Tokyo Walker

諸事探訪

花の撮り方完全攻略ガイド

2014年07月13日 17時11分11秒 | 写真論

-花の基礎知識から撮影テクニックの詳細まで-
 吉森 信哉/CAPAレベルアップムック

 ムック(Magazine+Book)本などと呼ばれているハウツウモノ(実用的な方法や技術を教える案内書)。今まであまり読む機会はなかったが、ひょんなことから読んでみた。既に知っていること、知らなかったこと織り交ぜて楽しく読んだ。

 私は「風景写真」に興味があり、自然風景、いわゆる絶景などと呼ばれているものも勿論だが、そうでもなく、どこにでもあるような街角風景もかなり興味がある。今回は「花」が主題なのだが、共通することも多い。

 「写真を撮る」ということは、勿論被写体(花)が中心であることに変わりはないが、被写体の最も美しい所を探し出し、周囲の光、造形、バランス、配置(構図)、色彩を総動員して主役を盛り上げる作業である。テクニックはそのための手段(技術)である。ターゲットの被写体だけでなく、その背景の色や形が重要で、ターゲットと相乗するようにもって行く。

〇色を見たとき、画像の美しさ、色彩の豊かさ、艶やかさ、色とコクが重要だ。
〇造形を見たとき、ボケの形、空間の広さ、全体のバランスが重要だ。

 「写真を撮る」ということは、被写体の持つ存在感、美しさ、生命力、躍動感、造形の魅力、繊細さ、色あい、階調・・何かしらの魅力を、引き出し、強調し、演出することに他ならない。カメラは勿論、フィルム、レンズや三脚、その他機材や道具は勿論あるに越したことはない。しかし、最も重要なことは被写体の魅力を引き出すためにあらゆる光を活用する方法(テクニック)である。そのためなら手段を選ばない。全ては被写体の魅力を最大限に演出するためである。

 150mm級(35mm換算で92mmくらい)の明るいレンズ+テレコンの効用(接写能力、圧縮効果)は以外だった。また多重露光のピント移動も、絞り開放の点光源の利用方法も認識不足であった。まだまだ詰めが甘いな、と反省しきりである。



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