記憶の場所

観た映画の感想をつれづれなるままに書き連ねるブログ。週1~2本、たまに映画館。

マティス・ヴァン・へイニンゲンJr.監督「遊星からの物体X ファーストコンタクト」

2014-02-24 22:36:15 | ヤ行・ワ行
途中から全然怖くなくなったのはバイオハザードのせい。

マティス・ヴァン・ヘイニンゲンJr.監督「遊星からの物体X ファーストコンタクト」
SFホラー。たぶんこのホラーの部分が問題。途中からバイオハザードにしか見えなくなって、そこからだいぶ耐性が付いた。でもこの手のホラーは苦手だ。なら何故借りたのか。
あぁそうさもっとSF臭が強いと思ったのさ!ホラー要素が強かったとは思わなかった。
(ミラジョボヴィッチのバイオハザードはホラーではなくアクション)

誰が物体X=The thingなのかわからない状況で、しかも周りは氷の世界。逃げ場ナイネー。その状況で火炎放射器を振り回す美人。主人公美人だった。しかもスクリーム・クイーンだとか。これはホラー映画中心に出演する女優という認識でいいのか?
展開もオチもわかりやすいので、ただただ叫びたい人にはいいかもしれないけど、慣れてしまってからは叫べるわけでもなく。宇宙人は気持ち悪かったなぁ。
もうちょっと宇宙船は観たかった。宇宙船の中にあったモザイク状のオブジェもそうだが、とにかく吸収→再構築を繰り返して成長するようなやつなんだろうな。ジャンプの敵にいそうだ。
2があるかどうかはわからないけど、2ではきっと金属に耐性をつけて宇宙人が戻ってくるんだと思う。I'll be back.

蛇足
今回は特にない。
いやあった。
顔が2つになった状態の宇宙人、あれFF7にいたよな。ヴィンセントにたどり着く前の関門だよな。

三池崇史監督「土竜の唄」

2014-02-23 18:35:23 | マ行
いやぁ笑った笑った。

前回映画館で観たのが「永遠の0」だったので、今回余計に気楽に観れた、というか。何と言うか。
三池崇史監督、宮藤官九郎脚本の「土竜の唄」。久しぶりに何も考えずに楽しめる映画を観た気がします。
笑いあり涙ありエロスあり。エロスいいねぇエロス。生田斗真くんの裸にときめいた。
斗真くんに「セックスさせろ!」って言われたら二つ返事でOK出しちゃいますよね常識的に考えて。

皆さん非常にキャラ立ちしているので観てて超楽しい。パピヨンマジイケメンのおっさんだぜ。惚れた。
義兄弟やら相棒やら、盃交わして何やかや。任侠の世界って実際厳しい世界だろうけど胸ときめくのは、元から「お前の背中は俺が守る!」みたいな関係が好きだからであって。思わず萌えすぎて(そして燃えすぎて)背筋がゾクゾク。
男が惚れる男ってかっこいい。顔じゃなくて生き様に。その意味でパピヨンマジイケメン。
(でもパピヨンって評される人って変態やら変人しかいない気がするなぁ…なんでだろ。)
吹越満の警官姿も良かったなぁ。上地は途中までわからなかった。イメージが違いすぎてなんだけど、あのキャラは嫌いじゃない。

蛇足
あっきーにゃがいた。あっきーにゃ可愛い。けれどもあの映画で一番可愛かったのは犬かきする沢山の犬たちだと思う。

ティム・バートン監督「スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師」

2014-02-15 09:27:07 | サ行
歪んだ愛情と、愛情が歪んだ結果の話。

ティム・バートン監督「スウィーニー・トッド」最早説明不要なのではとも思うんだけど。
ジョニデが無表情で首を掻っ捌く話。だがそこがいい。ジョニデ可愛い。
このブログを書き始めてから、観たことある映画の話を書くのは初めてかもしれない。
初めて観たのは大学生の時だったな。ジョニデにハマった時期があって、ジョニデ作品を手当たり次第に観てた。
(ずっと「シザーハンズ」はサスペンスだったと思ってたのはここだけの秘密w)

主人公が復讐のためにロンドンに戻ってきて…みたいな話なんだけど、ね。ストーリーはそんなに複雑ではないし、むしろすごく分かりやすいし、一回観てる映画だから、今回はストーリー以外のところに注目して観てた。
ずっと「ロンドンは魔窟」みたいな歌を最初は歌ってたけど、本当に魔窟。魔窟だよ。今でこそ「霧の都倫敦」みたいなおしゃれな街だけど、昔は公害や病気やですごかったらしいしねぇ。
全然関係ないけど前に読んだロンドンでの黒死病発生と終息までの話を書いた本がすごく面白かった。

こんなに暗い話なのに、ひたすら愛を貫く映画も珍しい。
皆が皆誰かを愛している。でもほとんど誰も幸せになれてない。やりきれないけど、そこがティム・バートンだとおもう。
トッドは、自分が娘まで手に掛けようとしたことに、気付いたのだろうか。


いつもの蛇足
ヘレナ・ボナム=カーターは個人的にこの作品が一番かわいいと思う。次点は「ローン・レンジャー」。3番目に「レ・ミゼラブル」
というかヘレナの衣装が超可愛い!目の下に隈ががっつりできてるのに赤のストライプとかマリンスタイルとかギャップがキモ可愛いだろう!
前は気付かなかったけど、判事ってスネイプ先生なのね。そう思って観てたら腰ぎんちゃくの役人もなんだか観たことある気がしてきてそしたら案の定ハリポタでピーターやってたわ!
それ言ったらヘレナもレミゼ夫婦で出演してることになるしねぇ。
船乗りアンソニーは「Dr.HOUSE」の3人組の一人に似てる気がしないでもない。


ウィリアム・ユーバンク監督「地球、最後の男」

2014-02-04 21:45:26 | タ行
なんだかなぁ、うん、なんだかなぁ。

ウィリアム・ユーバンク監督「地球、最後の男」
ごめんなさいよくわからなかったです。私には哲学的な映画は無理です。
そもそも最初の戦争のシーンと宇宙のシーンがどうつながってくるかが理解できないです。

宇宙のシーン単体で観るとそれなりに面白い。
宇宙ステーションで一人生活する主人公が、何らかの原因により地球上の人がいなくなったことによって、独り宇宙をさまよい続ける、的な。それでも助けを待って何とか生活しようとするんだけど…。この辺りまでこの映画面白い。
で、死のうとして、でも死ねなくて、助けを待つうちにでっかい宇宙ステーションみたいなものに遭遇して、そこには人類の記憶(記録?)が詰まってる。それを発見して…というところでこの映画は終わっても良かった気がするのね。
大きなテーマなんてなくて良かったから、どうやってこの孤独と戦うか、そして最後は少しでも主人公が幸せになれれば良かったかな。

きっと理解できれば面白い映画なんだろうけど、最近当たりが続いてたので、若干肩すかしを喰らった気分ではある。


蛇足
ここ最近見た映画の中では一番のイケメンだった@主人公