病気の原因はウィルスではなく食生活


 ウォーカー博士は、現代人に胃腸を含めて消化器官の不調を訴える人が多いのは、

  1. 食べ物の組み合わせの法則に反した食生活と
  2. 不自然な飲食物が原因であるとし、

    ウイルスに原因があるのではないと主張している。
     ウイルスというのはそれ自体は完全生命体ではない。現代医学が病気の原因をウイルスに帰着させようとする傾向があるのは、19世紀のフランスの化学者ルイ・パスツールが発表した細菌説以来の伝統に基づく習慣にすぎない(ちなみにパスツールは晩年になって細菌説を修正している)。
     例えば、毎年、日本では年末年始に心不全、肝不全、腎不全などの生活習慣病の罹患率が急増するが、その原因は明らかに食生活の乱れであり、ウイルスにあるのではない。一般にアルコールは肝臓と心臓に害を及ぼすが、ビールはそれに加えて腎臓を潰すので要注意である。アルコールは毒性の液体で、体にとって異物であるから、体はこれをできるだけすぐに排泄するために血行を盛んにして皮膚から排泄しようとする。アルコールを飲んで血液の循環が「よくなる」のは人体が非常実態に陥っている証である。アルコールを飲み過ぎて心臓、肝臓、腎臓を痛めるのは当然の帰結である。

    自然の恵み健康法—野菜とフルーツの自然食 230ページ)


    話をまとめると、アルコールはほどほどに、ということですね。
    ぼくもアルコールは嫌いじゃないので、ちょっと頭が痛いのです。
    でも、家では飲まないようにしています。