2021/10/28、比較的暖かい秋の午後、久々に散歩に出掛けた。今日の相棒は「C.C Auto Petri 55mmF1.4」。しばらくメンテナンスしていたが、やっと完成したので様子見といったところ。
最初に近所の柿の木だが、今年も結構実が付いた。隣に大きな木もあるのだが、そちらは不作でほとんど実が付いていない。豊作不作の変化が激しい。誰も取らず、このまま鳥の餌になるのだが。
ちょっと四隅が暗いようだがHoodの影響だろうか。確かに晴れてはいたがこのBlueは独特だ。これを「Petri Blue」と称する方も居る。柿のシブ色もしっかり出ている。
林の中で木漏れ日を撮ってみた。光源の周囲には虹色のフレアが立つようだ。もっと派手なフレアが立つかと思ったが、それ程でもなく拍子抜けした。以外にも堅実なレンズである。
午後も三時近くになると、陽もだいぶ傾いてこんな感じになる。秋を先取りしたように色付いた木があった。しかし、(写真には撮らなかったが)近くに桜の木があって、何を思ったか花が咲いていた。桜は春に咲くものと思っているが、今頃咲いてしまうとサクランボはどうなるのだろうと要らぬ心配をしてしまう。
晩秋ともなれば、やはり椿の出番か。ツボミもたくさん付いて、これから本格的に咲き始めるらしい。立ち居で手持ちの撮影だが、近接ではなかなか難しい。ピントは花に合わせたはずが、すっかり外れて手前のツボミに合ってしまった。しかし、花の色合いはなかなか素晴らしいものがある。
故意にピントをずらして、木漏れ日を撮る。少し絞ると絞り羽根の六角が出現する。
絞り開放にすると丸ボケになる。もっと激しい二線ボケが出るかと思ったがそれ程でもない。
いつもの撮影スポットだが、葉は赤というより黄緑から濃いオレンジ色に変わるところ、これが一週間もすると真っ赤になるのだから面白い。
このハーモニックな彩りは何とも言えない。本当に初秋を思わせる一枚である。
翌日は久々の晴天、雲一つない秋晴れ、紺碧の高い空になった。
Petri Blueが気になって再度挑戦してみた。太陽は右手上、レンズの向きの角度は45度くらい。(下側に地表がある)このとき、Hoodの有無、開放と一段絞った(F2~2.8)ところで撮影してみた。
Focusは無限遠、Hood有りで開放。
同じくFocusは無限遠、Hood無しで開放。
ということで、どうやら画面の左右の上角が陰るのはレンズそのものが原因で、Hoodの有無が原因では無かった。この現象は無限遠でも近接でも変わらない。原因は不明だがちょっと個性的な性質である。
そして、一段(F2~2.8)絞れば完璧な「Petri Blue」があった。開放と絞った時の違いがこれ程顕著なレンズは見たことが無い。
Body α7Ⅱ/SONY
Lens C.C Auto Petri 55mmF1.4/Petri
Mount Adapter Petri--NEX/自作
Filter 無し
Hood φ55mm(F1.4用)/Minolta
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