記憶の場所

観た映画の感想をつれづれなるままに書き連ねるブログ。週1~2本、たまに映画館。

アレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥ監督「21グラム」

2014-09-09 19:45:47 | ナ行
だーかーらー、時系列がこんがらがってる映画は苦手なんだって!

アレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥ監督「21グラム」
21グラムが魂の重さってところまではジャケットから余裕だったんだけども。

交通事故の加害者と、被害者の妻と、被害者の心臓を移植された男。
で、移植された男ポール(ショーン・ベン)が、自分が誰の心臓を移植されたのか探し始めて、そしたら事故で旦那と娘を亡くしたばかりの
クリスティーナ(ナオミ・ワッツ)に出会って(ちなみにポールは奥さんと上手くいってない)…ってなったらこの2人がデキるのは自明の理というか、普通くっつくよね?的な感じ。
でもって、加害者ジャック(ベニチオ・デル・トロ)はなまじ信心深いもんだから、旦那と娘を死なせてしまったことに罪悪感抱きまくり。弁護士を雇おうとする奥さんを押しとどめ、罪の意識に苛まれる…というか、罪の意識に逃げ込んでる、と言った方が近かったような。

「愛してるならあの男を殺してよ」と叫ぶクリスティーナ。それを実現しようとしてしまうポール。愛って偉大ね。
というかこの映画ろくな女がいない。一番まともなのはジャックの奥さんじゃね?

愛と人生が複雑に絡みあった映画。ちょっと重い。ちょっと?かなり重い。思いが重い。愛も重い。


蛇足
ベニチオ・デル・トロがイケメン。

ペニー・マーシャル監督「レナードの朝」

2014-09-03 21:29:18 | ラ行
いや有名な映画すぎて特に言うことないよね。

ペニー・マーシャル監督「レナードの朝」
たまには冒険もせず、奇もてらわず、普通に良い映画を観たくて、観た。
追悼、ロビン・ウィリアムズってのもあるけど。合掌。

まだまだ映画歴が浅い私としては、ロビン・ウィリアムズは「ナイト・ミュージアム」のケネディ役の印象が強くて、
それ以外の映画と言われるとちょっとすぐには思いつかない感じだったりする。

映画の内容はまぁ有名だと思うので割愛するが。
観てて私の頭の中には「ショーシャンクの空に」と「カッコーの巣の上で」がもやもやしてた。

内容…とは違うが、気になった?印象に残ってるシーンがあるので一つ。
本当に最初の方。ロビン・ウィリアムズ演じるセイヤー医師が着任したての頃のところなんだが、看護師のエレノアにお茶に誘われて、セイヤー医師が断るんだよね。そのあと、セイヤー医師は車に乗り込むんだけど、もうピントがぼけてる背景にもかかわらず、エレノアがセイヤー医師をしばらく見つめてるんだよ。これで、エレノアがセイヤー医師に寄せる好意がわかる。
これが上手い演出なのか、と思ったり。


蛇足…蛇足?
途中までロバート・デ・ニーロとスティーブン・セガールをごく自然に勘違いしてた。