記憶の場所

観た映画の感想をつれづれなるままに書き連ねるブログ。週1~2本、たまに映画館。

マシュー・ボーン監督「キングスマン」

2016-04-18 19:18:22 | カ行
スタイリッシュ大虐殺

マシュー・ボーン監督「キングスマン」
他のDVDの予告で一目ぼれした相方が借りてきた。が、面白い。この映画面白いぞ。
それにしてもアクションがキレッキレである。キレッキレのアクションで大虐殺している。
エルガーの「威風堂々」に合わせて○○が××しちゃうシーンには思わず大爆笑である。これはイギリス的ユーモアととらえていいのか?笑
それにしても汚い花火だ!笑笑


傘で防弾(ロベルタかよ!笑)とか、仕込み靴とか、仕込みペンとか、「僕の考えた最強の○○」みたいな装備に身を包んだスパイ集団キングスマンの活躍から目が離せない!笑
それにしてもイケメン俳優陣(しかも若者からおじさままでよりどりみどり)が皆さまメガネでスーツでびしっと決めつつアクションをこなすさまは非常に愉快で眼福です。
あとガゼルの姉ちゃんのアクション素晴らしいです。あのアクションだけで金取れます。
ストーリーは非常にマンガ的(原作漫画らしいからねー)ですが、それを補って有り余るアクションと疾走感とサミュエル・L・ジャクソン!
この方、いつみても悪役しかしていない気がするのは気のせい?なんとなく、悪役→サミュエル・L・ジャクソンで良い人→モーガン・フリーマンな気がする。偏見。
マーク・ストロングとコリン・ファースにもいつもお世話になっております。

じゃストーリーはないのかというと、ちゃんと主人公は成長するんですよ。主人公のサクセス・ストーリーなんです。良かったねエグジー。
王女様と一発決めれて良かったねエグジー(違)
でも「マナーが人を作る」じゃねーよあんな紳士いてたまるか。紳士だけど、確かに紳士だけど、どっちかというと紳士という名の変態だよ!人間大量殺戮兵器じゃないか!笑

蛇足
個人的には、非常に個人的には、ハリー生存ルートとか、エグジーとロキシーのロマンスとかがなくてとても好感が持てました。なんか違う。



ザック・スナイダー監督「バットマンVSスーパーマン」

2016-04-08 20:39:43 | ハ行
というわけで観てきましたよ。養殖モノVS天然モノ。

ザック・スナイダー監督「バットマンVSスーパーマン」

男祭り、というか、ケツアゴ祭り。もうケツアゴが気になって気になって…!
クラークもウェインも眼鏡が超似合う。眼鏡男子。でもケツアゴ。

アメコミに詳しくないので、バットマン→ダークナイトは全部観た、スーパーマン→昨日マンオブスティール観た、ワンダーウーマン→誰?状態ではありましたが、まぁ、戦闘シーンは素晴らしかったと思います(小並感)
というかバットマン一般人じゃないすか。いくらスーツで強化しているとはいえ、一般人じゃないすか。一人だけ最終決戦は逃げに徹してましたけどそりゃそうですよね!当たり前だ!
個人的にはレックスには自分が怪物化するくらいの思い切りを求めたいです。
あとスーパーマンの彼女は自分から危険に飛び込みすぎだと思います。Mか。Mなのか。

まぁバットマンもスーパーマンもお互いの正義があるでしょうから、それがどこかで衝突するのはあり得る話ですよね。今回は人為的に作られたようですが。
共通の敵ができたからワンダーウーマンも含めて共闘できてたけれども、これあのまま誤解が続いたままでの展開もそれはそれで面白そうだな。どっちが勝つか…って勝負は見えてる気がするけど。
でも面白いシリーズだから頑張って観てみるか、って感じ。

