記憶の場所

観た映画の感想をつれづれなるままに書き連ねるブログ。週1~2本、たまに映画館。

ミカエル・ハフストローム監督「大脱出」

2015-11-23 22:54:44 | タ行
とりあえずカッコ渋いシュワちゃんを愛でる映画。

ミカエル・ハフストローム監督「大脱出」

シュワちゃんとスタローンが大活躍して脱出をたくらむ映画。いや成功するんだけど。
オチもだいぶ早い段階で推測はできるんだけど。

お髭姿のシュワちゃんが素敵。シュワちゃんは年取ってもシュワちゃん。スタローンは作品を見たことがあるようなないような感じだからアレなんだけれども。

スタローン様作中で2回脱出します。前菜と本命。前菜の脱出の方が見てて面白かった。なんというか、こう、本当に頭を使って脱出してるって感じ。それに比べると本命は力技。アクション映画なんだからそれが正当な見せ方なんだろうけどね。

シュワちゃんスタローンよりも、あの刑務所の中で協力してくれたあの兄ちゃんが良い味出してる。それこそよくいる「最初はツンツン(物理)してるけどそのうち協力的になってくれる」的な。そして死亡フラグ。二挺拳銃で戦ってたりしてるよ。かっこいいよ兄ちゃん。

アクション映画も嫌いではないから見てて面白かった。今度はエクスペンタブルズ見よう。

蛇足
見終わったあと「スケバン刑事」を読みたくなった。梁山泊編。



トーマス・ヤーン監督「ノッキン・オン・ヘブンズ・ドア」

2015-11-17 06:28:09 | ナ行
愛すべきバカの集団。

トーマス・ヤーン監督「ノッキン・オン・ヘブンズ・ドア」
余命いくばくかの男2人が死ぬ前に海を見たいって言って悪いことしまくって警察とギャングから追われながらアレやこれやする映画。
すごくざっくり説明したけど間違ってはいないと思う。

余命いくばくか、というより、いつ死ぬかもわからないって言った方が正しいんだよねたぶん。酔ってたノリもあったんだろうが。
その状態で、「死ぬ前に何をしたい?」って言って、海を見に行くって、まぁロマンあふれる話ではないですか。
もし自分なら何をしようか。

最初無茶をしまくるマーチンに対してルディはちょっと引き気味なんだよな。まぁな。おそらく真面目一辺倒で生きてきたんだろうってのがよくわかるもんね→ルディ。ずいぶんと最後の方には無茶をするようになったもんだ。友情ってすごい。
だんだんマーチンの発作がひどくなって行くのがわかるのよぅ。本当にいつ死ぬかわからない状態だったんだなぁ。その割に寄り道回り道していたような気がしないでもないけど。
ハッピーエンドの方が好きだけど、あんな終わり方も嫌いじゃない。
一個だけ、何でボスがあんなに簡単に二人を解放したのかがわからないのよね。どうしても。「天国では海の話をする」ってのが何か言い伝えでもあるのかしら。そういうわけじゃないのよねきっと。
もう死ぬかもしれない2人組に無駄弾使うのも…なのか?単なる人情か?うーん。これがわかればもう少しすっきりすると思うんだけど。

それにしてもバカが多い。ギャングだけかと思ったら警察もか。銀行もじゃないか。なんというか…シュールよねぇ。
もっとシリアスな話だと思ってたから、思った以上にあほが多くて、そこでやっとコメディなんだって気が付いた。
アクションロードムービーっていうくらいだからアクションも多いんだけど、ちょこちょこバカがいる。
でも観て損はないかな、って感じ。


蛇足
ルディが大○洋に似てる気がする。

デヴィット・エアー監督「フューリー」

2015-11-09 19:48:01 | ハ行
フラグメーカーがいたぞ。

デヴィット・エアー監督「フューリー」
WWⅡ時の戦争ドラマ。舞台は戦場というよりも戦車。なんてったって戦車がホームだからな!
皆家を守って死んでいったんだ…(盛大なネタバレ)

歴戦の勇者であるブラピ様(違う)率いるクルーたちに新人君が配属されたからさぁ大変、ってか。なんか違う。
全体的にどん暗い、暗すぎる話なんだけど、なんだろう、あの何とも言えない、悲しいとも違う。でもすっきりしたわけでもないし。話の展開的には良いことしたんだよね。国の英雄になったんだもんね…。
英雄になるためには犠牲を伴う…ってか。

死線をくぐり抜けてきたからの絆があって、そこに人を殺したこともない新人(某二丁拳銃的に言わせると「処女切ったのはいつだ?」かな?)が入ってきて、彼らがファミリーになるためには人を殺すことが必要だったのかな?
まぁどっちにしろ戦争のさなかで人を殺せないなんてお荷物でしかないだろうけど。仲間を危険にさらすだけだしね。
ノーマンくん、いきなり死地に放り込まれて、いきなり仲間が全滅して、いきなりヒーローになって、彼の心が非常に心配(そこか)

違うんですよ本当はもっと深く重い映画なんですよ。なんですけど、深く重すぎて感想が上滑りするんです。
とりあえず、この映画観た方がよっぽど「戦争反対!」ってなる。

蛇足。超蛇足。
チームメンバーのボイド役シャイア・ラブーフが超イケメン。