カフェの帰りに、
一人でタクシーに乗ろうとした。
乗合タクシーは、行き先と値段を言って、
交渉成立したら乗せてもらえる。
私の家のある場所は「スタシオン、ラララ」
「LALALA(地名)のガソリンスタンド」
という意味。
何台か、交渉してみたが、
なかなかうまくいかなかった。
いつもより遠い場所だったので、
LALALAの方には行かないようだった。
何回か断られている私を見て、
タクシーを拾おうとしていたガボン人の男性が
「どこに行くのか?」
と尋ねてきた。
前にも、こんな風に若者たちに話しかけられて、
気を取られている隙に
エコバックを取られたことがあった。
それに、確かこの辺りで
タクシーに乗車すると見せかけて
客のカバンを奪うというひったくり事件が
あったという報告を聞いたような気がする。
そんな風に思いたくないのに、
「もしも」のことがあったらいけないからと
「恐れ」から、つい身構えてしまう。
ガボンの人は99パーセントいい人だ。
でも、わずか1パーセントの人のために、
疑ってかからないといけないのが辛い。
言葉が通じない私のために
彼は自分の持っている500セーファーフランを
見せながらいくらなのか聞いた。
「1000、スタシオン、ラララ」
と私が答えたら、
「俺に任せろ」
と言ったか言わなかったは定かではないが、
そんな風なジェスチャーをした。
「もし、一緒に乗り込んできたら、どうしよう。」
ちょっとドキドキしながら待っていると、
一台のタクシーが停まった。
「スタシオンラララ、1000フォン」
と彼が告げると、
プッとクラクションが鳴り、OKのサイン。
彼がドアを開けてくれて、
私が乗ったら、そのまま彼はいなくなった。
本当に、乗せてくれただけだった。
「メルシー(ありがとう)」
と言いながら、心の中で、
(疑って、ごめんなさい。)と謝った。
こんな瞬間が悲しくなる。
疑いたくないのに、もしものことを考えて、
あれこれ悪いことを想定しなくてはいけない。
自分の失敗が、自分の責任だけではすまされないから。
長崎で一人で山道を歩くときも、
「何かあったら危ない」
といろんな人に言われたけど、
その時は、その時だと強気でいられた。
自分で責任が取れるから。
でも、ここでは、すべて人に頼らないといけない。
それが私をますます弱く、
依存する体質に変えていく。
それは、私も守仁(しゅじん)も望んでないのに……。
二人で話し合った結果、
彼は6月までの任期だが、
私は2月で帰国することにした。
生きる世界が違う。
それは、終わりではなく、新たなスタート。
「月読みsmile」さんのブログに
私たちにぴったりのことが書かれてあった。
宇宙は本気、覚悟しなさい。
古いものを一掃し、
全く新しいものを
この世に生み出したい。
私はあなた、あなたは私
全く新しいカタチの宇宙の根源から
生まれるパートナーシップ
まさに今、それを求めている。
そして、それを体現していこうと思う。
愛する娘にその後ろ姿を見せるために。
☘️ 12月31日(月)☘️
K67 青い手・白い世界の橋渡し・音2
心を整理して、自分と人を癒す「青い手」
おもてなしの心で人に関わる「白い世界の橋渡し」
自らチャレンジしてみる日。
それまでとは異なった指針を手に入れよう。
いろんなことを人は言うけれど、
あなた自身の考えは?
過去の体験が考えを確認するのに役立つ。
K65〜k68
下積みが日の目をみる。
コツコツと実力をつけることによって、
多大な信頼を得る。
広く大きな見通しを持って、
階段を一段ずつ登って行こう。