記憶の場所

観た映画の感想をつれづれなるままに書き連ねるブログ。週1~2本、たまに映画館。

D・J・カルーソー監督「テイキング・ライブス」

2013-12-27 14:19:53 | タ行
シリアルキラーも怖いけど、女って怖いw

D・J・カルーソー監督「テイキング・ライブス」アンジェリーナ・ジョリーの作品を観たのはこれが初めてかも。
他人になりすまして生きる連続殺人犯とそれを追うFBIの女捜査官。白骨死体が見つかったことにより事件が明らかになり…というサスペンス映画なんだけど、途中で明らかに「こいつ犯人だろ…?」って思うような奴が出てくるし、サスペンスのハラハラを楽しむような映画ではなかったな。それよりもアンジェリーナ・ジョリー(長い!以下愛称で。)が綺麗で綺麗で。

謎解きをさせるような映画ではなかったな。だって登場人物が主人公と同僚と目撃者しかいないんだぜ。この中で一番怪しそうな奴がそりゃ犯人でしょ。ましてや他人になりすますことを苦としないんだ。なんというか、うん。
それよりも主人公イリアナの執念のすさまじいことよ。捜査官としての意地か、女の執念か。途中からは捜査官<女だと。捜査官としての立場を利用して女として意趣返しをしたように感じた。女って怖いw
(実際退職したと見せかけるおとり捜査ってやったりするのだろうか)

蛇足
映画もドラマも漫画でもたくさんたくさんベッドシーンを観てきたけど、この映画のベッドシーンのアンジーが一番色っぽかった。

ミロシュ・フォアマン監督「アマデウス」

2013-12-22 16:29:50 | ア行
クリスマスだし華やかな映画を観たかったの。

ミロシュ・フォアマン監督「アマデウス」
絢爛豪華な男たちの戦いとでも言ったところか。男だって嫉妬するのよね。しかも今まで「高潔・勤勉」を貫いてきたというのに、
相手は自分より下品で怠慢であり、なのに自分の愛する音楽の才能には恵まれている、という。
半分狂ったような老人が自分の過去とモーツァルトとの確執について滔々と語る。そしてそれが真実かどうか知るすべはない。もしかしたら主人公サリエリの妄想かもしれないものね。その可能性だって否定はできない。
そういう狂気があったな、全体的に。

サリエリも決して才能がない人ではない、むしろ指導者として非常に優れた力を持っている人のようだったし、時代が悪かったとでもいうのかな。サリエリがプロデュースすればモーツァルトはもっと伸びたのかもしれん、とは思った。ifについて語るのは趣味ではないのでこのあたりでやめておくが。
サリエリ役の人の演技好きだわ。あまり映画とかには出ていないようで残念だけど。他の作品も観てみようかしら。

音楽家がテーマだけあって、音楽が豪華。バスーンの音色おいしいです。そういえば、吹奏楽部だったとき、自分の音を聴いてみたことってなかった気がする。モーツァルトのオペラをつまみ食いできるのでそれも美味しい。「フィガロの結婚」なんて、曲だけは知ってるけどどんなストーリーかいまだによくわからないしね。どうしてこの作品ができたのか、少しだけではあるがわかるのでそれも面白い。


蛇足
モーツァルト夫人役が妙に美人。かわいい。

スティーブン・ポリアコフ監督「ヒトラーコード39」

2013-12-11 21:05:32 | ハ行
ヒロインが割と美人

スティーブン・ポリアコフ監督「ヒトラーコード39」。1939年イギリスを舞台にしたサスペンス映画。
ヒューマンサスペンスだな。戦争と政治の狭間に迷い込み、巻き込まれた一人の女性のお話。
父ちゃんは力のある政治家、弟は外務省職員、妹は宮廷勤めという華麗なる一族の一人(でも養子)の主人公が、父の物置から謎のレコードを発見して…というストーリー。このレコードがなければ、姉はただ一人何も知らず幸せに生活していたんだろう。
ただ、ただこのレコードを発見してしまったばかりに、友人や恋人が死んでしまって、家族から軟禁状態にされ…。
だんだん人間不信になる映画だった。誰が味方で誰が敵なのか。少なくとも家族(と思ってた人たち)は母を除いて敵に近い存在だったのかね。味方に軟禁されるってのもどうもね。
主人公が狂気と不安に追いやられていく様がリアルで怖かった。というかあの妹怖すぎるぜ!不思議ちゃん系美人。絶対あの妹が主犯格で何かやらかすって思ったもん!あれだ、「くまちゃんと遊ぶの~♪」とか言ってテディベアの首をねじ切りそうなタイプ。
熱中すると主人公と一緒に不安の渦に巻き込まれてくぜ!ラストだけどうしたかったのが良く分からなかった。家族ならだれでも良いから再会したかったのかしら。それとも死んだと思われていたところに突如現れて、顔も良く覚えていないような親戚を逆に不安に追いやりたかったのかしら?よく分からん。当の本人の口から真相を聴きたかったというのはあるんだろうけど。
借りて観ても損しない映画ではあるな。時間も適当だし。

そして今回特に蛇足がない。
あえて言えば、1900年代前半の洋装って素敵よね。私好きだわ。