蛇足
入場特典のクリアファイルに載っている「ハーレイ・クイン」がかわいすぎる。マジ天使。

ザック・スナイダー監督「マン・オブ・スティール」

2016-04-08 08:04:09 | マ行
「300」や「ウォッチメン」と同じ監督の作品と言われるとなんか納得してしまう不思議。

ザック・スナイダー監督「マン・オブ・スティール」
基本的にアメコミ系作品は見ない※のだが、「バットマンVSスーパーマン」を観に行く前に観た方が良いとアドバイスをもらったので。
※ダークナイトは面白かった。ジョーカー可愛い。X-MENは2作目で投げた。

アクションがぬるぬる動いて気持ち悪いw(ほめてる)いまどきの格ゲーみたいにぬるぬる。
超人であることの苦悩とか葛藤とかはまぁそりゃあるだろう…ってな感じなので、「(設定上仕方ないとはいえ)両親から晴れ着として贈られる服があんなスーツだったらなえるわー」とか「スーパーマンもゾッド将軍も顔濃いわー」とか余計なことを考えつつ観てた。
この手の映画はストーリーはあってないものとして考えている。

名前は非常に有名だけど結局ストーリーをよく知らない代表作だと思うので、そのストーリーを知ることができたのは非常に大きい。スーパーマンはスーツ補正とか後天的に特殊能力を得たとかじゃなくてガチの異星人なんですね。そこすら知らなかった。
にしてもゾッド将軍順応するの早すぎだろう。クラークだってだいぶかかったみたいだぞ。

ゾッド将軍の「俺はこれしか知らない」という立ち位置は同情を誘う。開き直りにも見えるけれども。目的があるのはいいことだけど、誰かの目的とぶつかることはあるだろうし、そうなった場合「結末は二つに一つだ、お前が死ぬか、俺が死ぬか(by将軍)」と極端な話なってしまうんだろうな、なんて。
将軍の敗北は、運命に縛られない生き方の選択という意味もあるのかもしれない。深読みしすぎ。

あとですね、個人的には、この映画で一番かっこいいのは飛行機で突っ込んだ大佐と編集長だと思うのですよ。
普通の人だけど、誰かのスーパーマンになれる、いいことじゃないですか。

蛇足
途中からクラークのケツアゴが気になって気になってストーリーが頭に入らなくなった。

ジャウム・コレット=セラ監督「フライト・ゲーム」

2016-04-03 22:38:38 | ハ行
オチは雑だと思うの。


ジャウム・コレット=セラ監督「フライト・ゲーム」
犯人の動機が非常にわかりにくい、いやわかりやすいんだけど全然共感できないというか上滑りというか伝わってこないせいで何ともいえないこと以外は非常に面白かった。
主人公ビルに対する個人的な恨みとかでいいじゃん、もう。

ビル(リーアム・ニーソン)はアル中×金欠×トラウマ持ちの数え役満状態の航空保安官。
確かに見た目はやや冴えないおっさん。アクション始めたら超キレッキレ。最後の銃撃シーンとかあそこだけ繰り返し観ても面白いレベル。
「乗客の誰かが犯人」という状態で、一緒に観た人と大推理大会を始めましたが、二人とも大外れ。いやあれ当てられないって。
もうわからなくて「きっと犯人はベッカちゃん!(ロンドンのパパに会うために一人で飛行機に搭乗した女の子。推定8歳)」という斜め上な回答をしそうになった。笑
きっとそんな読みをするのは私だけだろう。

細かいところは雑かもしれないけど、犯人が明らかになるまでの流れは超ドキドキした。この映画、どこに落ち着くんだろうって思った。先が読めそうで読めないし、だんだんビルに不利な状況になっていくし。疑念渦巻く機内、怖いね。
だいぶネタバレになるけれども、「今から20分後に一人死ぬ」という犯人からのメッセージ→ビルと同僚がトイレで格闘戦→ビル勝利同僚死亡→「やっちまったな、ビル」の流れは不謹慎でしたが面白かったです。
この映画は観ても損はないと思います。いや本当に。

蛇足
「弟と彼氏の結婚式に出席するため」という渡航理由は非常に海外的というか日本じゃまだ出てこない理由だなと思いました(雑)