記憶の場所

観た映画の感想をつれづれなるままに書き連ねるブログ。週1~2本、たまに映画館。

マット・リーヴス監督「クローバーフィールド/HAKAISHA」

2018-02-18 22:04:43 | カ行
副題の必要性がわかるようでいまだにわからない。

マット・リーヴス監督「クローバーフィールド/HAKAISHA」

低予算のパニック映画という噂だけは着ていた状態で公開からしばらく触れることはなかったけれども、せっかくだし一度観てみようかと。

面白いかと言われると、うーん。アメリカ的なクリーチャーより日本の怪獣の方が好きなので、というところが大きい。
暗視モードにしたら後ろから寄生体どもが追っかけてきたのが見えたときはどきっとした。
それにしても最近地下鉄を逃走するシーンをよく見る気がするな。

映像酔いするかな…と思ったけど特にせず。ふつうカメラ回しながら逃げる奴いないだろーwwと思ったりもしたけど、今の世の中それこそ普通にいそうだよね。あとでyoutubeに上げるかテレビ局に売るのか、それはわからないけど、後日テレビで「視聴者提供」ってテロップ入って流されるやつ。
この映画の一番の敗因は登場人物に全く感情移入できないところじゃないかな。自ら死地に飛び込んでいくヒーロー気取りとか、どう見ても人間のクズ(=カメラマン)とか。でも日常の中で起こった出来事って考えればそういうもんなのかと思わんでもない。

これ関連シリーズも全部観ないと多分あの生物の謎は解けないんだよねきっと。でもそんな気力が湧かんなぁ。
機会があったら続きを見たいけどとりあえず後回しだな。

ギャヴィン・オコナー監督「ザ・コンサルタント」

2018-01-28 08:13:21 | カ行
どっかで観たことあるストーリーだと思ったらこいつだ
テイラー・ハックフォード監督「パーカー」

ギャヴィン・オコナー監督「ザ・コンサルタント」
題材は良い映画なのに設定盛り込みすぎて生かしきれていない感。

高機能自閉症で裏金管理しててスナイパーでもある会計士が主人公なんだが、これ裏金管理の設定がまずいらん気がする。
まぁいいや。
ベン・アフレックは格好良かったです。
個人的には高機能自閉症で数字に超強い会計士が事件に巻き込まれた話、で良かった気がするんだなぁ。
体術とか狙撃術?父ちゃんに仕込まれました。父ちゃん元軍人だったらしいしね。

本当に本当に最後のオチは良かった。なるほど、と思ってしまった。
あと濡れ場と恋愛がないのが良かった。そっちに転ぶか!?と思ったけどそんなことなかった。

自分の中では、こんなにだめだしばっかり湧いて出てくる映画も珍しいなぁ。レンタルだからいいけど映画館で観てたらがっくりして帰ってきてたと思う。

デヴィット・ヴェント監督「帰ってきたヒトラー」

2018-01-23 22:10:51 | カ行
毒たっぷりのコメディだった。最初の5分で腹筋が持ってかれた。

デヴィット・ヴェント監督「帰ってきたヒトラー」
ヒラコーがよくネタにする某独裁者が現代ドイツに蘇ったら…という話。

現代人はもちろん彼が本物とは思っていないし、彼はもちろん彼でしかないし、その食い違いが面白い、が。
これ紹介には「コメディ」ってあったけど、コメディにしては風刺というか毒が効きすぎているような気がしないでもない。
ヒトラー賛美ととられても確かにおかしくはなさそう。

そう思えるくらいに、まともなこと言っているんですよね。多分当時のドイツ国民だったら自分も支持していただろう、と思わずにはいられないほど。
街の人たちが思ったよりフランクだなと思ったら、エキストラじゃなくて本当に街の人たちの中に入り込んで撮影しているのね。
まさか本当に本物がよみがえったと思った人はいなかったろうけど、皆動画撮るし写真撮るし人気者なのね。
もっとドイツの人たちはこの手のネタに対してピリピリしているもんだと思ったわ。

笑えるってよりも考えさせられる面の方が多い気がする。

蛇足
ゴス女クレマイヤー嬢がかわいかった。

オリヴィエ・メガトン監督「96時間/リベンジ」

2018-01-21 20:06:52 | カ行
最強のパパン再び

オリヴィエ・メガトン監督「96時間/リベンジ」

前作で娘をさらわれてブチ切れた父ちゃん(リーアム・ニーソン)が再びブチ切れる映画。

というか、父ちゃんよりも娘キムの方が大活躍してたような気がする。

父「なんで免許取れないんだい?」
娘「縦列駐車が苦手なの。」
 ↓
イスタンブール到着後
 ↓
娘「銃よりは運転の方が…」からの左右ドリフト急カーブ交差点すり抜け等々お前縦列駐車が苦手とかってレベルの運転じゃねーぞというカーアクションの数々。
その後無事免許取れてたけどそりゃその運転で取れないほうがおかしいわ。

どこぞの映画の「復讐は何も生まないがスカッとする」を体現したような映画。
ストーリーは、攫われるのが娘か元妻かの違いくらいで、まぁ予想できるよねって感じ。
短時間ですっきりしたいときは良いかもしれない。


マシュー・ボーン監督「キングスマン:ゴールデン・サークル」

2018-01-08 20:05:58 | カ行
スタイリッシュ滅殺(褒めてる)

マシュー・ボーン監督「キングスマン:ゴールデン・サークル」
コリン・ファースとハル・ベリーとマーク・ストロングがかっこいい映画。いやもちろんタロン・エガートンも良かったんだけど、
私の推しはコリン・ファースと見せかけてマーク・ストロングです。

相変わらずスタイリッシュでポップな感じにグロいシーンがよくある映画であった。
今回ラストステージがアメリカンなポップカルチャーだったから多分余計にポップでグロい。
笑いどころというか突っ込みどころというか、誰かに話したいけどネタバレするのもなんだから箇条書きにする。

・全然可愛くないAIBO
・大活躍するミンチ製造機
・ハル・ベリーに漂うイケメン感。おそらくステイツマンの中で一番のイケメン。
・そのネタ前作から引っ張ってきたのかよ(無論ハリーのこととかヴァレンタインのことではない)
・えっ?別の穴でもいいの?
・突如始まるミュージカル調
・まさかの本人出演。そしてなかなかに強い。

3作目の予定もあるようだけど、あのラスト的にさてどうなることやら…