2019年12月08日、ここ数日天気が悪く、小雨まじりの曇りが続き、昨日などは日中でも10度に至らず、雪が降るかという寒さだった。今日は一転朝から快晴。気温も少しは上がったようで、早めに薬師池公園を訪ねてみた。紅葉の見頃は既に過ぎて、葉の無い木々もチラホラ。秋の乾いた冷たい空気の中で落葉間近の木々を撮ってみた。
SONY α7Ⅱ/FUJINON 55mmF1.8
FUJINON 55mmF1.8というOld Lens、15枚程撮ってみたがいずれもピントが甘いというか、キリッと行かない。近接でも撮ってみたが、同様の傾向が見られた。共通しているところをみると、こういう撮れ方をするレンズらしい。別の見方をすれば「優しい描写」ということになる。好き嫌いはあるが、エッジの立った固い描写がお好みであれば、これは向かないかもしれない。肌合いがやわらかく滑らかに写る意味では人物描写に向いているかもしれない。多分シワも目立たなくなるように思う。そういえば昔「美しい方はより美しく、そうでない方はそれなりに」なんて富士フイルムのCMがあったが。レンズ造りもそれを目指していたのかもしれないと思い、納得した。
このレンズを使用するのに使っているアダプターはK&F CONCEPTの「KF-42E2」。Netの情報によれば、無限遠点がオーバーインフになるようだが、確かに無限遠点のピントはほんの少し手前にあるようだ。フォーカスリングで言うと∞記号に対して1mmほど手前かと思われる。∞記号合わせだけで撮る場合はちょっと注意が必要かもしれない。まあ、無限遠点で撮ることはなかなか無いのだけれど。また、このM42マウントの場合、ねじ式なので基準表示がかなりズレるという問題もあるようだが、このレンズではほぼ真上で表示された。ちなみに同じM42のPENTAXも同様で、アダプター側の調整機能を使うまでも無かったが、レンズによっては結構ズレてしまうものもあるらしい。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます