神足勝記を追って

「御料地の地籍を確定した神足勝記」を起点として「戦前の天皇・皇室・宮内省の財政について」のあれこれをとりあげる

No.362 被団協・田中煕巳さんの演説再読

2024-12-12 23:26:29 | 時評
(1)昨日(11日)、『朝日新聞』27面に載った「ノーベル平和賞 被団協・田中煕巳さん演説(全文)」を読みました。たいへんすばらしいと思いましたから、これからいくらかのことを引用して書きました。ところが、今日(12日)の『しんぶん赤旗』4面の「主張」を読んだところ、次の1節が眼にとまりました。特に下線部分に注してください。

(2)田中さんは講演で、援護施策の拡充を勝ち取ってきた運動の歴史を語りました。しかし、「何十万人という死者に対する補償は一切なく、日本の政府は一貫して国家補償を拒み、放射線被害に限定した対策のみを今日まで続けてきています」と力を込め、しかもこの言葉を2度繰り返し、強い憤りを表しました。

(3)これを読んで、私は怪訝に思いました。田中さんが「2度繰り返し」たところがあっただろうかと。そこで、読み直してみました。しかし見つかりませんでした。
 『朝日新聞』には「・・・演説(全文)」とありますから、よもや削るなどということはしてないだろうと思っていましたが、念のため、『しんぶん赤旗』3面に掲載されている「日本被団協ノーベル平和賞受賞式 田中煕巳代表委員の公演(全文)」を読んでみました。
 なお、こちらのタイトルは「・・・講演(全文)」ですが、講演を文字化したものですから、『朝日新聞』で「ふもと」、『しんぶん赤旗』で「麓」というような差異のほかに違いはないといってよいと思われます。問題は「2度繰り返し」たところです。それがありました。

(4)上の(2)の「 」の文章にあたる箇所から引用し直します。下線部分が欠落箇所です。
「何十万人という死者に対する補償は一切なく、日本の政府は一貫して国家補償を拒み、放射線被害に限定した対策のみを今日まで続けてきています。もう一度繰り返します。原爆で亡くなった死者に対する償いは、日本政府は全くしていないという事実をお知りいただきたいというふうに思います。
 
(5)では、『朝日新聞』はこの件をどうしたでしょうか。
 実は「12日付」の27面に「政府の責任を問う「予定外」の発言」として載せて次のように書いています。
「田中さんは授賞式のスピーチに予定していた原稿にはなかった発現を盛り込んだ。11日午前に開かれた会見で、「ふと衝動的に決めた」と明かした。「戦争犠牲者に対する国家補償は日本だけでなく国際的な問題でもある」として、世界全体で関心をもってほしいという願いから繰り返したという。」
 
(6)しかし、この釈明は変です。
1.『朝日新聞』は演説をチェックしないで掲載したのでしょうか?「(全文)」と書いていながら全文でなかったお詫びをきちんとすべきです。
2.田中さんは、演説では「・・・日本政府は全く〔補償〕していない」と政府批判をしたのです。ここを欠落させたことが意図でないとすると、お詫びもないままに、「衝動的に決めた」とか、「国際的な問題云々」という裏話で済ませていますから、これは、「全文」といいながら、「演説チェックをサボった誤魔化し」でしかありません。
3.「政府の責任を問う」とタイトルをつけています。違うとは言いませんが、田中さんが言いたいのは、そのような生ぬるいことでなく、これまでも、そして現在も牢固としてしがみついている核政策と一体となった無補償政策なのです。それはこの演説の全体を読めばわかることです。もっとまじめに扱うべきでしょう。

    

【コレクション 133 大川周明関係文書】
 大川周明については「No.93 酒田行」でも触れました。個人的には高校の時の担任(世界史担当)の大川純三郎先生のおじということがあります。いくらかの本を読みましたが語るほどではありません。下の写真を見ると、風貌がそっくりです。残余は前にも書きましたから略します。
 このパンフレットの大きさはA4判、4㌻です。A3判の用紙を二つ折りにしてできています。全体は、
 1㌻ 下に掲載 A5判 848㌻ 定価:19000円 芙蓉書房出版
 2㌻ 下に掲載 略
 2・3㌻ 内容紹介 1.論文 2.収録者
 4㌻ 組見本 刊行案内 

