ハズ。

なのに、バキの勇次郎の評価だけ、別格。ぶっちぎりで最強。
これ、何でなんでしょうか?

冷静に考えると、変なのよね。
作者の板垣先生は、そこまで強くは設定してはいないハズなのに。
(確か、狙撃したらそりゃ勇次郎でも死にますよ、ってコメントしてたような)

絵では、無い気がするんですよね。
その強さの原泉。

で、しばらく考えたんですけどね。

……どうも、アメリカのような気がする。

特に、米軍。

どうも日本人的にはさ、米軍ってメチャクチャ強いってことの代名詞だと思うんですよね。
それがかなりある気がする。

範馬勇次郎は、ベトナム戦争の時に傭兵として参戦し、米軍基地を単身素手で壊滅させたってエピソードあって。
どうも、そこから勇次郎の化け物じみた強さのイメージが決定づけられたような気がするんですよねぇ。
(銃撃しても銃弾が当たらず、壁は素手でぶち破り、半径4m以内に踏み込んで来た人間を同時に4人まで即死させられる。それだけで米軍基地壊滅)

あと「大統領の演説の仕方がムカついた、という理由で、徒歩でホワイトハウスに乗り込んで、そのまま大統領をぶちのめす。これが可能な男」

これもあった気が。

どのみちアメリカ絡みですな。

んー、ちょっと情けない話ではあるけどさ。
歴史的に、日本人に刻み込まれた「強さの基準」で、米軍、アメリカがそれだけデカイってことなんですかねぇ?

運命による責任ってやっぱあるだろ

2020年08月25日 00時00分00秒 | 日記
今、産経で連載している小説の「熱風団地」が結構面白い展開になってます。

内容を簡単に言うと、インドネシアあたりに存在するという設定の架空の国「ベサール」の王子を巡る話なんですけど。
このベサール、最近クーデターが起き、王様は幽閉。首謀者が独裁を敷いている状況で。
王族の大半は海外に逃げ、王子が日本に逃れたのですが。

ある日、ツアーガイドをしてた主人公が、外務省の関係組織と思われる「南十字星」に、在日ベサール人となっている王子を探してくれ、死にかかってるベサール王が会いたがってる、と言われ、多額の報酬と引き換えにその仕事を引き受ける、という話。

で、主人公。
元女子プロレスラーのヒロインと一緒に、その王子を探すんですけど。

伝え聞く話がアレでね。

問題の王子、ナンパ大好きで、女の子相手に「俺、ベサールって国の王子なんだぜ」と言って気を引いてるって話で。

ようは、王族の自覚ゼロのダメ人間なんですな。

自分の行動が、ベサールという国の国民全体の誉れ、もしくは恥になるって自覚が無い。

主人公は少年だからと許すんですけどね。
ヒロインはイラっと来てて。

私としてはヒロインに共感。
人間、望んで無くても生まれ持った責任と言うものはやっぱりあるよ。

その後ね、色々話が複雑になり。

ベサールでの権益を巡って、中国、日本、アメリカの3国の奪い合いに晒されちゃうんですけど。王子。

主人公は「まだ子供なのに可哀想だ」って同情するんですが、ヒロインはそれが王子ってもんだ、と若干厳しめ。

ここも、私はヒロインの側に立ちたかったですね。
望んでないとか、年齢とか。
関係ないわ。
恨むなら王制をやってる国の、よりにもよって王子に生まれてしまったことを恨め、って私なら言いますね。

逃れようがない、やめられないから責任を負わなくていい、ってのが真理なら

父親が幼女をレイプして殺害しても、その家族は被害者遺族に謝らなくていい、って理屈も成り立ちますからな。

そんなんありえへん。
逃れられない、やめられないは理由にならん。
生まれ持った運命、所属した国、共同体に伴う責任てのはやっぱある。

その他にも。

概念として知っている、ってことと、実際に知ってるは違う、ってネタや
(ベサールに民主主義を導入したいが、今やっても買収とすり替えの横行になるだろうな、って予想。ヒロインは「ベサール国民だって民主主義の概念くらい知ってるよ!」って反論するけど、それを「概念として知ってることと、実際に知ってることは違うんだよ」と一蹴)

