素振りブログ。

一般でスピーチできる話の素振りのはずなのに、無理な話がほとんどのブログ。

ジャンプ感想

2021年02月23日 09時14分49秒 | 日記
ヒロアカ

轟家、長男が焦凍君だったらこの家族、おそらく上手く行ってたんだろうなと。
読んでて改めて思いましたわ。
燈矢君が長男だったのが悲劇のはじまりなのね。
まぁ、先週の段階で分かってたことだけど。

エンデヴァーも最初から狂ってたわけじゃなくて。
そりゃ「人間ダビスタ」をやりたさに、冷さんの家に金を積んで結婚を取り付けたのは褒められたことじゃ無いけど。
冷さんとしては「まぁ、しょうがないか」と一応受け入れてて、妻としての役割も果たそうとしてたわけで。
エンデヴァーの方も、夫として、父としての役割は一応果たそうと思ってた。
でも、発端は全部エンデヴァーの責任ではあるんだけどさ。
燈矢君の夢への情熱が、全部狂わせてしまったんだなぁ、と。

燈矢君の夢への情熱に火をつけたのが父であるエンデヴァーで、そのせいで死なせてしまったから「夢の達成」に息子の命が犠牲になった。
だから何が何でも実現させないと、息子の死が無駄になる。そう思ったせいでどんどん狂っていく。そのせいで妻まで狂って家族メチャメチャ。

その流れは理解できるし、エンデヴァーの気持ちも分かるんだよ。
だってそうしないと「自分が夢を持ったのがそもそも間違いなのだ」って認めるしか道が無いんだから。
でもな……家族の気持ちを思うと。

つくづく、長男が焦凍君だったら、この家族幸せだったんだろうなと思わざるを得ない。

長男が焦凍君だったら、他の兄妹生まれて無いのでは?という意見もあるかもですけど。
いやあ、どうでしょ?
案外「焦凍が一人っ子なのは可哀想だ。お金はあるんですし弟妹を作ってあげましょう」って冷さんあたりが言い出して、4人兄妹で円満に行ってたかもしれないよ?
そう思うと、今の状況の辛さが増して来て、何とも言えない甘美な味わいになりますね。(甘美なのか!?)


逃げ上手の若君

鎌倉末期は死人が多く、人肉の味を覚えた獣が多数生まれ、そういうものが「魔獣」と呼んでもいい危険な野生生物になった。
こういう時代背景に沿った展開、面白いですわ。
ギャグも段々安定してきて、いつもの松井先生節になってきてるし。
掲載位置わりと高めですし、これは長期連載狙えると思っていいのかな?


ウィッチウォッチ

HUNTER×HUNTERネタはやめといた方が良かったような気がします。
あれは滑ったと思う。正直。
そのせいで、後のギャグもイマイチ乗り切れなかった……

既存の作品をネタに出すときに、名前を直接言うのは危険だと思うんですよね。冷めるというか。
今週号では松井先生、王道展開というものが未来にはある、と諏訪頼重が教えてくるシーンで、諏訪頼重に悟空の被りものをさせてましたけど。
このぐらいの方がクスリと笑える程度で収まって、ちょうどいいと思うんですよ。
難しいよね。ギャグ。


Dr.STONE

染みついた軍人気質ってもんなのかね。
民間人を主張したら、スタンリーたちが即座に攻撃を止めるところが面白いと思いましたわ。
その辺徹底しているから軍人なのよね。
それが無いならただのテロリストであり、モヒカンの悪党なのよ。
強い軍隊ってのは、規律がキッチリ固まってる軍隊ですからねぇ。

でもま、フランソワが武器を持って立ち向かったら、今度は躊躇なくハチの巣にされるでしょうけどな。
それは民間人ではなく、便衣兵だし。

ヒープリが終わってしまいましたな

2021年02月22日 18時52分44秒 | 日記
先日、ヒーリングっどプリキュアが最終回を迎えました。
今年も見ごたえあるプリキュアで、ハグプリ→スタプリ→ヒープリと、高レベルプリキュアの三連荘で、続くトロプリ?のプレッシャーがキツイですね。
(主役が、デビュー作から注目してたファイルーズあいさんがやるから、トロプリの評判が悪いとちょっと凹みますわ)

今作のプリキュアは「地球のお医者さん」ということで、最初は環境問題がネタになるのかと思ったら。

ガチで病気がネタになってたのがなんともかんとも。
(しかも、どういうわけかコロナ禍まで申し合わせたように起きてくる始末)

病気の辛さが真正面から描かれてて。
主役ののどかが

「自分が病気になったせいで迷惑を掛けた人たちに恩返しがしたい」

という気持ちから、他人の役に立つことに情熱を燃やす子に。
立派だ、という風に思えますけどね。
これは「自分のせいで回りに迷惑を掛けてしまった」という罪悪感の裏返しでもあるんだよな。

で。
終盤に、敵幹部のダルイゼンが助けを求めて来たときに「もう苦しいのは嫌だから助けるの嫌」って泣きながら拒否するの。
ここ、以前も日記で書いたけど「よくこんな脚本書けたよな」と本気で思う名シーンでした。

自己犠牲は尊いが、それを他人に強制するのは違う。
嫌なら嫌だとハッキリ言っていいし、それを「自分だけ良ければいいのか」と非難するのはおかしい。
よぉ言うた!