     1㌻ 


      2㌻


 以上です。

 時間がなくなりました。今日はここで。
 
    
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No.361 被団協・田中煕巳さんの演説

2024-12-11 23:02:38 | 時評
 *メンテナンスのため、投稿が遅れました。

(1)ノーベル平和賞 被団協・田中煕巳さんの演説を読みましたか。ぜひ、これを読んで広めましょう。世界のどこの国にたいしても通用する演説と思います。画期的なすばらしい演説です。

(2)戦争の被害は国民が受忍すべきものとする日本政府にあらがっての、原爆被害は戦争を始めた国が償うべきものという運動、核兵器は非人道的兵器で、人類と共存できないすみやかに廃絶すべきものという運動、こうした運動がいま世界的に認められているさなかに、ウクライナ戦争ではロシアが核の威嚇をおこない、ガザ攻撃ではイスラエル閣僚が核攻撃を口にするなど「核タブー」が崩されようとしています。

(3)2017年7月7日に122ヶ国の賛同を得て「核兵器禁止条約」制定されました。
 日本は世界で唯一の戦争被爆国です。ですから、二度と原爆の惨禍が起こらないように、率先してこれを批准して運動の先頭を切るべきはずのところを、この批准をためらって「核の威嚇による平和」の側に立っています。歴代首相の中には被爆県の出身の人もいるにもかかわらず、核依存から抜け出ることができていません。

(4)田中さんは次のように演説しています。
「・・・とりわけ核兵器国とそれらの同盟国の市民の中にしっかりと核兵器は人類と共存できない、共存させてはならないという信念が根付き、自国の政府の核政策を変えさせる力になるように願っています。」
 みなさん頑張りましょう。これが進歩の方向です。

(5)このブログでは、これまでいくつか戦争に関わるものを載せました。特に原爆に関するものは3点ありました。ここに再録します。
 1.「No.275 被爆者からの伝言」に載せたもの


 2.「No.256」に載せたもの



 3.「No.256」に載せたもの


 今日は以上です。
 
 【生い立ちの風景】
 1.妙義山〔みょうぎさん〕:
 藤岡市4丁目の交差点から西を見ると、正面に峩々とした妙義山が見えます。少し拡大しましたから実際はもっと小さいですが、構図はこの通りです。
     


 2.浅間山〔あさまやま〕:
 私が小学校1~3年のころに育ち遊んだ祖母の家の南側の通りです。正面奥右が祖母の家です。今は孫の代になっています。この道で西を見ると、正面に浅間山が見えます。浅間山は長野県と群馬県に跨る山ですから、上毛三山〔赤城山・榛名山・妙義山〕には数えていません。
    

 3.ヒガンバナ:
 上の写真の反対側100mくらいのところにある墓地・道祖神などがある一画です。 
    

 今は周辺に住宅や保育園などもできて、明るく安心して通れるところになりましたが、昔は人里離れた畑の中の鬱蒼とした不気味なところでした。ここに咲いていたヒガンバナが薄気味悪かった印象がずっと抜けず、つい最近までヒガンバナのことを「墓場の花」と思っていて、好きになれませんでした。
 ちなみに、ここの少し東にある「麺房 そば康」で食べたせいろは絶品、オススメです。

 4.白石の民家の風景:
 藤岡市の西にある鮎川を渡って少し歩くと白石の交差点につきます。そこを少し北に行ったところに見えた民家の風景です。
    
 ここからもう少し北に行くと、この辺りで有名な前方後円墳が二つありあります。それは明日紹介しましょう。
 
 5.今日の月:
     


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No.357 マルクス=エンゲルス全集

2024-12-07 23:30:12 | 時評
(1)韓国の民衆の底力はすごいですね。ユン・ソンニョル大統領が3日夜に宣言した「非常戒厳」を4日未明に解除に追い込んで、しかも大統領にお詫びの演説をさせました。

(2)「非常戒厳」で、集会・デモなどの政治活動を禁止し、メディア・出版を制限しようとしました。軍隊が出動して国会でもみあいになり、国会の機能が妨害されました。
 これは、日本でいえば、立法機関である国会の権限(立法や審議の機会)を内閣が奪い、国民の権利などを内閣が定める「政令」で規制・停止できるようにしようとしたわけです。ですから、これを許せば民主主義は滅びてしまいます。圧殺です。ユン大統領は、自分や夫人の問題などもあり、政治的行き詰ってこのような横暴に走り、民主主義に敵対したわけです。

(3)ちょっと話がズレますが、選挙になると「議員数が多い」とか「議員を減らす」と大声でいう人や政党があります。
 ここで、「立法機関である国会」は、政府の政策や政治姿勢を審議の機会を通じて「行政機関である内閣」の姿勢を正しています。言い直すと、国会は、政府が日本国憲法の精神に基づいて国民の権利の実現や要望を適えることを求め、また自ら政策立案して提案し、立法化し、政府にそれを遵守して働くように求めるとともに、政府が無駄なく効率よく行政をおこなっているか監視しています。
 議員数は何人が適正かは難しい問題ですから、それはいま措くとして、議員数が少ないと行政に対する目配りが不足して、行政が野放しになり、政府のやりたい放題になります。

(4)つまり、議員定数削減をことさらに言う人や政党は、国民には「経費削減」を言って人気取りをし、実は議会の役割を軽視して、行きつくところは、「議論ムダ」、「議員無用」、「議員歳費はコスト」となり、少ない議員で審議は形式的におこない、審議が混乱してきたら「戒厳令」に飛びつくのかもしれません。そういう気配のある政党ありませんか?

    

【コレクション 130 マルクス=エンゲルス全集】
 現実生活の中では、正しいものをないがしろにしておいて不正解の中から正解を求めようとするという風潮が顕著です。たとえば、天動説と地動説です。地動説は誤りだ、天動説が正しい、といって、天動説の範囲内で天体の関係を説明しようとするようなことです。
 もちろん、今日では天動説が正しいということでは成り立ちません。しかし、地動説が正しいことを理解したうえでも、天動説が役立つところがあります。
 昔の話では地主と小作の話があります。地主は小作人がいなければただの土地持ちです。小作人が土地を借りてくれ、収穫物の一部を小作料として払ってくれるから土地所有者は地主として生活ができるのにも関わらず、「自分の所有する土地が小作料をもたらす」と考えます。
 マルクスやエンゲルの著作をあれこれと解釈するだけで生涯を終わっていくだけの「研究者」が多いですが、その多くは紙くずです。私が知っている大学教授の中には、自分の在職中はマルクスのことを専門として飯を食っていたのに、その大学を停年になって別の大学に転職する段になったらにわかにマルクスは間違っていると本を書いた人もいます。
 大事なことは、マルクスやエンゲルスをできるだけ理解するように努め、現在の問題に生かすことです。
 これは、大きさはB5判8㌻です。B5判4枚分の横長の用紙を、最初に左右から4分の1を折り込み、できたものを二つ折りするとできます。推薦文などはありません。
 全体は、
 1㌻ 下に掲載
 2㌻と7㌻ 下に掲載
 3~6㌻ 内容目次
 8㌻ 刊行案内と関連宣伝 略    
       1㌻


        2㌻


        7㌻


 以上です。
 
 1.山茶花の来客
    

 2.公園のけやき
    

 3.つかの間の夕焼け
    

 4.月を見落とし 代わりに金星
    

 今日はここで。
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No.344 学問をする社会的責任

2024-11-25 00:01:05 | 時評
(1)日本維新の会共同代表の吉村洋文氏(大阪府知事)が、兵庫の県議会の「自主解散」を言ったようです。しかし、それは難問題です。

(2)確かに、斎藤知事はとりあえずは再選されました。そして、これは「議会の斎藤知事不信任決議」を「県民が支持しなかった」ということです。しかし、「議会に対する不信任決議」ではありませんし、「議員に対する辞職勧告」でもありません。これは、「議会に対して斎藤知事と共に県民のために尽くしてほしいという意思表明をしたもの」と見るべきです。「打開策を講じよ」ということです。
 現実問題として、選挙には20億円近い経費?がかかります。なによりも、もう年暮に差し掛かっていて、国も地方も来年度予算編成に追われる時期になってきています。ですから、信を問うにしても来年の春先までは避けなければなりません。