クーデターを起こされた王様可哀想とか思ってるだろうけど、王様だってろくでもないところがあったはずだ。でなければ、クーデターが成功するはずがない。

……色々読み応えある小説なんですよね。
一応、紹介しておきます。

多分、完結したら単行本になるだろうし。

分析すると色々見えてくる

2020年08月24日 00時00分00秒 | 日記
元々、コロナ禍による不眠のストレス解消のため、再開した小説執筆作業。
それで書きあがった小説を、だいぶ長いことカクヨムで投稿してきてるわけですが。

カクヨムの良いところは「PV」ってカタチで、ひとつの話でも話数ごとの読者数がチェックできるところなんですけど。

投稿して、それなりに経つと、それなりに読んでもらえるので色々見えてくることが。

ようは「1話切り」される話の傾向。
そんな感じのもの。

ちょっと気になったから見てみたけど、なんかつまらなさそうor胸糞悪そうだから残りの話読むのやめるわ。

これがはっきり見えてくるんですよね。

1話目だけ突出して高くて、後ろの話がほとんど閲覧数稼げてないのは、まあ間違いなく「多くの人がつまらないと断じた」物語なんでしょうね。
で、1話以降、2話目もそれなりに閲覧数稼げていたら「まぁ、そこそこ読める話」ってことなんじゃないかと。

で、1話目が高くて、2話目以降ガクンと閲覧数落ちるけど、後ろの方までそのペースを維持できてるのがあれば、それは「人によっては拒否反応出る話」

PVの動きを見るだけで、色々見えてくるので面白いですな。

ウチの話になってしまうんで、恐縮なんですが。
私が投稿した小説でそれを分析すると。

わかりやすいのが2点ありまして。

共に、ダブルクロスで悪役をあてがわれているファルスハーツ所属の、少年少女が主人公ヒロインの物語なんですけど。

仮に

A)1話目が高くて、2話目以降ガクンと閲覧数落ちるけど、後ろの方までそのペースを維持できてる「人によっては拒否反応出る話」
B)1話以降、2話目もそれなりに閲覧数稼げている「まぁ、そこそこ読める話」

と分類すると
これがAとBで綺麗に分かれてる話がありまして。

こんな感じ

A)いきなり泣き叫ぶ不良少年を主人公が刀と手裏剣で脅して投身自殺させる話。
B)可愛い女の子とかっこいい男の子が出会う話。嬉し恥ずかしドキドキ展開。

……分かりやすっw

いきなり陰惨なシーン見せられたら、次の話を読もうかって人、そりゃガクンと減るよねぇ。
自分としては、必要だからそうした、って思ってたんですけどね。
読者様にはそんなもん、関係ないもんなぁ。

ちなみに結末は両方鬱。

大差ないと書いた人間的には思うんですけど。
それでもPVの動きに差が出るのは、やっぱ物語の話運びの問題か……。

バロッサ星人は一度に一万個の卵を産むそうだが……

2020年08月23日 00時00分00秒 | 日記
今週のウルトラマンZで、「バロッサ星人は一度に一万個の卵を産む」って話がありましたけどさ。
バロッサ星人って、成人するまでに死ぬ奴多いのか?
(まぁ、宇宙中で暴れまわって、危険視されてるそうだし。バロッサ星人を見つけたらぶっ殺せとか言われてるのかも)
(宇宙の被差別民族・バロッサ星人)

一般にさ、一度に産む子供の数が多い生き物は、それだけ死にやすい生き物と言われてますよね。

ネズミだとかウサギだとか。
餌になりやすい生き物は一度に沢山子供を産むのが基本。

対して、捕食者になる生き物はあまり多くないのが基本ですけど。
(人間なんか基本一人だし)

……と思って、ちょっと猫科の猛獣の情報探ったら、6頭くらい産むのが基本みたいですね。

でも、一般に捕食者は沢山産まないのが基本とは言われてる。
(ですよね?)

……一般論から外れるなぁ。

気になったからチンパンジーについても調べてみた。

チンパンジーはどうも一回の出産で一頭っぽいな。

……とすると。

一回の出産の数って、その生物の自然界の地位はあまり関係ない可能性高いですね。
いやま、捕食される機会が多い生物は、出産数が少ない種族は片っ端から絶滅するから、結果として沢山産む種族だけが残りそうですけど。

捕食者側はあんまり関係ないのかも。

ちょっと、子殺しの可能性考慮に入れて多いのか?なんてことを考えましたが。
別に猫科の猛獣の専売特許じゃないですしな。子殺しは。
チンパンジーも子供を殺すし。

だとすると、バロッサ星人が一万個卵を産むのは、別に宇宙中で嫌われてて、他の星の人間に見つかると基本殺されるから、ってのは言いがかりかもしれないのか。
スマヌ。バロッサ星人。

……と、ここまで書いて、ふと新たな疑問が。

……ウシ系の動物、何で一回の出産で一頭しか産まないの?

