今年のライブ納め。
KAN BAND LIVE TOUR 2022【25歳】@ Zepp Osaka Bayside
KANさんのバンドツアーも3年ぶりの開催。
私自身は5年ぶりの参加。
その間にKANさんも還暦に。
そんなバンドライブはどうだったかといいますと…
相変わらずで何より(笑)
ではセトリ込みの感想をちらっと。(以下ネタバレありです)
【セットリスト】
01.Sunshine of my heart
02.胸の谷間
03.まゆみ
04.ときどき雲と話をしよう
05.遥かなるまわり道の向こうで
06.東京ライフ(弾き語り)
07.星空がcrying
08.青春の風
09.愛は勝つ
10.MAN
~MC~
11.もしもし木村です(「今夜はかえさないよ」原曲)
~セットチェンジ・トイレタイムMC~
~メンバー紹介~
12.カラス
13.ふたり
~MC~
14.ほっぺたにオリオン
~MC~
15.23歳
16.テレビの中に
17.WIHTE LINE ~指定場所一時不停止~
18.君のマスクをはずしたい
19.Oxanne ~愛しのオクサーヌ~
20.キセキ~カサナルキセキ
(encore)
21.適齢期LOVE STORY~全曲つなぎ
22.エキストラ(弾き語り)
*今回のセトリは全アルバムから一曲ずつ演奏、とのこと
延々とPerfumeが流れる会場、そして開演前アナウンス。
「カメラ付き携帯電話、電話付き携帯カメラ、スマホ、スマヘ、8ミリフィルムによる録音・撮影は禁止です…」
そうそう、これこれ。相変わらずだな笑
開演。
ピアノの上に立つKANさん登場、そして「Sunshine of my heart」で派手に開幕。
あーこの感じ!もう楽しい!!
衣装はコスプレではなかったですが、カラフルな舞台はワクワク感を。
でもすぐに気づきました。
KANさんの喉の調子。
高音部分が出しにくそう&ガラガラ。
KANさん、2週間ほど前に流行りのアレに罹り、先週の東京公演を延期に。
そして、前日の名古屋公演から復帰したわけで。
まだ本調子じゃないのかな…それとも昨日の疲れが残っちゃったのかな…大丈夫かな…
東京公演の振替日を決めるのも大変だったみたいだし、これ以上延期公演を増やすわけにはいかないから無理してるんかな…
そんなことを一瞬で考えた余計なお世話な私。
でも本当に無理ならやらないだろうし、プロの判断を信じて楽しもうと。(変わり身も早い。笑)
というわけで、
咳払いをし水分を摂りまくるKANさんをみんなで”見守り"、楽しむ2時間45分になりました。
2曲目『胸の谷間』
KANワールド。
胸の谷間~、腿の隙間~だもん
53歳のときにこれを書いちゃうKANさんにはリスペクトしかない(笑)
そして曲に出てくるover55の女性をoverしたKANさんが歌うことに感慨深さも(笑)
で、その後に『まゆみ』
コレなんだよな~。KANさんライブの虜になるのが。
KANさんのピアノから始まって途中からバンドが入る。
シンプルな曲調からの間奏、サビの広がりは毎回感動する。
名曲だわ。
そこからは私の好きな曲が次々と。
『遥かなるまわり道の向こうで』も一時期聴きまくってた。
うわーうわーってなってたところで…
『東京ライフ』
この曲はバンドはお休みでまさに弾き語りで。
私、この曲は弾き語りで聴きたい曲のベスト3のひとつで。(ちなみに他2曲は「Songwriter」と「永遠」)
昨年の弾き語りツアーでは聴けなかったので、ホント感動。
KANさんのピアノの音色といい…ふるえました。
『青春の風』
KANさんはギターを持っても基本エアギターだけどこの曲で一部をちゃんと(?)弾きました。
そしてそれはスクリーンにアナウンスされてました。
「ここから実際に弾きます」と。
笑
で、おなじみ『愛は勝つ』
KANさんのライブでは必ず演奏されるこの曲だけど、なんだろな…昨日あらためて思ったんですね。
キャッチーでPOPだなぁ
って。
こんな時代だからかな?