日本人の悪いところだからね。
皆がサービス残業しているのに、何故お前はしないのか?とか。
皆が自粛しているのに、何故お前は店を営業するのか?とか。

いや、自分のノルマ終わったんだから、帰るのは自由じゃん。
どうしても残業しろと言うなら、残業代請求したいけど、それはダメなんだよね?
嫌だよ!!

いや、稼がないと死ぬからしょうがないだろ。
それにちゃんと、感染拡大防止策を講じてるよ!
それに、そんなに感染拡大が怖いなら、アンタ俺の店に来なくていいよ!
それでダメなわけ!?

……こういうことを言うと、袋叩きに遭う。
ホント悪いところだと思いますわ。
こういう「お上が命じなくても勝手に思想統制や全体主義的行動に走る」ところ。
良いところでもあるんですけどね。(プラスで働けば、法律を定めなくても高いモラルを持つことに繋がるわけですから)

前作のスタプリでは、「多様性多様性言うけどさ。なんでもかんでも認めていると、お前の大切なものを力を持った連中に踏みにじられるぜ?」って多様性の暗黒面を描いてたわけですが。
今作もそういう深いネタを見ることが出来たので、面白かったですね。

この話って、井上さんの脚本だったんだ

2021年02月21日 17時30分08秒 | 日記
ニコニコクウガで、確かピラニア種怪人のグロンギが登場する回が配信されましたが。
この回、井上さんの脚本だったのか。

井上さんの脚本って、大味の印象強いんですが。
(あと、凄まじく性格の悪い連中が出まくる)

この回、わりと繊細な感じがしたので意外でした。

どんな話か?

未確認生命体に憧れるヴァカが出る話。

どんなヴァカかと言いますと、人付き合いが苦手で、かつ耐える気持ちが皆無であるため。
職を転々としていたフリーター。
そのせいで他人を憎み、加えて重い病気にかかってしまったため、自暴自棄に。


「自分がこの世に居場所が無いのは、人間がクズだからだ」

「未確認生命体は人間を殺しまくってるから、俺と同じ考えのはずだ」

「未確認生命体なら、俺の事を理解してくれる」

……そんな夢を見るようになり、未確認生命体風のタトゥーまで入れてしまってるというバカチンですわ。
んなわけないのにさ。

グロンギは敵なんだよ。
で、人間は彼らの獲物なの。

獲物が何を考えてようと関係無いんだわ。
何故、意思の疎通が図れるという妄想を抱ける?

よく居るよね。
自分の所属する集団で軽く扱われているからと、敵の肩を持つヤツ。
で、そんなことをするから、ますます嫌われる。
で、余計に自分の殻に籠り、ますます利敵行為を繰り返す。

そして問題の敵の方では。
そんな奴は仲間にする気はさらさらなくて。
せいぜい、利用するのみ。
で、当然、利用し尽くした後は殺すんですけどな。
だって救う義務無いもの。元々仲間でも何でもないんだから。

だからさ。

どんなに「居場所無いなぁ」「軽んじられてるなぁ」と思ったとしても。
自分の所属している集団に敵対する連中を利する行為はしちゃならんのよ。
そんなことしてもアンタの未来は開けないから。
そうするしか無いでしょが。

どうしても我慢できないっていうなら、それはもうそこを出て行くしかないけれど。
出て行かないなら耐えるべき。
出て行かないんじゃない。出て行けないんだ、というならば。
それは「アンタ、その集団から利益もらってるじゃん」ってことやんね。
だったらますます、利敵行為をすることに正当性無いわ。

……とまあ、そんなことを考えてしまう、結構深いというか、繊細な話なんですよ。
だからかなり意外だったんですよね。この回が井上脚本だった、ってことが。

こういう話はロマンというか、想像の余地があって好きだな

2021年02月20日 16時02分26秒 | 日記
今週のヤングジャンプの読み切り作品を読んだんですけど。
かなり楽しかった。

縄文時代が舞台のオカルトモノなんですけどさ。
だいぶこの時代の事を調べてるのと。
オチが古事記知ってるとクスリとできるので楽しい。

どんな話かというと、年2回の複数のムラが集まるお祭りで、他のムラに住んでる意中の娘とセックスしようと喜び勇んでやってきた主人公。
お祭りでさあ、しようと声をかけたら。
娘は半年の間に他の男とデキちゃってて。
すでに腹に子供まで居る状態。
まあ、NTRられた?みたいな事になってた。

で、凹むもどうしようもない。
娘の心は戻らないし、
しょうがないから「もうお祭り嫌だなぁ」「早く終わらないかなぁ」と思いつつ腐っていたら。
そこで、気になる娘と出会ってしまう。

