今年初めてのライブです。
Cocco 25周年ベストツアー 2023 ~其の2~ @大阪フェスティバルホール
いや~
なんかね…
愛をたくさん感じるライブ
でした。
なんだろね。
彼女の歌は優しさだけではなくて、
時には残酷だったり、哀しかったりするのだけれど。
哀しみの中に愛や優しさがあって。
その歌詞に彼女の歌声が重なると…
自分の心のトゲトゲした部分をそぎ落としてくれるし、
私自身の弱さを突かれてキューーっとなる…というか。
うん…やっぱり”浄化”される感じかな
以下、セトリです。
【セットリスト】
01.焼け野が原
02.ドロリーナ・ジルゼ
03.樹海の糸
04.キラ星
05.あなたへの月
06.ベビーベット
07.楽園
08.もくまおう
09.BEAUTIFUL DAYS
10.お望み通り
11.コスモロジー
12.Raining
13.Never ending journey
14.潮満ちぬ
15.ポロメリア
16.花柄
17.音速パンチ
18.あたらしいうた
19.ウナイ
20.クジラのステージ
ええ。
とりあえず最初の3発でヤラレるわけですよ…
泣いちゃったもんねー
何?
私のどこかに”こっこスイッチ”があるんだろうか?笑
音響のよいフェスティバルホール。
彼女の歌声が会場全体を包み込むわけですが。
さらに曲によってはあの高い天井を突き抜けていってしまいそうな…そんなパワーも。
『音速パンチ』とか…
スゴ…
としか。
『ポロメリア』では最後の方で少し声を詰まらせて。
顔をぬぐってました。
私の席からはハッキリは見えなかったんだけど、あのときこっこは泣いていたんだと。
彼女もホント全身全霊です。
昨年の11月の「其の1」(記事は コチラ)ではMCは一切なしで歌い続けたこっこ。
その姿に緊張感さえ感じたのですが。
今回はそうではなくて。
『お望み通り』後、
「今日はお好み焼き祭り、たこやき祭りでよ。でーじネギ臭いわけよ。だから(前の人)マスクしててな」
とこっこ節全開。(そしてその後『コスモロジー』でめっちゃ聴かせる)
さらには『あたらしいうた』後。
「25年やっててもまだ初めてのことはあって。こないだ初めて「極道の妻たち」を観たんだけど」
と話し始めて。
そこで「いてこます」という言葉を初めて聞いたと。
「あの状況だし、明らかに良くないことを言ってるよね?」
「でもなんとなく文房具の名前みたいじゃない?”いてこますの三角定規”みたいな?笑」
「沖縄でも”しなす”とか言うし…そんな感じだろ?」
「じゃあ、いてこまします。笑」
※「いてこます」… 「やっつける」という意味の関西弁で、主に大阪で使われます。 親しい友人に冗談で使われることが多い一方で、険悪な場面やスポーツ観戦で野次を飛ばすときにも用いられる言葉なので、使い方には注意が必要です。
で、息を呑むような『ウナイ』でホントにいてこまされるわけで。笑
それはそれはもう…
ギャップ萌え。
本日3月21日がCoccoデビュー日で26周年。(おめでとう)
ライブのとき、そのことにも触れ。
このツアーが4月以降も続くことから…
「明後日(3/21)以降は26周年という矛盾の中でやっていきます笑」
笑。
彼女のMCもホント天才的だわ。
ラスト曲『クジラのステージ』は…
軽やかな曲調に反してすごく切ない歌詞なんだよね。キューってなるやつ。(歌詞は コチラ)
でも彼女の歌声はとても優しくて温かくて。
まさに今のCoccoの世界って感じ。
昨年からお顔があまり見えないような衣装だったり、照明演出だったりしているのですが。
この曲が終わったとき、ステージ全体が明るくなって彼女の姿、お顔もはっきりと。
そしていつものように右へ左へ楽しそうにお礼をするCocco。
終わったとき、優しい気持ちになれてました。
ありがとう。