日々利用するバス停の目の前には、こんな森があります。季節の移り変わりとともに森にはいろいろな顔があります。木の種類は10種類を下らないと思います。これは人が植えた森ではなくて、武蔵野の全くの自然林だと思います。中央の盛り上がった木は蔦が木の天辺まで被った結果、このような恰好になっています。1ヶ月ほど前には、蔦がよく見えていました。このまま枯れるのかと 思っておりましたが、あっという間に(2週間ほどで)緑で被われてしまいました。
(OLYMPUS XZ-2)
いつか、この森の顔を撮ってやろうと思っていたのです。実際にはすぐ横に人家があったり道路があったりしても、写真は都合の良いところだけ切り取るので、現実とは異なったイメージになりますが、写真の撮り手としては「森に抱くイメージ」をできるだけ表現したつもりです。
朝8時、森は今日も元気かな、とバス停から何気に見るのですが、今日は朝日を浴びて生き生きとしておりました。冬の寒さから目を覚まして、ウーッと伸びをするような勢いがあります。桜の木もあるのですが、とうに散って他の木の、緑の中に埋もれてしまいました。
雨の日は鬱陶しくて好きではないけれども、この季節の森だけは素晴らしいです。新緑が輝き、爽快な空気と冷気が押し寄せて来るようです。人工の整備された公園の樹木とは異なる、人を寄せ付けない鬱蒼とした原始の森がこんな近くにあるなんて、考えてみれば驚きです。
あなたの近くにも、心休まる(目も休まる)森がありますか。
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