最後の転調とか…なんかすごくいい曲だーって思った。
『MAN』
これも名曲。
♪ MAN ~♪っていう部分が全部声掠れてたけど、それがまた味になっててよかった…
ここまで一気に演奏して、ようやくMC。
「弾き語りライブとは違うからMCは少な目にしよかと。でもここからは…笑」
『もしもし木村です』は『今夜はかえさないよ』の原曲。
1980年代後半、自分で応答メッセージを作成して流す留守番電話に当時、実際流すために作った曲だそう。
きっちり3分間。
この曲を聞き終わらないとメッセージを入れられないけど、その曲は好評で歌詞を変え収録されたとのこと。
KANさんのサービス精神というか、独特のユーモアさやこだわりは昔からずっとだったんだなぁと。
セットチェンジではKANさんは邪魔にならないようにピアノの上に立って漫談。笑
「トイレ行くなら今です。おもしろい話はしないから」←フラグ。
「はい、にょーーいどん!」←もうおもしろい。
で、大阪で見つけた標語の話。(*「知らんけど」 言うたらあかん 火の始末)
あとはきゃり~ちゃんとあ~ちゃんがUSJと京都に行った話。
自分がそこについて行ったなら、どういう立ち位置で…云々…
と話している途中でセットチェンジも終わり、バンドメンバーにも促され、まだまだ話せそうなネタは強制終了。笑
とはいえ、その後はメンバー紹介でそれぞれの小ネタも披露していったので、和気あいあいとお話タイムでした。
ドラム清水さんの「七夕の願い事に”一度でいいから夏バテをしたい"って書いていた」っていう話が私的に優勝(笑)
そして、2曲の演奏後再度セットチェンジ。
またもKANさんはピアノの上に立ち、MCを。
というか、ここであの報告をされました。
ずっと一緒にやってきていたキーボディストの矢代恒彦さんが9月に亡くなったということ。
ネットニュースやKANさんのツイートで知っていたけど。
こうした機会に自分の口から伝えてくれるのがKANさんぽいなぁと。
全公演でこうして声に出して言うのってその都度悲しいだろうにね。
矢代さん、ご冥福をお祈りします。
後半戦は『ほっぺたにオリオン』から。
「歌うのが好き」ということから抜擢された(笑)今回のkey.大坂孝之介さんとコーラス菅原龍平さんとKANさんで。
「少しだけ練習させてください」と言いつつほぼフルコーラスを3人で歌ったあと、バンド演奏で再度。
『23歳』からはもう全力疾走。
あ、でも「23歳」演奏前にKANさんのこだわりを感じるMCが。
KANさんはライブではバンドで出来る最高最大の音を作りたいと。
つまり録音された演奏音をライブ演奏に重ねる「シーケンス」は使わずに舞台上で出来るライブをやっていきたいと。
でも。
この曲だけは弦楽器の音とフルートの音をどうしてもいれたいのでシーケンスで入れさせてもらいます、と。
*「シーケンス」、「プロンプター」、「覚醒剤」はやっちゃダメだと思っているそう。
(前2つに関しては「僕は」っていうのを強調してました)
そこで披露されたのがKANさん手書きの弦楽器の楽譜。
ナニ?アレ?
ど素人の私が見ての感想です。
何重にも重ねられた音符。
どのレベルの難易度かまでは分からないけど、なんかとにかく凄いのは分かる。
一連のMCと楽譜からKANさんの才能とこだわりが見えました。
で、全力疾走のシメはアレ。
『Oxanne』
これもライブでは定番ですが。
ミスチルファンは鼻膨らませちゃう曲。
聴くたびに浮かぶのはあの方。
桜井さん…もとい、キヌガサマサトさん。笑
あの方が歌う姿を思い浮かべるだけでこの曲の魅力は倍増します。
ライブでは菅原さんがその役割を果たしてくれますが、
最後の「おっぱいぱい!」の力強い連呼には感動さえ覚えます。
ちなみにライブの際、この曲で登場するおっぱいバルーン。
今回は「感染症対策のため、映像でお楽しみください」と。
映像で見るおっぱいバルーンはなんだか…シュールでした。笑
本編最後の前。
「今日は”見守り”をテーマに…」と。
たぶん、あれだね。喉の調子のこと。
最後までそれを明言することはなかったけど…そういうことだろうなぁと。
そして最後の曲『キセキ』
これがもうね。
詳細は割愛しますが、途中から秦基博さんとの合曲『カサナルキセキ』に。
秦さんの『カサナル』パートは菅原さんが。
スクリーンに出る歌詞と二人のミュージシャンの歌声。
生でそれを体験すると…目も耳ももう大変!そして感動。
ミュージシャンってスゲー!とあらためて感じる一曲でした。
アンコールは恒例の『適齢期LOVE STORY』からの「全曲つなぎ」。
今日演奏した曲を少しずつ繋げて今日の復習を。
仲間外れ曲は「うっせぇわ」(Ado)だったけど。
「うっせぇ、うっせぇ」と「ぱいぱい」
何度言うねん、何度スクリーンに文字出すねんっていうくらい(笑)
で、そんな大騒ぎをしてからのラスト。
『エキストラ』をKANさん弾き語り。
やるよね~。
泣かすよね~。
うん。
こうして振り返ってもやっぱり安定のKANさんだったな。
あ、そうだ。
還暦ということで今年、記念に「振袖」を着て撮影しました、と。
そしてその写真をみせてくれました。
赤い振袖を着て写真館でよく見るポージングで撮影された写真。
いやなんかフツーにイイ感じですやん…笑
安心安定のKANさん。
昨年の弾き語りライブと今年のバンドライブ。
私自身久しぶりだったわけですが…
こうして参加すると次はまた弾き語りに行きたくなるんだよな~
まさにKANループ。笑
今回は矢代さんのこともあったし、KANさんの罹患等々もあったし…
今後も会える機会を大切にしたいな、と思った日でした。
わー、長い。
削るの面倒なので、そのまま…
読みにくくてスミマセン。