リクエストにお答えして複製方法の再、再登場です。(3回目かな~)
モデルさんは知る人ぞ知る「COX」のマニュアル車の運転手さんです。
(オートマの運転手さんはあぐらをかいていますね)
その1 まず頭の中でパーティングラインを描きながら粘土板に埋め込みます。
このとき、樹脂の流れと気泡だまりにも充分に注意をすること。
その2 流し込みのゲートを付けます。
その3 型枠をセットします。枠の内側にマスキングテープを貼っておくと後々都合が良いです。
その4 よく撹拌したシリコンを糸状にして細かなディテル部分に塗ります。糸状にして流すと、撹拌時の気泡が少なくなります。
その5 薄くシリコンを塗った細かなディテル部分をエアブラシで空気を送り気泡を除去します。
コンプレッサ圧は0.1Mpaといった所です。
その6 表面をある程度薄くコーティングしたら1回目のシリコン流し込みです。
その7 シリコンが固まったら、そのまま冷蔵庫で3~4時間ほど冷やします。
その8 冷やすと、粘土がはがしやすくなりますが、原型まで剥がれないように注意します。
(実は今回の腕の部分は秘密の工作をしてありますが・・・ナイショ)
綺麗に剥がれたらその4からの順番で、粘土かすを取り除いてから離型剤を塗ってから反対側のシリコン流しをします。
( 私は離型剤をリンレイワックス・ブルー愛用してます、とにかく安い、どこにでもある、効果抜群 )
その9 流し込みゲートをカッターや三角彫刻刀で刻んでから流し込みです。
今回は造形村の白レジンを使ってます。
※ 写真の通り、シリコン型の外周を3~5ミリ程度面取りをしたほうが型を閉じゴムバンドで押さえ込んだ時、
シリコン型のひずみを防ぐことが出来ます。
その10 こんな状態になりました。
おしまい 完成です。
今回使用のシリコンはベースが白ですが硬化剤がブルーで、比率も8%の為計量が非常に楽です。
撹拌時も、着色してあるので混ざり具合がよくわかり、実に便利です。
所要時間:シリコン2面硬化時間8時間+粘土埋め込み+型枠等の一連作業2時間といったところです。
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