記憶の場所

観た映画の感想をつれづれなるままに書き連ねるブログ。週1~2本、たまに映画館。

ギレルモ・デル・トロ監督「クリムゾン・ピーク」

2016-08-21 22:57:56 | カ行
違うこれはホラーじゃない。

敬愛するギレルモ・デル・トロ監督の最新作をどうしても見たくて見たくてたまらなかったので観ることにした。
ホラー嫌いだけど、って思ってたけど、全然平気だった。これをホラーとしてしまったらガンジーが助走つけて殴りかかってくるレベル。

小説家になりたい主人公イーディスちゃんが、悪い男に引っかかって云々ってのが発端なんだけれども。
悪い男がわかりやすく悪い男だし、その姉ちゃんはもっと癖がありそうな感じだし。
あーでも夢破れて支えも失ってってなってるところにちょっと優しくしてくれる男がいたらくらっと来ちゃうよね。

わかりやすく悪い男=トーマスとその姉ルシールが悪いことしてたのが原因でそれにイーディスちゃん巻き込まれちゃったというか運悪くターゲットにされちゃったのね、というお話なのですが。誤算はトーマスが少なからずこれまでのことに罪悪感を覚えていたことと、イーディスにガチ惚れしちゃったことなんだろうな。それ相応の報いは結果あったんだけどな。

ホラーというよりは、「本当に怖いのは人間だよね」って話で、あと愛は人を狂わすってところか。「パンズ・ラビリンス」を作った監督だなって思う。少なくとも「パシフィック・リム」を作った監督ではないw二重人格か?ww

あまりにラストが衝撃すぎて恐怖吹っ飛びましたよ。あんな怖いキャットファイト知りませんよ。スコップを振り回すミア・ワシコウスカ…可愛い子なのに……。
ナイトガウン姿でナイフを振り回すルシール「あんたのせいでトーマスは…!」VSナイトドレス姿でスコップを振り回すイーディス「あんたたち気持ち悪い!」(「 」内はあくまで個人の感想です。)
でもさ、リーチが違いすぎて、最近見た「猫とマンチカンの喧嘩」を思い出したわ。あんなにほほえましくないけど。

蛇足っつーか…さ……
ルシールさんの趣味が悪すぎる。笑

ガイ・リッチー監督「コードネームU.N.C.L.E」

2016-08-08 21:48:09 | カ行
ケツアゴリターンズ

ガイ・リッチー監督「コードネームU.N.C.L.E」
主人公ナポレオン・ソロを演じるのがどこかで見たことのあるケツアg…ヘンリー・カヴィルと気付くところまでは早かったけれども(全世界のヘンリー・カヴィルのファンの皆様ごめんなさい。)、イリヤがアーミー・ハマー=ローン・レンジャーとは気付かなかった。まだまだ修行が足りない。

なんというか、面白いんだろうけど、謎解きがあるわけでもなく、アクションはそこそこあるけれども何ともいえず。この前「キングスマン」を観てしまっているからか若干印象が弱い。
うんあーそうなんだすごいねー、で感想が終わりそう。

個人的に観るべき(聞くべき?)は衣装と音楽。音楽いいよ音楽。この映画のサントラなら欲しい。あと女性陣の衣装がキュンキュン来る。可愛い。
ギャビーちゃんの衣装かわいすぎですよ。まさにポップでキュートな感じですよ。
そしてイリヤ。イリヤ超可愛い。母性本能くすぐられるタイプ。ぶきっちょなんですよ。スパイでやってこうとしてる癖にまっすぐなんですよ。ごまかしとか全く聞かないタイプ。ぶきっちょなんですけどそこがいいんです。この映画のヒロインはイリヤだと思います。
好きな人はソロとイリヤを虎徹とバーナビーに置き換えると面白いですが、どっちかと言えば虎徹というよりサンジくんです。中の人だけに。

蛇足
ソロが一人悠々と脱出してトラックの中で食事するあのシーン。ある一定の年代の人は「ヒロシです…」しか出てこなくなるのでやめていただきたい。
ソロの色気たっぷりのシーンなはずなのにヒロシの顔が脳内をよぎって困る。