記憶の場所

観た映画の感想をつれづれなるままに書き連ねるブログ。週1~2本、たまに映画館。

堤幸彦監督「トリック劇場版 ラストステージ」

2014-01-21 21:00:21 | タ行
トリックを観て仲間由紀恵が好きになった人って多いんじゃないかなぁ(勝手な感想)

久々の邦画。久々の映画館。
「トリック劇場版 ラストステージ」を観てきました。
ドラマをしっかりと観たのは第2シーズンから。実は第1シーズンを観てない。(だって深夜枠だったんだもの。)
でも、トリックの世界観をある程度知っていれば十分面白い内容だった。上映時間の割には中身も詰まってるし、少しぐらい理不尽でもそれはトリックの世界観だから納得できるし。そういう意味でこの映画は得だよな。
ラストシーンには若干うるっときた。夢と希望が垣間見えるラストシーン。あの終わり方は素晴らしいと思う。ちょっとね、感動が強すぎて、エンドロールが終わってもすぐに動けなかった。(普段はエンドロール後速攻帰るタイプ)
山田と上田はあの関係がいいんだよな。つかず離れずの微妙な感じが。
内容如何はあまり書きすぎるとネタバレになるから置いといて、オカマの北村一輝がだいぶ強烈。東山紀之はスーツもかっこいい。眼鏡にスーツっていいよね。

思えば最初にトリックを観たのは中学生の時だったかな。夏休みで昼に再放送やってて家族全員でハマって…仲間由紀恵も阿部寛も生瀬さんもこのドラマで好きになった。鬼束ちひろもこのドラマがなかったらまず聴かなかった気がする。
ギャグとシリアスのバランスが良い。クドカン脚本のドラマ、三谷幸喜監督の映画と同じくらい外れの無い監督だと個人的には思う。
なんか、「終わっちゃったんだなぁ」って空虚感。でもまたどこかで会えるよね。
(この空虚感は個人的に「魔人探偵脳噛ネウロ」を最後まで読み切った時の感じに似ている。)


蛇足
ほやボーヤが登場してビビる。
画面の隅々までネタを探してしまうので時々ストーリーに乗り遅れる。
エキゾチック美女が素晴らしい。

さらに蛇足
いつもの映画館の注意が…!とんでもないことに……!
いやスクリーンに「○〇のNEXTが!」って出た時点でそりゃもう嫌な予感しかしないよね!おじさん何やってんですか!(そういえば2月8日公開だなぁ。)



トミー・ウィルコラ監督「ヘンゼル&グレーテル」

2014-01-13 17:56:23 | ハ行
サンホラのヘンゼルはお菓子で激太りしたけど、こっちのヘンゼルは糖尿病。


トミー・ウィルコラ監督「ヘンゼル&グレーテル」。ジャケットから漂うB級臭と、それ以上に面白い中身。
悪くない、うん、悪くない。

ダメおっさんヘンゼルと割ときつめ美女グレーテルがお菓子の家の魔女を退治した後ウィッチハンターとして活躍し、ある街に雇われたことから物語はスタートします。
ハチャメチャトンデモストーリー系映画だと思ったら予想以上に構成はしっかりしてるし、キャスティングは豪華だし、展開に無理はないし。これをDVDレンタルで100円で観られるのであれば得。
この兄妹、魔女の魔法が効かない体質(おそらく2人の生まれにその理由があるとは思うけど)なので、魔女との戦いは武器&殴り合い。武器のギミックは楽しいよ。もう少し観たかった。で、あとは殴る殴る殴る。VS魔女でここまでガチ殴り合いをしたのってこの2人くらいではなかろうか。それにしてもあのボウガンどんな仕組みなんだろうか。面白い動きをするからくり武器なんだけど、あれ気になる。欲しい。
グレーテルちゃん、おそらくグロ耐性MAXだから、何があっても動じない。でもそれがいい。美人な姉ちゃんが血飛沫を浴びても微動だにすることなく「私この呪い嫌いなのよ」と一言。う~ん恰好( ・∀・)イイ!!
魔女も魔女で、元が美人のクリーチャーって悪くないよね。あのデザインセンス嫌いじゃない。
初めてジャケットを観た時から「これは観るしかない」と思って思ってずっと待ってた映画だったから、その期待を裏切られることなく面白かったから非常に満足。

蛇足
ラスボスにつき従ってた魔女のうちの一人、あれは明らかに馬鹿すぎるだろう。