(3)それから、昨日の「折田楓氏の記事」です。
 折田氏は、「自己顕示欲が強い人」のようで、「斎藤氏の選挙戦の舞台裏」を「自慢話として公表」してしまいました。その内容の通りなら「公選法違反」です。
 そうすると、折田氏は、県の委員をやってきて現にやっているわけですから、その人が知事選の広報をしたことの問題などを問われるだけでなく、なによりも公選法違反の責めを負わなければなりません。
 また、「当選したことになっている斎藤氏」も公選法違反ですから失格となります。つまり、選挙は、再度やり直しになります。そうなら、議会の斎藤知事への不信任決議はまだ有効で、知事選挙をやり直すことになるでしょう。

(4)科学や知識は、使い方を誤ると多くの人に被害を及ぼします。その現われが武器であり、なんといっても核兵器・原爆です。
 折田氏はつぎのように言ってました。
 「今回の知事選は、兵庫県の未来だけでなく、今後の日本、そして政治や選挙の在り方にさらに大きな影響を与える重要な選挙であった・・・」
 折田氏の「自慢話」が本当なら公選法違反です。そして、この告白もたんなる「自慢話」にとどまらず、折田氏の無知をさらけ出したものとなります。

(5)折田氏が学歴を、慶応大学卒、フランスEssec大学留学、と書いていましたが、公選法違反なら、自分が習得したSNSの技術で兵庫県民をたぶらかし、歴史にない酷い政治的事件を引き起こしたことを自慢したことになりますから、大学で学ぶことの社会的責任はどうなるでしょうか。
 おまけに、起業して、その分野の「識者」として県の委員にまで入り込んでいる・・・となります。
 言うまでもなく、斎藤知事は、この問題の決着がなくては政治に打ち込めないでしょう。資格がそもそも疑わしいのですから。事態は深刻です。

   

【コレクション 118 世界の模様】
 すでに何度か書きましたが、コレクションといっても、目についたものを拾ってきておいたというだけです。自分なりに考えるところがなかったわけではありませんが、とりあえずは、「楽しそうなもの」を集めたわけです。今日のはまさにうっとりします。楽しんでください。


        インドネシアの鳥獣模様:バティックというそうです

 この大きさは、A4判、16㌻です。A3判4枚を重ねて二つ折りしてできています。
 全体は、
 1㌻ 上掲
 2㌻ 刊行挨拶
 3㌻ 本全集の特色
 4~13㌻ 内容見本
       *5㌻と13㌻を下に載せました。ご覧ください。ほかも同じ形式です。
        なお、全巻の概要(15㌻)を最後に載せました。
     
        5㌻       


        13㌻


        15㌻

 
 16㌻ 裏表紙 内容の一部紹介 
  以上です。

 1.残した柿
   
     柿の実の 空に届いて 我を見る

 2.カタツムリが日向ボッコしていました。
   
    カタツムリ 今は動かず じっと動かず
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No.343 極・窮・谷・きわまる・キワマル  

2024-11-24 00:15:40 | 時評
(1)今日は、偶然、郷原信男氏の兵庫知事選についての記事に出会い興味深く読みました。
 詳しいことは直接に検索していただくとして、かいつまんで言うと次のようになります。

(2)兵庫県で3月に匿名で内部告発があった。告発者として特定された県民局長は、3月末で退職予定であったが、特定されて懲戒免職となった。
 一方、県議会に設置された百条委では、問題が「斎藤知事のパワハラ問題」として取り上げられ、当の元局長も出席が予定されていたが、直前に自殺した。
 問題は、県民局長の外部告発が「公益通報」に該当するか否かであった。公益通報なら、県の「匿名通報の犯人探し」や「通報者の不利益処分」は「公益通報者保護法違反」になるが、百条委の視点がその問題から反れて、「自殺」と「パワハラ」がクローズアップされ、パワハラで自殺が起こったかの誤認が生じていた。
 さらに、この斎藤問題の性格がメディア報道で単純化されていて、県民に曖昧かつ不正確にしか理解されていなかった。
 そこへ、ネット上で、この曖昧な認識を覆すほどの「斎藤知事に有利な断定的な発言」が発信され拡散され、斎藤当選となった。

