Tokyo Walker

諸事探訪

Rolleicord Va

2018年03月30日 11時42分43秒 | カメラ

 かなり前にMinoltacord Automatを中古で入手したことがある。Take LensもView Lensも結構傷が多く、ミラーもかなり曇っており、ShutterもSlowが効かないという実用には不適なもので、今は本棚で完全な置物として鎮座している。それで二眼はもう懲りたかと思うのだが、いろいろな方の写真をネットで見ているうちに、またもや二眼の誘惑に駆られてしまった。今回はオークションでジックリ検討したが、それがなかなか難しい。古いものだけに、なかなかしっかりしたものが見つからない。無傷というのはほとんど見当たらない。多少のスレは無視するとしても、Lensだけは出来るだけましなモノをと探しに探して、やっと入手したのがコレ。

 スレは多少あるものの、なかなかの美品。View LensもTake Lensも写りに支障があるような傷や曇りは見当たらない。低速域のShutterも粘りなくしっかり稼働している。羽根も油浸みは見当たらない。とりあえず機能的におかしなところは今のところ見当たらないという代物だった。
 Rolleiというメーカーがあるのは承知していたが、あまり詳しくは知らなかった。今回二眼を入手するにあたり、いろいろ調べてみたが、どうやら二眼の元祖ということになるらしい。オークションでかなり美品の露出計付きFlexを見かけたことがあるが、落札価格を見ていると1,000円開始で何と200,000円を超えてしまったから驚いた。ということで本来RolleiflexがFlagshipというか高級機なのだが、これに対して汎用機、廉価版などと言われているのがRolleicordだ。しかしLensは高級機と同じであり、必要なところはしっかり作られているので、カメラとしては何等遜色がない。むしろ軽量、コンパクト、故障が少ない、C/Pが良いという多々メリットの方が大きいように思う。ちょっと情けないことではあるが実際に写真を撮る前に持ち運びでくたびれてしまっては本末転倒、FlexのBodyの大きさと重さを考えると、やはりちょっと躊躇してしまう。おまけにこのお値段ではせっかくの夢も覚めてしまうというものだ。
 入手したのはRolleicordの最終かつ完成型といわれるVa型だが、果たしてどんな写りをしてくれるものやら、6×6のSquare画面と共に今から実に楽しみなのであります。



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