この話の面白いところは、

登場人物が刺青を身体中に入れてたり。

歌を大事にしてたり。

古事記の内容を伝説として語ってたり。

そういうところですね。
分かってるなぁ、って感じ。

どうもさ、日本に文字が伝わる前の時代。
日本人って、全身に刺青を入れてたらしいのよ。
それが中国の書物に倭人の特徴で書かれてるそうで。
それをどういう理由か知らんけど、時代の流れで止めちゃって、今に繋がるわけですな。

で、歌。
古事記を読むと分かりますけどさ、古代日本って、歌のひとつもまともに詠めない奴は女に相手にされなかったらしいのよね。
だからまあ、恋を追う男が主人公の場合、歌を気にするのは当然のことで。
ここも「分かってるなぁ」と好印象。

で、古事記に書かれてる伝説。
舞台が古代日本なのだから、当然彼らも語るわけ。

ここで思うわけですよ。
口伝で伝わってた話を、文字に書き記して残したのが古事記だから。
それより前の、この時代の日本の創世神話、つまりはじまりの物語ってどんな感じだったのかな、と。
そういうことの片鱗て、古事記に書かれた内容でも伺えて。

例えばさ、古事記に書かれている最初に世界に出現した神様「天之御中主神」
最初に出現した神様だから、一番重要な神のはずなのに。
何の神様か全くわからんのよね。

私はこれを「古事記が編纂されたときにすでに、古すぎて誰も詳細を覚えてなかった」からと思ってるんですが。
縄文人に古事記の一節を語られるとさ、その辺に思いを馳せてしまうよね。
この時代の人々は、天之御中主神がどういう神か知っていたのだろうか、と。

で、色々あって主人公、正常位でセックスすることに嫌悪感を持つようになり。
その後のセックスは正常位以外でやるようになるんですけど。

ラストで別の娘とイタしてるところ。
後背位なのよね。

……国生み神話でも、イザナギとイザナミ、まぐわうときに鳥の交合を参考にしたらしいから。
バックなんだよなぁ。

多分、それを意識してるんだろうなぁ。
と思い、クスリとしました。

気になった方はご一読を。

ヤンジャン感想

2021年02月19日 20時38分13秒 | 日記
かぐや様

かぐや様、会長が自分相手にSMプレイをしようとしていると勘違いし、対象F(人の姿をした家畜)をビクティムにしようとしてましたけど。
もし会長が本当にそっちに行ったらどうするつもりだったのか。

どうせ下賤の女、性欲の化身、地球の癌などと罵ったと思われ。

そっちを想像して、ならばいっそ会長に身を任せましょうとか勝手に覚悟決めるところは見てみたかったかも。


推しの子

かなちゃんは面倒くさいかもしれんけどさ。
人間性が善だからその点で信用できるというか。

それだけじゃあかんの?
(そういう問題じゃ無いんだよ)

まぁ、ファンがつく人間と、人間関係を築きたい人間ってベツモンだしね。
ファンになりたい人間って、良くも悪くも見てて聞いてて楽しい人間で、その人間性は嘘吐きのクソ人間でも別に問題無いけど。
人間関係を築きたい人間ってのは、自分を騙そうとしない、裏切らない人間だしな。
かなちゃんはそこはクリアしてるでしょ。
(だからこそ昔のコネでご飯を食べさせてもらってたわけだと思うし)

……まぁ、話の発端はアイドルグループとしてのファンの食いつき度の話だから。
それを人間関係を築きたい人間としての話と混同したのはかなちゃんですけども。


真・群青戦記

非常に趣味悪いのは重々承知してるんですけど。
アホの丸山が、真田家家臣の三好総兵衛伊三に首ちょんぱ(クリティカルヒット)を喰らってしまうの図を見て笑ってしまった。
そりゃま、ただの力自慢が戦国時代の武士に勝てるわけ無いよね。
この時代の人間、殺人がわりとフツーの出来事だったんだから。
日本人の今の倫理観に近いものが出来上がったの、江戸に入ってかららしいですからな。
綱吉の時代。
生類憐みの令が出された後ですわ。
命を大切に扱うようになってきたのは。
それまでは死にそうな病人は家の外に放り出すし、食べるに困れば子供を捨てるし、乞食が居たらぶっ殺すし。
かなり、というかすごーくメチャメチャ。
(それでもその前の時代よりはマシだったらしいけど)

見通しの甘い犯罪者ざまぁ、意外に早く来ましたな。
殺人の覚悟を決めなきゃ人を殺せない人間と、殺人が日常の人間とじゃ勝負になるわけないわなーw

でもま、できればこれ以上の虐殺は勘弁して欲しいところ。
モブ犯罪者たちは自分から死にに行ったんだから自業自得だけどさ。
他の人は真面目に職務をこなして、使命を果たしている人だからな。
死なれると気分悪いし。