記憶の場所

観た映画の感想をつれづれなるままに書き連ねるブログ。週1~2本、たまに映画館。

クリスチャン・スレイタ-監督「その男は、静かな隣人」

2013-08-25 18:45:58 | サ行
淡々としていた割に激しい映画。

クリスチャン・スレイター監督「その男は、静かな隣人」を観ました。
主人公の考えていたことはわからなくもない。誰にだって殺したい(と思いたくもなる)同僚はいるし、職場や学校を爆破したいと考えることはあるだろうし。
ただ、それを実行するかどうかは別。

主人公、さえないサラリーマン。(この時点でちょっと感情移入)年下上司に叱られる毎日。気の弱さ故からかわれいじられる主人公。なんというか、うん。良くいるよね。自分も今のままだとこうなるのかね。気をつけねば。
それは置いといて。
どうも結末は夢オチみたいな感じらしいんだけど、それにしてもこの主人公ひどい。おそらく男尊女卑のバイアスかかってる。「女は皆身体で出世してるんだろ!?」と。
まぁ…かわいそうな奴では、あったよね。最後まで観ると一抹の寂しさを感じる。

蛇足
この主人公を演じてた俳優さん、昔は美少年(美青年)で有名だった、らしい。
欠片もその面影がなかったのが残念だ。

ゴア・ヴァービンスキー監督「ローン・レンジャー」

2013-08-19 22:20:11 | ラ行
テーマ曲が「ウィリアム・テル序曲」って卑怯だ(褒め言葉)


ジョニデと聞いたら観るしかない!ということで「ローン・レンジャー」観てきました。
(「パシフィック・リム」と悩んだけどこっちを観ることに決めた)
上映映画館が市内でもあまり大きくない方の映画館だったため、「CMやってる割に評判悪いのか…?」なんて邪推してましたが、杞憂でしたね!いや面白かった!

この、アクションと「ウィリアム・テル序曲」がまた良く合うんだよね。うまく作ってる。
最後20分だけもう一度観たい!と思う。面白いんだって。
ジョニデも結構いい歳でしょ?その割に跳ぶわ跳ねるわしがみつくわ。あと、ジョン・リード(ローン・レンジャー)役のアーミー・ハマーがイケメン。イケメンで御曹司って中二設定もいいとこって感じがしないでもないが、イケメン。
こういう仲が良いんだか悪いんだか良くわからないコンビの掛け合いを観るのが大好きな身としては、2時間ずっともう幸せでしたよ。
でも一番驚いたのが、ヘレナ・ボナム=カーターが冗談抜きで可愛かったこと。この方大好きなんだけれども、いっつもいろんなベクトルできつい役しかやってない気がするんだが、普通に可愛かったぞ。可愛いんだよ。

個人的には、もう少しアクションシーンが多くても良かったかな。最後のアクションが面白かったから、ほかの場面でも見てみたいって気になるんだよ。
もちろん、ほかで溜めて溜めて我慢してのラスト20分、という考え方もあるが。

蛇足
「洋画は字幕で!」派だが、ジョニデの時は、字幕にするか吹き替えにするか悩む。
吹き替えの声優さんが大好きなので(そしてこれがまたジョニデに合っているので)悩む。
そしてヘレナ・ボナム=カーターの吹き替えをやっているのが朴さんだという事実に驚く。

ニコラス・ウィンディング・レフン監督「ヴァルハラ・ライジング」

2013-08-11 23:06:13 | ア行
北欧神話ってこんな話だったっけ…?

ニコラス・ウィンディング・レフン監督「ヴァルハラ・ライジング」を観ましたが…
結局何をしたい映画なのかが良くわからない!
解説見ても他の方のレビューを観ても「よくわからない」しか書いてないから尚更よくわからない!

最初の30分は、見応えもあるしなかなか面白い。
最後の30分が意味不明にも程がある、という状態。誰か解説してくれ。
宗教の対立っぽい話だったから、そこを踏まえて観ればまた何かわかるのかもしれないけど、もう一回この映画を観ようという気力はないな。

蛇足
最初の30分は筋肉質の男性の上半身がよく出てくるので、見てて楽しかったです。

クリスチャン・ヴォルクマン監督「ルネッサンス」

2013-08-06 20:46:05 | ラ行
ぬるぬる動くよ!

クリスチャン・ヴォルクマン監督「ルネッサンス」
全編白黒のアニメ映画。モーションキャプチャーがフル稼働。だからかな。アニメの割にぬるぬる動く。
ストーリーは月並みなんじゃないかな。企業の陰謀と謎の女。とにかくこの映画の特徴は、「全編が白黒映画」ということに尽きる。
最近だと、「フランケン・ウィニー」が全編白黒3D映画ということで話題になったけど、そういう生ぬるい白黒じゃないんだよ。とにかく"白"と"黒"。カラー映像を白黒にしたんじゃなくて、すべてのものが白か黒に塗りつぶされている世界。慣れるまでは目が痛い。
面白いけど、目がちかちかしてくるのと、白黒のせいで余計にキャラの区別がつきにくい。
発想は良いんだけどなー。見づらさだけはなんとかならんかなー。ということで、
かなり人を選ぶ映画だなとは思いました。

蛇足
小山力也さんの声を聴くと、もう頭の中ではジャックが24時間追っかけてるか追っかけられている図しか思い出せないので、『24』が日本人にもたらした弊害というか業はかなり重い。