Dance×3!

~ひよこの武道館(仮)~

Mr.Children 『優しい歌』

2022年08月22日 | Mr.Children~CD・うた~

今から21年前の2001年8月22日にシングル『優しい歌』がリリースされ…たそうです(笑)

 

記念日とかそういうのに疎い私なので、こういう情報はSNS等で知ることがほとんど。

で、それを誕生日的に扱うのも苦手な私。

でも曲によっては、

「あーそうか。あの時期か」

とか

「この曲といえば…」

としみじみすることもあって。

『優しい歌』もそのひとつ。

とても印象強くて感慨深い曲なのです。

 

この曲といえば、Tour「POPSAURUS 2001」。

そのライブではリリース前に披露されたわけだけど。

アンコールラストで…スクリーンに歌詞が映し出されて…っていう…。

この曲で終わったライブはとても爽快な気分だったのを覚えてます。

 

この曲は

桜井さんにとっての、Mr.Childrenにとってのひとつの区切りというか決意表明というか。

そう、『足音』や『終わりなき旅』と同じ位置にあると…私は思っています。

桜井さん自身の心の変化。

売れて、キャーキャー言われて、音楽も生活も自由がなくなって。

疲れて心が荒んで潜ってしまった深海。そして活動休止。

その人が…復帰して音楽を続けてくれて、ついにはこんな曲を作ったんだよ?

カップリングの「花」は別バージョンで副題の「Mémento-Mori(死を想え)」が取れてるんだよ?

いや…もう…(遠い目)

桜井さん自身の強さやメンバー、スタッフ、ご家族の力…だよなぁ。

 

その前のツアー「Q」からファンとの壁を薄くしてくれたこともあったし、

で、なんだったかな?雑誌かな?ラジオだったかな?

森田恭子さんのインタビューで

「この…”群衆の中に立って空をみれば”の”群衆”はリスナーのことだよね?」

「そうですね」

「サービスだね笑」

みたいな話をしてたのをすごく覚えていて。

サービスでもなんでも我々のことを視界に入れてくれたのが嬉しかったんだよね(←健気。笑)

 

さらに会報で桜井さんはこう言ってます。

 

「”優しい歌”はデビュー前のMr.Childrenがやっていた歌に近いかもしれません。

あの頃考えていたように、自分以外の誰かのために愛の歌を唄ってみたいと、今再び思える自分が有ります。

歌入れでは、感極まって声が震えました。こんなことは久しぶりです。

きっと僕の中で何かが変わっているのかもしれません。」

 

泣。

 

これを読んで一層安心、というか嬉しくなったのです。

というわけで、この曲はエピソードを含め、ライブのことも一緒に思い出せる貴重な一曲なのです。

 

ちなみにその頃の彼ら。

取材はポプザツアー中。

 

 スッキリ、いい顔だぁぁぁぁ


この雑誌インタビューでは『優しい歌』が出来上がる経緯も。

「寝て、起きたら(明け方5時くらい)、もうメロディが完成してた。イントロからエンディングまで。これ本当なんです」(桜井さん)


 音楽の神様に愛されてるねぇ…


ま、この後桜井さん、病気になって休んで、復活して…また次のフェーズにいくんですけど

 

でね。

この曲に関して

「前の奥様への懺悔の曲だ」とか「前妻とのお子さん(娘さん)へ捧げた曲だ」とか

そんなことを言われていたりするんですけど。

 

(´・_・`) んーーーーーーー

 

こういうのがね、SNSの怖さというか苦手な部分というか。

発売当時はそんなことを言う人はいなかったと思うんですよね。

でもいつの間にかそんな考えが広がっていたりして。

 

桜井さんの変化にはもちろんプライベートなことも含まれてるとは思うんです。

でもこの曲は希望や覚悟や力強さを何よりも感じるべき一曲だと。

私はそう思ってます。

曲は育つものだし感じ方も変わるものだとは思うけど。

自分の目で見たもの、感じたことを大切にしたいなぁと思うのです(なんだどうした笑)