(3)この「発信」をしたのは「折田楓〔おりたかえで〕」という人です。この人は、自分のホームページでいろいろと発信しています。まず略歴です。
  仏Essec大留学。慶大卒。仏大手金融機関勤務。株式会社Merchuの創業者・代表取締役。
  2021年 兵庫県地方創生戦略委員
  2022年 兵庫県eスポーツ検討会委員
  2023年 兵庫県空飛ぶ車会議委員 西宮産業振興議会委員
 県の「委員」が、「渦中の知事」の選挙広報を担っていたとは、なんか違和感を感じませんか。この間の動きをもっと具体的に知りたくなります。

(4)この人はつぎのように言っています。
 1.「広報全般を任せていただいた」
 2.「デザインガイドブックを」作成し、「選挙や看板を製作してくださる業者に配布」して「仕上げていただいた」
 3.「東京の大手の代理店でなく、兵庫にある会社が手掛けたということもアピールしておきたい」
 4.「約1ヶ月半、・・・全身全霊で向き合ってきた」
 ここまでにしますが、変ですね。
 ことは商品の販売戦略を練っているのでなく、知事選挙です。
 「東京の大手の代理店」は無償〔ボランティア〕で広報を引き受けることがあるでしょうか?それを「兵庫にある会社」がやったことを「アピールしておきたい」、つまりMerchu(株)が
やったといっています。
 そしてその内容は「広報全般」、具体的に「デザインブック」を作成して「業者に配布」した、つまり仕事を差配・指示した。「約1ヶ月半」も「全身全霊で向き合った」といってます。
 
(5)「大手の代理店」は無償では仕事を引き受けないでしょう。
 では、お金・報酬を受け取ったのでしょうか。
 受け取っていれば、公選法違反では?
 受け取っていないとすると、スタッフは皆ボランティアでしょうか?
 しかし、この会社は兵庫県の「ミモザ企業認定」を受けているという投稿があります。それが正しいなら、「労働法令に違反する事実がない企業」のはずですから、従業員のSNS運用業務に対価が支払われていることになります。そのお金はどうしたのでしょうか? だれが負担したのでしょうか? 誰からももらわずに会社が負担したとすると、会社に不利益を与える行為ですから「背任」ではないでしょうか?

 (6)その他に、「オフィス」での作業中の写真が載せられています。そこには、撮影設備・機器もあります。これがもしボランティアだとしたら、会社の施設を使って本来の目的でない事業をやっているところを宣伝したことになり、ウソの宣伝では?
 
 もう、ネットだけでなく、マスコミもこの間の動きの悪さを反省してか動き出しています。沸騰し始めています。あの選挙は異常でした。われわれはもっとしっかりしなくてはいけないでしょう。

    
    かの時の 思いはかなき 野辺の花

【コレクション 117 馬場辰猪】
 今日は、福沢諭吉が愛してやまなかったという馬場辰猪です。
 「その非常な勉強によって蓄積した学殖と、常に民衆の立場からの見識と共に、きわめて高潔な志操の持主であった」と富田正文氏は「推薦文」で評しています。



 この大きさは、B5判6㌻です。B5判3枚分の横長の用紙を、最初に左から3分の1を、次に右から3分の1を折り込んでできています。
 全体は、
 1㌻ 上掲
 2㌻ 推薦文 富田正文 高潔な志操の持ち主
        遠山茂樹 在野の志を貫く苦闘の生涯
 2~3㌻ 全4巻の内容
      馬場辰猪君—追弔詞― 福沢諭吉払涙記
 4㌻ 本文組方見本 
    体裁:四六判 平均400㌻ 定価:4700~5200円
 5㌻ 刊行にあたって 1987年7月 岩波書店
    本全集の特色
    *下に載せました。



 6㌻ 刊行案内 1987年10月23日 
    実物大写真
  以上です。
 
 アメリカも、ロシアも、ガザも、どんどん悪くなっていきます。不当なものがはびこるのは我慢できません。その点、神足勝記もそうでした。
 彼は幕末・明治の人なので、今から見ると我慢ならない思想もありますが、しかし、不当なものを放置したり許す人ではありませんでした。だから、もし彼が今いれば、きっと話ができます。それから、カネを大事にする人とカネの亡者は違います。その点でも、神足はしっかりした人でした。

 昨日、庭のバラを切って部屋に飾っておいたら、今日になって、珍客が申し訳なさそうに出てきました。
    


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