ヌーとかさ。
連中、一回で一頭しか産みませんよね?

捕食される側なのに。

……ひょっとしたら、妊娠期間が短いのかなと思ったんですけど。
調べてみたら、250日くらい妊娠してるみたいだし。おおよそ8か月?
人間よりは短いけど、言うほどのことか?ってレベルですよね。

……それで、何で絶滅しないの?

すっごい疑問なんですけど。

一回に産む数少ないし。
妊娠期間はあまり短くないのに。

それで捕食される側なのに。

……ホント、何で絶滅しないんだろう?

悪は悪として書く

2020年08月22日 00時00分00秒 | 日記
カクヨムで書いてる人の作品で、殺人鬼が主人公の作品があって。
「紛うこと無き同情する余地のない殺人鬼なんだけど、世の中的に『躊躇わず平気で人が殺せる人間が重宝される』状況になり、なんかヒーロー扱いされてしまう」
こういう作品で。

これさ、殺人鬼が悪として書かれてなかったらかなり不快だと思うんですよね。
でも、悪は悪として書かれてるんで。
かなり楽しく読めたんですよ。

この作品の場合は、まともな倫理観持ってる人が、彼らを憎悪する。
これですね。

この「悪は悪として書く」これ、結構重要だと思うんですよ。
拒否反応を起こさせない、もしくは和らげる、って意味では。

エロゲの話になるんですけどさ。前も言ったかもしれないですけど。

私、NATORI烏賊センセの作品の催眠術シリーズが好きで。
2以降はやってないんですけどね。買ってなくて。

内容をかいつまんで言うと「他人を思い通りに操れる技術・催眠術を習得した主人公が、邪悪に堕ちる」こういうもので。
作品によっては、最初から邪悪な人間が催眠術を手に入れてたりします。

やってること、えげつなくてね。

常識を書き換えて女の子の純潔を奪うくらいならまだ可愛い方で。

酷いのになると、相思相愛カップルの、女の愛の対象を、自分に再設定させる、と「一言命令」することで、心変わりさせたり。(たった一言ですよ?それで、それまでの強い愛の対象が切り替わってしまうの)

普通の男の子を耳元で一言囁くことで、レイプ魔に変貌させて自宅に帰らせたり。
(で、両親と妹を犯すように命令)

膣内射精した瞬間に、淫乱な別人格に変貌するように女の子に暗示かけたり。

もうホント、殺されても文句言えないえげつない行為のオンパレード。

プレイヤーの中には「邪悪過ぎて引いた」って意見もチラホラ。
(私もそれにはわりと納得)

で。
これさ、もし「催眠術を手に入れて、最高に幸せです!!」
こればっかりで、バッドエンド、もしくは報いを受けるエンドが無かったら、多分かなり不快だったと思うんですわ。

でも、そうじゃなくて。

私がプレイした分では、必ず「殺される」か「改心して、自分で自分を罰する」こういうエンドがあったのよね。

例えば、突如催眠術が解けた誰かに、階段から突き落とされて殺されて、「気持ち悪い!!」を連呼されるとか。
自分の邪悪さを自覚した主人公が、罪を償うために、催眠術の師匠を抹殺した後、自分の戸籍を消して底辺の人間になる、とか。
変な風に催眠術が解けてしまったヒロインに、変な思い込みをされ、そのままバットで殴り殺されるってのもあったなぁ。

ようは、作品全体としては、主人公たちの行為を肯定なんてしてないんですわ。
報いを用意することで。

これ、結構重要だと思うんですよね。
こういう、悪を愉しむ系統の作品だと。

「これはこれでひとつの愛のカタチ」だとか「これはひとつの正義かもしれない」みたいな。
曖昧にすると、そういうメッセージ性を感じてしまって、あまりいい気分しなくなる場合ありますからな。
(作者的にそんなつもりなくても、そう言ってるように見えちゃう。これが、結構重要だと思うんですよね)